バイエルンは9日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第1戦でアーセナルのホームに乗り込む。トーマス・トゥヘル監督の前日会見でのコメントをアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えた。

　対戦相手のアーセナルが現在プレミアリーグで首位を走る一方、バイエルンはブンデスリーガで首位レバークーゼンと16ポイント差の2位。DFBポカールではザールブリュッケン(3部)に1-2で負け、屈辱の2回戦敗退となった。

　トゥヘル監督はここまでの成績が批判に値するものだと認めると同時に、好調を維持するアーセナルに称賛の言葉を送っている。

「カップ戦とリーグ戦でのパフォーマンスを見れば、批判されて当然だ。それは受け入れるよ。私たちのパフォーマンスの一貫性は、私たちが期待するものではなかった」

「アーセナルは現在プレミアリーグで最高のチームだ。全ての統計がそれを証明している」

「セットプレーでもヨーロッパ最高のチームだ。我々は少し遅れている。我々は彼らの長所を把握している」

「彼らは(ミケル・)アルテタの下で文化が変わった。今それが報われている。彼らは世界で最もタフなリーグを支配しているんだ」

「彼らは非常に高い戦術レベルにあり、ボールに対して非常に安定している」

　現在のチーム状態は対照的だが、欧州CLの決勝トーナメントでは過去に4回対戦し、全てバイエルンが勝利。さらに2005-06シーズンの準優勝が最高成績のアーセナルに対し、バイエルンは通算6度の優勝を誇る。

　トゥヘル監督は「チャンピオンズリーグでの経験は我々の方が豊富だ。チャンピオンズリーグはプレミアリーグとは違う。その経験を生かしたい」と自分たちの強みを語り、難敵撃破を誓った。

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