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古巣ドルトムント凱旋のクロップ監督「アドバンテージは彼らの戦い方を知っていること」

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 ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは7日、敵地でドルトムントとのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦を迎える。昨季まで指揮した古巣との対戦に臨むクロップ監督が、試合への意気込みを語った。『UEFA公式サイト』が伝えている。

 2008年から昨季までの7年間、ドルトムントを率いたクロップ監督。かつての教え子たちのプレーレベルの高さは誰よりもよく知るが、一方でそれがアドバンテージになるとも話す。

「ドルトムントはクールな戦い方をする。恐れることなく前線へ上がってくるし、アグレッシブだから容易にはいかないだろうが、我々もしっかりと準備しているよ。彼らを倒すことが簡単なら、もっと前にほかのチームがその方法を発見しているはずだ」

「今大会の優勝候補はドルトムントだと言ったが、それに反論する人はいないだろう。我々に1つだけ、ほんの小さなアドバンテージがあるとすれば、全員が近年のドルトムントの戦い方を知っているということだろう」

 クロップ監督はリバプールの監督に就任後、初めてドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パルクに帰還する。「サッカーではいろいろなことが起こり得る。特にこのスタジアムではそうだ。トップの中のトップというレベルのプレーが必要になる。自分たちの実力を出し切ることができれば、狙い通りの接戦に持ち込めるはずだ」と、慣れ親しんだかつての本拠地でのプランを明かした。

 プレミアリーグで現在9位のリバプールにとって、ドルトムントの2連戦は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得するための大きな関門となる。「我々は運良く少し早くここに来られたので、昔の友人たちと旧交を温める時間が持てた。だが明日は違う。これは試合であり、我々も試合のことだけに集中してドレッシングルームに直行する」。リバプールの指揮官は感傷に浸ることなく、目の前の一戦に集中する。

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