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ロスタイムのヘディングを悔やむ岡崎 「自分の技術的なミス」

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[6.1 DFBポカール決勝 バイエルン3-2シュツットガルト ベルリン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)決勝が1日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで行われ、バイエルンがシュツットガルトに3-2で競り勝ち、3シーズンぶり16回目の優勝を飾った。シュツットガルトのFW岡崎慎司は0-3の後半18分から途中出場。1点返したあとの同35分、ポスト直撃のミドルシュートがMFマルティン・ハルニクの2点目につながるなど積極的なプレーでシュツットガルトに流れを引き寄せた。

「自分の交代直前に0-3になったので、2-3という結果で終わることは予想できなかった」。失うもののない3点ビハインドでの投入。リスクを恐れない果敢なプレーが攻撃を活性化した。

 1-3の後半29分にはハルニクの右クロスに走り込み、左足で合わせたが、シュートはミートし切れず、GKの正面。同35分、DF酒井高徳の右CKのこぼれ球をPA手前で拾って右足を振り抜くと、今度は左ポストを直撃した。それでも跳ね返りをハルニクが押し込み、1手差に詰め寄ると、後半ロスタイムには酒井のFKにバックヘッド気味に合わせたが、シュートはタッチライン方向に飛んでしまった。

「自分も決めないといけない場面があった。今日はやってやろうという気持ちだったので悔しい。(後半ロスタイムのヘディングシュートは)落下点を読み間違う自分の技術的なミスだった」。そう唇をかんだ岡崎。「結局、バイエルンが優勝したけど、勝たなくてはいけない試合だった」。ブンデスリーガ、欧州CLとの3冠を達成した王者を崖っ縁まで追い詰めただけに、悔しさも倍増だった。

(取材 了戒美子)

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