ブラジルW杯欧州予選の第8節が10日に各地で行われた。C組で首位に立つドイツは敵地でフェロー諸島と対戦し、3-0で勝利した。2位のスウェーデンも今節は勝利したため、W杯出場確定は次節以降に持越しとなったが、2節を残してスウェーデンには勝ち点5差をつけており、依然としてドイツが本大会出場へ優位な立場にいる。

　試合後、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は「この試合で勝ち点3を得ることは、我々にとって義務だった」と勝利に安堵の表情。「試合は期待された通りのものだったよ」と3発決めての完封勝利を喜ぶと、「相手は10人でペナルティーエリア周辺を守っていた。もし批判点を挙げるとするならば、フィニッシュの部分だろう。我々は更に取り組んでいかなくてはならない」と課題を挙げた。

　また強烈なミドルシュートを放ち、見せ場をつくったMFユリアン・ドラクスラーは「10人が立ちはだかるのならば、こじ開けるのは困難だし、穴を見つけるのは難しい。でも最終的には3-0で勝利したし、それはふさわしいものだったと思う。これでW杯にまた一歩近づいた。それが重要なんだよ」と試合を振り返った。今後ドイツは、10月11日にアイルランドをホームに迎え、同15日の最終節では敵地でスウェーデンと対戦する。

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