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セードルフ:「クラブから最後通告は出されていない」

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チームの大半を望んでいないとの発言報道も否定

 ミランクラレンス・セードルフ監督が、クラブから最後通告を出されたとの報道を否定した。また、現在のチームを批判する発言をしたとの報道も否定している。

 就任から12試合で4勝1分7敗と、不振のミランを立て直すことができていないセードルフ監督。イタリアメディアは、23日のラツィオ戦、26日のフィオレンティーナ戦と、アウェー2連戦で結果を出せなければ、クラブが指揮官を解任すると報じている。

 だが、セードルフ監督は22日の会見で、最後通告報道について次のように否定した。

「会長からもガッリアーニCEOからも、あと2試合で(解任の)決断をするという連絡はない。私は契約にサインする前、将来への準備をしなければいけないと言われた。クラブから反対のことを言われるまでは、それで変わらない。私は選手たちがうまくやってくれると確信している。そのために全員で仕事をしているよ」

 ミランのウルトラス「クルバ・スッド」のリーダーの一人は、セードルフ監督が就任から1週間後、チームの4分の3は自分が望む選手たちではないと話したと明かしている。だが、セードルフ監督はそのようなことを言っていないと否定した。

「私はそういうことを言っていない。現役のときも、監督になってからはなおさら、グループについてそういう風に話したことはない。友人との間でもね」

 セードルフ監督は先日、アドリアーノ・ガッリアーニCEOと会談。同CEOは遠征に帯同し、指揮官の監視役になると報じられた。セードルフ監督はガッリアーニCEOがそばにいることに満足だと話している。

「私がガッリアーニにそばにいるように頼んだんだ。サインする前に同意したことだが、すべてを一人でやることはできない。とても建設的な話し合いだったよ。彼には私やチームのそばにいる用意がある」

 現状の責任について、セードルフ監督は次のように語った。

「引き継いだことについての責任は私にない。ここに来てからやってきたことについて、私に責任があることは当然だ。例えば、チームのフィジカル面だ。11か月前につくられたことだからね。もちろん、我々が負けた試合に対する意見や批判を聞くことは何の問題もない」

 また、ブラジルのメディアから、選手としてボタフォゴに残っていた方が良かったのではないかと問われると、セードルフ監督はこのように述べている。

「引退する前に、この素晴らしい挑戦に臨むかどうかをよく考えたのは当然だ。ブラジルから支えてもらえるのはうれしいよ。今後の試合でうまくやれるように願っている。私が就任してから何が改善されたか? フィジカル面は確かだね。メンタリティーや、反撃する力だ」

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