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ソシエダがベラのハットでエルチェ撃破、初勝利のモイーズは満足感

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ただプレミアとリーガの違いには不満も…

 28日のリーガエスパニョーラ第13節、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのエルチェ戦を3-0で制した。

 サイド攻撃を中心にエルチェの脆弱な守備を切り崩したソシエダは、FWカルロス・ベラが決定力を発揮した。メキシコ代表FWはまず3分にDFカルロス・マルティネスの折り返しからヘディングシュートを突き刺し、32分にはMFシャビ・プリエトのスルーパスから2点目を記録。さらに53分には再度C・マルティネスのお膳立てからネットを揺らして、ハットトリックによって勝ち点3をもたらした。

 ソシエダ指揮官就任後2戦目で初勝利を手にしたデイビッド・モイーズ監督は試合後、ベラの披露したパフォーマンスを絶賛している。スペイン『アス』が同監督のコメントを伝えた。

「今夜の我々はカルロスという特別な才能を手にしていたね。試合を通して彼が違いを生み出していたこと、それによってエルチェを打ち破ったことに疑いの余地はない」

「アノエタでのデビュー戦で目にできたものに満足しているよ。もちろん、まだ始まったばかりであり、これから改善していかなくてはならない。しかし選手たちの姿勢は素晴らしかったし、リアソールでの試合(前節デポルティボ戦、0-0)と比べて良くなっていたよ。失点を防いだだけでなく、攻撃でもダイナミズムとスピードを手にし、3得点を決めることができたね」

 金曜開催であったことも含め、3万2000人を収容可能なアノエタの観客数は1万7000人にとどまった。これを受けたモイーズ監督は、ソシエダファンに対して次のようなメッセージを口にしている。

「ファンには満足している。試合を通して支えてくれ、チームもその応援に気付いていた。ただ、ここではイングランドの伝統とはまた違う形で試合が観戦されている。だが観衆が我々とともに試合に臨み、より身近に感じられたら素晴らしい。チケットが売れ残らず、より多くの観衆がいたらね」

「私からは、そのような願いを人々に伝えさせてもらいたい。もちろん我々は、そのためにプレーを改善し、感動を与えなければならないことを理解している。そう試みていくつもりだよ」

 また、リーガの審判についての見解も示した。

「あまり私好みではなかった。リーガで2試合を戦ったが、審判のレフェリングの違いを感じている。プレーの許容レベルがあまりにも低いようにね」

「それは観衆が好んでいる、ぶつかり合いなどのフィジカル的なサッカーの恩恵にならないと思う。私は選手たちにライバル以上の激しさやアグレッシブさを求めているが、吹かれたホイッスルの回数ほど、ファウルを犯してはいなかったはずだ」

 第2節レアル・マドリー戦(4-2)、第11節アトレティコ・マドリー戦(2-1)に続く勝利を挙げたソシエダは、勝ち点を13として暫定ながら12位に浮上。エルチェは最下位コルドバと勝ち点3差で19位に沈んでいる。


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