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イブラヒモビッチが「スーパーステマ」 試合後インタビューで商品名連発

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 さすが、常識の枠ではくくれない男だ。世界的スター、ズラタン・イブラヒモビッチは、試合後のインタビューの概念さえも変えてしまった。

 パリSGは、クゥプ・ドゥ・フランス(フランス杯)で決勝に進んだ。準決勝でイブラヒモビッチがハットトリックを達成し、サンテティエンヌを4-1で下したのだ。

 舞台がどこでも、相手がどこでも関係ない。そんなピッチ上での暴れっぷりは、試合後も収まらなかった。

 試合後、当然メディアはエースに群がる。メディアの扱い方も、イブラヒモビッチは心得ていた。

 最初は試合について語っていたイブラヒモビッチ。そのうち、自らの世界に引きずり込む。なぜか、ジュースの名前を連発し始めたのだ。

「僕のアプリに書いたように、飲めてラッキーだったよ。●●●を飲んで、すぐに200%調子がよくなったんだ。●●●があってよかったよ」

 最近の調子について尋ねる「では明日は…」という記者からの質問にも、かぶせ気味に返した。

「明日はまた、●●●を飲むよ。昨日のように、200%だと感じられるといいね」

 週末の試合について問われても、「いい感じだよ。明日も●●●があれば、気分は最高だろうね」。もはやイブラヒモビッチの歪曲空間からは逃れられなかった。

 ついにはレポーターも笑って、「じゃあ、●●●がなかったら?」と尋ねると、うれしそうにこう答えた。

「そんなことはないよ。いつも●●●を持っているからね」

 日本の芸能界では、ブログなどで商品に触れ、そうとは知られないように宣伝をする「ステルスマーケティング(ステマ)」が問題になったことがある。だが、このイブラヒモビッチの行動は、もはやステマの枠を越えている。

 さすがは規格外のスーパースター。もちろん、試合後に自らが広告に起用されているそのドリンクを口にしたかは不明だ。

イブラヒモビッチには翌日、先月の試合後の暴言に対してリーグアンでの4試合の出場停止処分が下されている。
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