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ストライカーを獲得しなかったベンゲル 「天からの助けを待つべきではない」

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 アーセナルは夏の移籍市場で、プレミアリーグで唯一、新たなフィールドプレーヤーを獲得しなかった。アーセン・ベンゲル監督は、ファンにストライカーの獲得を求めることをやめて、チームを応援するように求めた。

 移籍市場が閉まってから初めて会見に臨んだベンゲル監督は、移籍市場での動きを説明。さらにFWダニー・ウェルベックの負傷を知っていたにもかかわらず、FWを獲得しなかったという批判に反論した。

「クラブ、チームをサポートするということは、選手の後ろに立つことだと思っている。それは誰かが天からやって来て、チームの問題を解決してくれると願うことは違う。サポートとは、チームにいる選手たちを信じることだ。今は私たちのサポーターにとって、そこに専念する良い機会だと思う」

 アーセナルは今夏、FWカリム・ベンゼマやFWエディンソン・カバーニを獲得すると報じられてきた。しかし、ベンゲル監督が財布のひもを緩めることはなかった。移籍市場が閉まる直前に、FWダニー・ウェルベックが負傷し、今年中に復帰することが難しいと知っていたのに記者会見でウソをついたと批判されたが、それに対しても真っ向から否定する。

「多くの人から、金曜朝の記者会見でウソをついたと責められたことに驚いている。ウェルベックの負傷については知らなかった。ウソはついていない。あの時点で持っていた情報を出したんだ。金曜日の夜になってから、彼のコンディションが予定よりも良くなっていないことを聞き、より専門的な治療が必要だと知ったんだ」

「ただ、だからといって何も変わらない。チームを強くしてくれる選手を見つけられるかどうかだ。選手がケガを抱えていようが、健康であろうが、問題は変わらない」

 ベンゲル監督は、負傷を抱えているMFジャック・ウィルシャーの回復が思わしくないことも明かした。だが、詳細についてはコメントできないと話している。

「ここ数日、彼の姿を見ていない。彼は少しずつ回復しているが、これ以上、話をすることはない。今日、メディカルスタッフと話をする。」

「当初の予定よりも回復は遅れている。中断明けからは起用できると思っていたからね。しかし、残念ながら土曜日の試合には間に合わない。彼の状態について知らなければいけないし、情報がないから、これ以上のことは伝えられない」

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