beacon

ボルフスブルク監督、バイエルンとの「力関係が変わってきた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ボルフスブルクは22日に行われるブンデスリーガ第6節で、バイエルンとのアウェーマッチに臨む。ディーター・ヘキング監督は、バイエルンとの力関係が近年変わってきたと話している。

 ボルフスブルクは昨季第18節でバイエルンをホームに迎えて4-1で勝利。今季開幕前のDFLスーパーカップでも1-1からPK戦を制した。就任当初はバイエルンに大敗を喫していたヘキング監督だが、今では状況が変わったと感じているようだ。ドイツ『キッカー』のインタビューで次のように語った。

「昨シーズンの開幕戦(バイエルンが2-1で勝利)では、彼らと我々との力関係は以前より接近したものとなった。1月の試合や最近のスーパーカップに勝利したことで、我々が調子の良い日であれば勝ち点を奪えるということをバイエルンも知ったはずだ。勝てるチャンスがまったくないわけではないし、彼らも全力で臨まなければいけないと痛感しただろう。それが以前との違いだね」

 マンチェスター・シティへと去ったベルギー代表MFケビン・デ・ブライネについては「もちろん、彼を引き留めたかった」と認めるヘキング監督だが、「マックス・クルーゼユリアン・ドラクスラーに中央での役割を任せることで穴を埋めたい」と新戦力の共演に期待を寄せている。

 また、同監督は「自分を”バイエルンハンター”とは見ていない」と強調。バイエルンだけを意識するのではなく、「どの試合でも勝ち点を獲得することが目的であるべきだ」と自分たちの戦いに集中する姿勢を明確にした。

「それができれば、我々は自然とバイエルンの競争相手になれる。私はバイエルンに感服しているわけではないが、あのクラブでつくり上げられたものを最大限にリスペクトしているよ」

 一方、ヘキング監督はバイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナの雰囲気にも言及している。

「私にとっては、より魅了される雰囲気のスタジアムが(アリアンツ・アレーナ以外に)存在している。ミュンヘンを訪れることをあまり好きだと思わないのは、おそらく彼らとの対戦成績にも影響されているだろうが、地域的にあまり親しみがないからというのも大きい。私はルール地方出身なので、感覚が違うんだ」

 労働者のクラブとしてのルーツを持つケースが多いルール地方のクラブと、バイエルンのファンベースは違うと感じているようだ。バイエルンのファンは同監督の発言を挑発として捉えるのだろうか。

●ブンデスリーガ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP