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バイエルンに手も足も出ず…ドルトムント指揮官「まったく警戒していなかった」

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 4日に行われたブンデス第8節で首位のバイエルンと対戦したMF香川真司の所属するドルトムントは、1-5の完敗で今季初黒星を喫した。

 あまりにも一方的な展開となった。前半26分と同35分にFWトーマス・ミュラーにネットを揺らされたドルトムントは、同36分にFWピエール・エメリク・オーバメヤンが1点を返して前半を折り返す。しかし、後半開始早々にバイエルンに1点を追加されると、同13分と同21分にもゴールを奪われて1-5の大敗を喫した。

 クラブ公式ウェブサイトによると、チームを率いるトーマス・トゥヘル監督は序盤の戦いこそ、「よく守れていたし、うまくボールを支配してリズムのいいプレーができた」と評価しながらも、「しかし、その最初の時間もファイナルサードでは何も作り出せていなかった」と自分たちの流れの時間帯でチャンスらしいチャンスを創出できなかったことを嘆いた。

 前半26分に奪われた先制点と後半開始早々の3失点目は同じような展開からゴールを許している。最終ラインから放り込まれたロングボールから失点を喫したことに関し、「我々はまったく警戒していなかった。40メートル級のパスは我々の10人の選手を越えていった。あまりにも簡単にやらせ過ぎたよ。その結果、あそこで勝負がついてしまったんだ」とスコアを1-3とされたことが勝敗の分かれ目となったとしている。

 開幕5連勝のロケットスタートを切りながらも、2引き分け後に今季初黒星でバイエルンとの勝ち点差は早くも「7」となった。チームの立て直しに向けて指揮官は、「タックルに激しさを取り戻し、守備の基本的なルールをもう一度確認しなければならない。とにかく早急に切り替えて立ち直らなければならない」と語った。


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