前レアル・マドリー監督のカルロ・アンチェロッティ氏が、来季からの監督復帰に意欲を見せた。イングランドのクラブを率いる希望も口にしている。

　昨季限りでレアル・マドリーの監督を解任されたアンチェロッティ氏は、古巣のミランからのオファーを断るなどして今季は休養中で、現在はフリーとなっている。しかし、来季からバイエルンの監督に就任するとの報道があったほか、不振のジョゼ・モウリーニョ監督が解任された場合の後任候補にも報じられるなど、今後の動向が注目されているところだ。

　そんなアンチェロッティ氏は、今季限りで休養を切り上げたいと考えているようだが、今季途中からの復帰には否定的だ。イギリス『BBCラジオ5ライブ』で、今後の展望を次のように語っている。

「最も重要なのは、良いプロジェクトを持ち、競争力のあるクラブを見つけて、始めることだ。それがイングランドであれば良いね。今季が終わるまでは今のままで、来季に向けて新しいクラブを探すことになるだろう。イングランドに限らず、他の国でもいいが、今から始めようとは考えていないよ」

　アンチェロッティ氏は、古巣チェルシーの不振については、次のように分析している。

「彼らは少し自信を失ってしまい、悪い結果につながっている。少しずつ、この状況から抜け出すことだ。モウリーニョは、このクラブを率いるのに最適の存在だよ。現状や選手のことをよく分かっているからね。クラブがモウリーニョを続投させているのは正しい判断だ」

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