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クラシコを分析するカペッロ、「マドリーがカセミロを起用しなかったことには驚いた」

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 イタリア人指揮官ファビオ・カペッロ監督が、21日に行われたクラシコを分析している。

 レアル・マドリーを2度にわたって指揮した経験のあるカペッロ監督は、スペインの国営テレビ局『TVE』の番組にゲスト出演。バルセロナが4-0で勝利した今回のクラシコについて、マドリーを率いるラファエル・ベニテス監督の采配ミスを指摘している。

「マドリーは攻撃に出るためのスタメンを組んだ。しかし相手が何度もボールに触れるチームなら、それを奪う必要が生じるが、そうすることはとても難しい。バルセロナには、高次元の選手が4人存在していた。ルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタジェラール・ピケ、そして何よりセルヒオ・ブスケッツだ」

 また、マドリーの選手たちが献身的な守備を見せていなかったことを指摘している。

「全員がコンパクトにプレスを仕掛けなければ、ボールを奪うことは難しい。反対にバルセロナは、ルイス・スアレスだってプレッシングを行っていた。ネイマールも同様だ。マドリーでそうしていたのはガレス・ベイルだけで、バルセロナのように全員がプレスを行っていたわけではない」

「しかし、これだけ走るネイマールは見たことがないよ。ブラジルでは15メートルしか走らなかったが、今は50メートルだ。それもマドリーとの違いだった」

 一方マドリーのスタメンについては、中盤の守備の要であったMFカセミロを起用しなかったことに疑問を呈した。

「スタメンに特別な驚きはなかった。マドリーはバルセロナのように攻撃的にプレーすることを求めたわけだ。ただ、彼らはバルセロナのようなプレッシングを仕掛けることに慣れていなかった。驚きがあったとすれば、カセミロを起用しなかったことだろう。ここまでの彼は素晴らしいプレーを見せていた。ダニ・カルバハルに関しても同様だね」

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