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古巣の決断に名将も疑問 アンチェロッティ氏:「いつも監督のせいにされるのはなぜだ?」

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 古巣の決断に、名将も疑問を呈している。元レアル・マドリー監督カルロ・アンチェロッティ氏は、同クラブのラファエル・ベニテス監督解任について不満を表明した。

 レアル・マドリーは、ラファエル・ベニテス監督を解任した。後任に、クラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダン新監督を据えている。

 リーガエスパニョーラで首位には立っておらず、バルセロナに大敗もあったとはいえ、シーズン半ばでの解任に、アンチェロッティ氏も首をひねる。中国『シナ・スポーツ』でのコラムで、以下のように思いをつづった。

「監督の仕事ぶりが結果で判断されることは分かっているし、我々の仕事ぶりが常に議論の種になっていることも理解している。だが、今回は本当に会長の決断を理解するのが難しかった。まだシーズン半ばなんだ」

 その考えは、監督に対する世間全般の姿勢にも至る。

「こうした監督人事には疑問がわく。本当にいつも監督のせいなのか? 常に監督が悪いのか? それぞれの人がそれぞれの結論を出せる問題だ」

 一方、アシスタントコーチとして自身を支えたジダン新監督については、「彼には間違いなく、レアル・マドリーを率いる資格がある」と評している。

 レアル・マドリーはジダン監督の初陣をデポルティボ相手の5-0という大勝で飾った。現在はリーガエスパニョーラで3位につけている。

 アンチェロッティ氏は昨シーズン限りでレアル・マドリー監督を解任された。来夏からはバイエルンを率いることになっており、3年契約を結んでいる。

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