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ドルトムント監督は大勝に満足せず…守護神や1G2Aと活躍したゲレイロには賛辞

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トーマス・トゥヘル監督は内容には満足していないと話している

 ドルトムントは20日のブンデスリーガ第4節、敵地でボルフスブルクと対戦して5-1と大勝した。トーマス・トゥヘル監督は試合後、結果を喜びつつも内容には満足していないと話している。

 第2節でライプツィヒに0-1と敗れたドルトムントだが、続くチャンピオンズリーグ(CL)のレギア・ワルシャワ戦と第3節のダルムシュタット戦はそれぞれ6-0と相手を粉砕した。難敵とみられたボルフスブルク戦では、またも大量得点での勝利を記録。ドルトムントは最近3試合で17ゴールを挙げている。

 それでもトゥヘル監督にとって、この一戦は課題を残す内容となったようだ。「ボルフスブルク相手に5-1で勝とは、信じられないほどの結果だ」と語りつつ、試合後の会見で次のように続けた。

「長い間このようなクリアな結果の試合になるとは感じなかった。我々は5点を挙げ、早い時間帯に先制したが、前半の多く、そして後半の立ち上がりには、相手に大きな決定機を許しすぎ、我慢する展開が続いたんだ。相手がゴールを決めるのも時間の問題だった。だが、それで(失点によって)試合のバランスやエネルギーが変わり、我々はより注意深くなり、1対1でも執念深くなり、攻守の切り替えからチャンスをつくり出し、それを効率良く活かせた」

「ボルフスブルクはホームだと、ものすごい勢いで向かってくる。相手にとっては辛いね。彼らのクロスやランに対して守り切るのは非常に難しい。今日に関しては相手に許したゴールチャンスが多すぎた。このような結果は、今後数週間において誰もが苛立たずに課題について話す助けとなる」

 一方で、トゥヘル監督は数々の好セーブでチームを救ったGKローマン・ビュルキとDFラファエル・ゲレイロを褒めたたえている。守護神については「彼は1人の人間、パーソナリティー、ゴールキーパー、プレーヤーとして大きく成長した。彼のパフォーマンスは特別にたたえるべきだね」とのコメントを残した。

 またこの試合でもインサイドハーフの位置で起用されたゲレイロについては、このように話している。

「サッカーが上手すぎるほどなので、驚きはない。並外れたカリスマを持っており、すでにチームに溶け込んでいるという印象を与えてくれる。ものすごい才能の持ち主で、周りの選手たちを上達させるんだ。彼を選手として自分の下に置けるのは大きな幸せだ」

 ドルトムントは23日に行われる第5節でフライブルクをホームに迎える。27日のCLレアル・マドリー戦に向けて、この一戦で弾みをつけたいところだ。

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