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日本との初戦まであと2か月…ハンガリーに敗れたドイツに漂う焦燥感「時間がもうあまりない。目を覚ますべき」

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ドイツに漂う焦燥感

 カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦で日本代表と対戦するドイツ代表は、本調子ではないようだ。ドイツ紙『ビルト』がUEFAネーションズリーグ・ハンガリー戦後のメンバーたちのコメントを伝えている。

 リーグAのグループ3で1勝3分で2位のドイツは現地時間23日に行われた第5節で2勝1分1敗で首位を走るハンガリーと対戦。ドイツは立ち上がりからボール保持では上回るもなかなかチャンスを生み出せず。前半17分、ハンガリーのCKを相手FWアダム・サライにヒールで合わせられて失点。後半こそ好機をつくり出せていたものの、最後までゴールネットを揺らすことできず、0-1で敗れ、ハンジ・フリック体制下での初黒星を喫した。

 そんなパフォーマンスにメンバーたちも焦りを覚えている様子。左センターバックでプレーし、累積警告で次戦は出場停止となったDFアントニオ・リュディガーは「時間がもうあまりなく、会う機会もあまりない。これを教訓にして、目を覚ますべき」と求めると、「決してポジティブなフィーリングで家に帰ることはないね!ハンガリー戦では相手のほうが意志が強く、執念深かったし、デュエルに勝つ回数も上回っていた。それこそ受け入れてはいけないことだ」とも強調した。

 右サイドバックでスタートし、後半から右サイドハーフで起用されたMFヨナス・ホフマンは「前半は本当にクソだった!教訓にするべきだ」と自分たちのプレーを批判。MFヨシュア・キミッヒは「全体的に上手く試合に入り込めず、いくつかミスして、アイデアが少なく落ち着きを失って、0-1を許してしまった。その後、スイッチを入れることができなかった。みんな冷静になって『別のボディランゲージ、別のスピードを見せよう』と言うことができなかった」と流れを引き寄せられなかったことを指摘した。後半については「少しだけ良くなり、勝ちたいという気持ちが伝わっただろう。ただ、当然チャンスがたくさんあったわけでもない」と続けている。

 グループ3での最終順位は2位以下が確定のドイツは26日に敵地でリーグBへの降格が決定のイングランドと対戦。MFイルカイ・ギュンドアンは「イングランド相手に良いパフォーマンスを見せるチャンスを迎える。それからはみんなそれぞれのクラブで最高レベルでプレーを続けることを目指すべきだ」とW杯までの限られた時間を有意義に過ごすよう呼び掛けた。

 なお『ビルト』は別の記事で「ドイツはネーションズ・リーグでハンガリーに0-1で敗れ、同大会の準決勝進出を逃すことが決まった」と伝えると、「より重要なのは、日本との初戦をちょうど2か月後に控える現在、またもW杯本戦に向けて心配しなければいけなくなったことだ…。ハンジ、これではダメだ!」と警鐘を鳴らしている。

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