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ロッベンがPK失敗…頂上決戦は香川先発のドルトムントが制す!!バイエルンとは勝ち点6差に

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 ドルトムントが頂上対決制す!! ブンデスリーガは11日、第30節2日目を行い、MF香川真司の所属する首位ドルトムントはホームでFW宇佐美貴史の所属する2位バイエルンと対戦し、1-0で勝利した。連続無敗記録を24試合(19勝5分)に更新。一方、バイエルンの連勝は5でストップした。今節を終えて、今季も残るは4試合。両チームの勝ち点差は6差に広がり、ドルトムントが連覇へ大きく近づいた。トップ下で先発した香川は、後半29分に退いたものの攻撃でチャンスを演出。なお宇佐美はベンチ外だった。

 試合は1点を巡り激しい攻防が続いた。ファーストチャンスをつくったのはバイエルンだった。開始約50秒、左サイドをドリブルで仕掛けたMFリベリがMFブラスチコスフキに倒され、FKを獲得。MFクロースのボールにFWゴメスが頭で合わせたが枠を外れた。

 対するドルトムントは前半6分、縦パスに香川が反応。右サイドへ抜け出すとダイレクトで中央へ折り返す。しかしFWグロスクロイツのシュートはGKノイアーに止められた。その後も一進一退の攻防が続くが、スコアは動かない。前半終了間際の37分には、ドルトムントが決定機を迎える。ブラスチコスフキの右クロスにFWレワンドフスキが合わせて、ヘディングシュート。これはポスト左を叩いた。0-0で前半を折り返した。

 後半に入ってもなかなか試合は動かない。徐々に攻勢を強めるバイエルンだったが、シュートまでたどり着けず。後半16分にはFWミュラーに代えて、FWシュバインシュタイガーを投入した。同19分、ゴメスのスルーパスにリベリがPA右へ抜け出す。決定的なシーンだったが、DFピシュチェクが必死のクリアをみせた。

 耐える時間が続くドルトムントだったが、香川がようやくチャンスに絡む。後半28分、レワンドフスキのパスからPA左で仕掛けると、左足シュート。DFボアテングの股間を抜いたシュートは、わずかにポスト右へ外れた。流れを変えたいドルトムントは、直後の同29分に交代カードを2枚切る。香川とMFギュンドガンに代わって、FWペリシッチとMFライトナーをピッチへ送った。これに対してバイエルンは、ゴメスに代え、FWオリッチを送り出す。

 すると後半32分、ようやく試合が動く。ドルトムントがライトナーの左CKからショートコーナーを使う。シュメルツァーの左クロスはDFにクリアされるが、こぼれをゴール正面で拾ったグロスクロイツがダイレクトでグラウンダーのミドルシュート。これをゴール前のレワンドフスキがヒールでコースを変える。ノイアーの目前でコースの変わったボールはゴール左へ吸い込まれ、ついにドルトムントが先制。1-0とリードを奪った。

 後半40分には、ドルトムントの守護神バイデンフェラーがビックセーブ。MFグスタボのパスを受けたリベリがPA左へパス。抜け出たMFロッベンがバイデンフェラーに倒され、PKを獲得した。しかし、ロッベンのシュートはバイデンフェラーがストップ。守護神の奮闘もあり、ドルトムントがゴールを死守する。終了間際にもロッベンがチャンスを迎えたがシュートは枠外。1-0で試合は終了し、ドルトムントが連覇へ向けて大きな白星を獲得した。

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