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なでしこJと同組・スペインが女子W杯開催国の“伝統”を侮辱疑惑も…歓迎セレモニーで謝罪「学ぶべき文化は多くある」

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歓迎セレモニーは各国の代表チームに対して行われている

 スペイン女子代表が女子ワールドカップ開催国であるニュージーランドの先住民・マオリが伝統としているハカを侮辱した問題について謝罪したようだ。17日に『Revelo』などが伝えている。

 この問題は今月上旬にスペインがトレーニングを行った際、4選手が笑いながらハカのような振る舞いをする様子がチーム公式SNSに投稿されたというもの。映像ではリスペクトを込めて行っているようには見えず、マオリの人々やニュージーランドに対する侮辱だと指摘する意見が続出した。現在、当該動画は削除されている。

 そうしたなか、17日にスペイン女子代表の選手・スタッフらに対する歓迎セレモニーが行われた。キャプテンを務めるDFイバナ・アンドレスはチームを代表して「ニュージーランドに到着してから数日しか経っていないが、学ぶべき文化は多くある」とスピーチ。続けて「これは戦ってきたもの、犠牲、勝利のすべてを表している。この地で私たちが戦える名誉をぜひご覧いただきたい」と代表ユニフォームを寄贈するとともに、ニュージーランドの文化や伝統を尊重して現地の人々へ感謝する意志を示した。

 一連のスピーチなどを踏まえ、歓迎セレモニーに出席した現地の男性は「彼女たちの言葉は心からのものであり、ハカがマオリの人々だけでなくアオテアロア(マオリ語でニュージーランドを意味)全体にとって大きな価値のあるものだと理解しているようだった」と伝え、謝罪を受け入れることを明らかにしている。

 スペインは日本女子代表(なでしこジャパン)と同じC組に入り、31日のグループリーグ最終節で対戦する。

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