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[MOM4688]大津MF高本祐二郎(1年)_「絶対仕掛けて、決めてやろう」。投入4分後に得意の左で決勝点

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大津高FW高本祐二郎(1年=バレイアSC出身)は得意の左足で決勝点を決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 3-2 佐賀東高 大津町運動公園陸上競技場]

得意の左足で開幕白星へ導く決勝弾。大津高(熊本)FW高本祐二郎(1年=バレイアSC出身)が、「2024 球蹴男児U-16リーグ」D1リーグ第1節のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 高本は2-1の後半23分に交代出場。「入る時は、『もう絶対仕掛けて、決めてやろう』っていう風に思っていました」と振り返る。その姿勢がすぐ結果に結びつく。27分、右サイドからドリブルで中へ。そのまま、外側から巻く形での左足シュートをゴールに突き刺した。

「ボールを受けたら、まず宮崎(祐介)先生から『どんどんシュート打っていけ』と言われたんで、カットインしたら打とうと思っていて、いい感じにカットインができて、打ったら入ったって感じです」

 この日は、控え部員がピッチサイドから大応援。「すごい声が聞こえて。いいなって」勇気づけられていた。その中で決めたファインゴールに「(結果を残したのが、)初日だったんで、めっちゃ気持ち良かったです」と喜んだ。チームは試合終了間際に失点したものの、3-2で勝利。高本のゴールが決勝点になった。

 サイドでボールを受けてからの仕掛け、シュートが武器。意識しているのは、大津の先輩で昨年度の選手権でも活躍していたMF古川大地(現関西学院大)だ。「(右SHの自分とは、)逆サイドなんですけれども、やっぱりドリブルもできて、クロスも、シュートもできるみたいなところに憧れます」。自分も大津の中心選手へ。「激しいです」という競争の中で、自身の成長も実感している。

「この1か月でボール持ったら、全部仕掛けるんじゃなくて、周りをちょっと使いながらっていう部分が成長できてきた」。ストレッチなど、ピッチ外から意識して行動。「この球蹴男児の目標は、やっぱり全勝で、自分もしっかり出場することです」と語る高本が、同学年に80人以上いるライバルたちを上回る力を身に着け、活躍を続ける。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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