「西が丘でアイツらに応援してもらいたい!」東京実は後半ATのラストプレーで同点被弾も関東大会王者・大成をPK戦で振り切って「5度目の正直」に堂々と挑む!:東京A
[10.26 選手権東京都Aブロック予選準々決勝 東京実高 2-2 PK4-3 大成高 NICHIBUN SAKURA FIELD]
想いを託されてピッチに立つ選手も、想いを託して応援席から見守るチームメイトも、全員でここまで勝ち上がってきた。それぞれの部員が、それぞれの場所で、全力を尽くす。それをやり切る舞台を手繰り寄せるために、オレンジの不死鳥たちは折れずに、諦めずに、最後の最後まで戦い抜いたのだ。
「ここで終わりたくないというみんなの気持ちもありましたし、3年生で、同じサッカークラスで、チームを凄く盛り上げてくれる応援団長の気持ちも汲んでの今日の試合で、『西が丘で応援してもらいたいな』と思ったので、まずはみんなを西が丘に連れて行けて良かったです」(東京実高・高井哲平)
土壇場での同点被弾から立ち上がり、PK戦で力強く勝ち獲った東京4強!第103回全国高校サッカー選手権東京都予選Aブロック2回戦準々決勝が26日に行われ、東京実高は2-1でリードしていた後半アディショナルタイムに追い付かれたものの、PK戦の末に関東大会王者の大成高を振り切って、2年ぶりに西が丘で戦う権利を手に入れている。東京実は11月9日の準決勝で帝京高と戦う。
「立ち上がりがまったくうまくいかなくて、想定したより押し込まれましたね」と東京実高の森昌芳監督が話したように、勢い良く飛び出したのは大成。丁寧にボールを動かしながら、右のMF稲荷啓太(3年)、左のMF水谷良吾(2年)の両翼が推進力を打ち出しつつ、MF伊佐地晴希(3年)も中央突破へ果敢にトライ。ドイスボランチのMF坂本青輝(3年)とMF川村歩夢(3年)もセカンド回収で優位に立ち、攻勢の展開を作り出す。
耐える時間を強いられた東京実だったが、「ちょっとボランチが下がり過ぎていたのに気付いて、修正できたのが15分過ぎぐらいで、そこからは相手コートで奪えるようになっていきましたね」と森監督。MF江里口翔(3年)とMF石渡望叶(3年)のドイスボランチのポジション修正を経て、少しずつ守備がハマり始め、アタックの回数も増加していく。
すると、先にスコアを動かしたのは東京実。40+1分。右サイドで獲得したCK。キャプテンのMF高井哲平(3年)が「あそこに自分が蹴るというのも、あそこに入ってくるというのも約束事でした」というキックをニアへ蹴り込むと、江里口が頭で叩いたボールは鮮やかにゴールへ吸い込まれる。「セットプレーはずっと練習していて、まんまと形通りに獲れました」(森監督)。1-0。東京実がリードを奪って、最初の40分間は終了した。


1点を追い掛ける大成は、後半開始とともにアクセルを踏み込む。6分には単騎で運んだ伊佐地が、11分にはDF高倉崇太(3年)のクロスから水谷が続けて枠内シュートを放つも、ともに東京実GK海老澤光(3年)がファインセーブ。12分にも縦に運んだ伊佐地のフィニッシュは右ポストを叩き、こぼれに稲荷が詰めるも、ここも海老澤が果敢にキャッチ。「ほとんどの人は大成が勝つと思っていたのはわかっていました」と語る守護神がゴールに鍵を掛け続ける。
17分。次の得点も東京実に記録される。右サイドの高い位置からプレッシャーを掛けて、ボールを奪ったMF塩澤陸斗(3年)はそのままクロス。頭から飛び込んだFW小関勇仁(3年)のダイビングヘッドはゴールネットを鮮やかに揺らす。「2点目はスカウティング通りです」と胸を張ったのは森監督。両者の点差は2点に広がる。




追い込まれた大成の反攻。27分に途中出場のFW神谷修慈(2年)が直接狙ったFKはクロスバーに弾かれたものの、その2分後にも決定機。右から稲荷が送ったパスを、伊佐地は強烈な弾道で枠内へ。海老澤もよく弾いたものの、FW伊藤雄淳(3年)がボールをゴールネットへ押し込む。2-1。勝敗の行方はまだまだわからない。
諦めない大成が引き寄せたミラクル。アディショナルタイムもほとんど終わりかけていた40+6分。今年のチームを逞しく牽引してきたキャプテンのDF小池汐生(3年)がやや強引にミドルを放つと、ゴール前は混戦に。その流れを冷静に見極めていた途中出場のMF小野藍大(3年)が右足で打ち切ったシュートは、左スミのゴールネットへ転がり込む。程なくして吹き鳴らされた後半終了のホイッスル。2-2。崖っぷちの大成、生還。試合は前後半10分ずつの延長戦へともつれ込むことになった。


「追い付かれたときには心が折れ掛けたんですけど、その折れ掛けた心がスタッフの声とか仲間の声によって助けられたなと思います」(高井)「もう負けたみたいな、『終わった。無理だ……』みたいな感じだったので、『オマエら、まだ何も終わってないだろ。0-0で戻ってきたと思え。「最後は気合しかない」って3年間言い続けてきたんだから、やれ!』と思い切り発破を掛けました」(森監督)
必死にメンタルを立て直す東京実。ただ、今年の彼らには頼もしい特徴があった。「アイツらはとんでもなく勝ち気です。とにかくやんちゃ坊主も多いですけど、『やってやろうぜ』『行こうぜ』というスタンスはあるので、こっちが煽るとウワッと行くんです」(森監督)。力は相手の方が上。まずは守備から。年代別代表も経験しているディフェンスリーダーのDF田中玲音(3年)を中心に、冷静な判断力も携えながら、全員でパッションを高めていく。延長の20分間はやや大成が押し気味に進めたものの、双方にゴールは生まれず。西が丘への進出権はPK戦で争われることになる。
先攻の大成1人目は成功させたが、後攻の東京実1人目のキックはポストにヒット。2人目はどちらもきっちりゴールへ沈める。迎えた大成3人目。タイミングを外すような形で正面に蹴り込んだボールは、「『来そうだな』と思ったので、そのまま正面にいたらドンピシャで止められました」という海老澤がビッグセーブ。東京実3人目は確実に成功。2-2。どちらもまったく譲らない。
4人目はやはり両チームのキッカーが丁寧に蹴り込み、いずれも成功。そして大成5人目。キックは右。海老澤も右へ飛ぶ。「軸足とかいろいろなところを見つつ、あっちに飛んだ感じです。自信はありました」。守護神、躍動。スタンド、沸騰。東京実5人目はキャプテンの高井。「プレッシャーはのしかかってきましたけど、『ここで外したら男じゃないな』と思いました」。渾身の力を乗せて打ち込んだボールは、ゴールネットを確実に揺らす。
「もう最高ですよね。2-0になった時に、どこか心に隙もありましたし、これで負けたら普通に負けるよりあまりに痛いので、最高に嬉しい気持ちもあれば、ホッとした感じがありました。『ああ、良かった……』と」(森監督)。東京実が激闘をPK戦を制して、2年ぶりとなる準決勝へと勝ち上がる結果となった。


この日の会場は「集団発声や鳴り物」による応援が禁止されていたこともあり、東京実の選手たちはある“誓い”を立てていた。「応援団がこの前の高島戦は本当に凄い応援をしてくれて、自分たちも背中を押されたので、この応援できない会場で終わりたくないと思っていました」(高井)
さらに片山智裕総監督はこんなことを明かしてくれた。「僕は今日のMVPは応援団長かなと思います。明るくて盛り上げるのが得意なヤツで、僕がいつもモチベーションビデオを作っているんですけど、『先生、僕も作ってきたんです』って(笑)。どうも親が作ってくれたらしいんですけど、それを見てみんなも『絶対負けねえ』みたいなモチベーションが上がりましたよね」。
アイツらが100パーセントで応援できる西が丘のスタンドを、オレたちが必ず用意する。東京実を代表してピッチに立った選手たちはその想いを胸に戦い、シビアな100分間を走り切り、執念のPK戦で勝利を引き寄せたのだ。
89回、92回、99回、101回に続いて、5度目の挑戦となるセミファイナル。過去の4回はいずれも涙を飲んでいるだけに、彼らにとっては新たな歴史の扉を開けるための『西が丘チャレンジ』だが、間違いなくチームの士気は上がり続けている。
「西が丘に行くのはいろいろな意味で大きいので、アイツらが頑張ってきた3年間の成果が出せて良かったなと。ただ、まだ通過点なので、『目標はここじゃないよな』という話はしましたし、アイツらもそれは十分わかっていますね。我々もここ5年で3回目の西が丘なので、もう慣れた感じはありますし、選手たちに語れることも増えたので、こちらも経験をちゃんと彼らに伝えて、したたかにはやっていきたいと思っています」(森監督)
「自分たちはここが1つの区切りだと思っていて、『まずは歴史を塗り替えられるステージに行こう』と自分が声を掛けたので、そのステージに行けたことは嬉しいですし、西が丘に懸ける想いというのはどのチームにも負けないと思います」(高井)
対峙するのは高校サッカー界きっての名門、帝京高。相手にとって不足はない。「もう帝京は都内最強だと思いますし、そこをやっつけたら全国に行く資格があると思うので、ちゃんと勝ってそれを証明できるように頑張りたいと思っています」(森監督)
『5度目の正直』を達成する準備は整っている。オレンジの不死鳥が挑むのは新章への突入。憧れの西が丘のピッチとスタンドが、ファイナルとその先を確かに視界へ捉え始めた東京実のにぎやかな来襲を、静かに待っている。


(取材・文 土屋雅史)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
想いを託されてピッチに立つ選手も、想いを託して応援席から見守るチームメイトも、全員でここまで勝ち上がってきた。それぞれの部員が、それぞれの場所で、全力を尽くす。それをやり切る舞台を手繰り寄せるために、オレンジの不死鳥たちは折れずに、諦めずに、最後の最後まで戦い抜いたのだ。
「ここで終わりたくないというみんなの気持ちもありましたし、3年生で、同じサッカークラスで、チームを凄く盛り上げてくれる応援団長の気持ちも汲んでの今日の試合で、『西が丘で応援してもらいたいな』と思ったので、まずはみんなを西が丘に連れて行けて良かったです」(東京実高・高井哲平)
土壇場での同点被弾から立ち上がり、PK戦で力強く勝ち獲った東京4強!第103回全国高校サッカー選手権東京都予選Aブロック2回戦準々決勝が26日に行われ、東京実高は2-1でリードしていた後半アディショナルタイムに追い付かれたものの、PK戦の末に関東大会王者の大成高を振り切って、2年ぶりに西が丘で戦う権利を手に入れている。東京実は11月9日の準決勝で帝京高と戦う。
「立ち上がりがまったくうまくいかなくて、想定したより押し込まれましたね」と東京実高の森昌芳監督が話したように、勢い良く飛び出したのは大成。丁寧にボールを動かしながら、右のMF稲荷啓太(3年)、左のMF水谷良吾(2年)の両翼が推進力を打ち出しつつ、MF伊佐地晴希(3年)も中央突破へ果敢にトライ。ドイスボランチのMF坂本青輝(3年)とMF川村歩夢(3年)もセカンド回収で優位に立ち、攻勢の展開を作り出す。
耐える時間を強いられた東京実だったが、「ちょっとボランチが下がり過ぎていたのに気付いて、修正できたのが15分過ぎぐらいで、そこからは相手コートで奪えるようになっていきましたね」と森監督。MF江里口翔(3年)とMF石渡望叶(3年)のドイスボランチのポジション修正を経て、少しずつ守備がハマり始め、アタックの回数も増加していく。
すると、先にスコアを動かしたのは東京実。40+1分。右サイドで獲得したCK。キャプテンのMF高井哲平(3年)が「あそこに自分が蹴るというのも、あそこに入ってくるというのも約束事でした」というキックをニアへ蹴り込むと、江里口が頭で叩いたボールは鮮やかにゴールへ吸い込まれる。「セットプレーはずっと練習していて、まんまと形通りに獲れました」(森監督)。1-0。東京実がリードを奪って、最初の40分間は終了した。


1点を追い掛ける大成は、後半開始とともにアクセルを踏み込む。6分には単騎で運んだ伊佐地が、11分にはDF高倉崇太(3年)のクロスから水谷が続けて枠内シュートを放つも、ともに東京実GK海老澤光(3年)がファインセーブ。12分にも縦に運んだ伊佐地のフィニッシュは右ポストを叩き、こぼれに稲荷が詰めるも、ここも海老澤が果敢にキャッチ。「ほとんどの人は大成が勝つと思っていたのはわかっていました」と語る守護神がゴールに鍵を掛け続ける。
17分。次の得点も東京実に記録される。右サイドの高い位置からプレッシャーを掛けて、ボールを奪ったMF塩澤陸斗(3年)はそのままクロス。頭から飛び込んだFW小関勇仁(3年)のダイビングヘッドはゴールネットを鮮やかに揺らす。「2点目はスカウティング通りです」と胸を張ったのは森監督。両者の点差は2点に広がる。


9番のFW小関勇仁がダイビングヘッドで追加点!


追い込まれた大成の反攻。27分に途中出場のFW神谷修慈(2年)が直接狙ったFKはクロスバーに弾かれたものの、その2分後にも決定機。右から稲荷が送ったパスを、伊佐地は強烈な弾道で枠内へ。海老澤もよく弾いたものの、FW伊藤雄淳(3年)がボールをゴールネットへ押し込む。2-1。勝敗の行方はまだまだわからない。
諦めない大成が引き寄せたミラクル。アディショナルタイムもほとんど終わりかけていた40+6分。今年のチームを逞しく牽引してきたキャプテンのDF小池汐生(3年)がやや強引にミドルを放つと、ゴール前は混戦に。その流れを冷静に見極めていた途中出場のMF小野藍大(3年)が右足で打ち切ったシュートは、左スミのゴールネットへ転がり込む。程なくして吹き鳴らされた後半終了のホイッスル。2-2。崖っぷちの大成、生還。試合は前後半10分ずつの延長戦へともつれ込むことになった。


「追い付かれたときには心が折れ掛けたんですけど、その折れ掛けた心がスタッフの声とか仲間の声によって助けられたなと思います」(高井)「もう負けたみたいな、『終わった。無理だ……』みたいな感じだったので、『オマエら、まだ何も終わってないだろ。0-0で戻ってきたと思え。「最後は気合しかない」って3年間言い続けてきたんだから、やれ!』と思い切り発破を掛けました」(森監督)
必死にメンタルを立て直す東京実。ただ、今年の彼らには頼もしい特徴があった。「アイツらはとんでもなく勝ち気です。とにかくやんちゃ坊主も多いですけど、『やってやろうぜ』『行こうぜ』というスタンスはあるので、こっちが煽るとウワッと行くんです」(森監督)。力は相手の方が上。まずは守備から。年代別代表も経験しているディフェンスリーダーのDF田中玲音(3年)を中心に、冷静な判断力も携えながら、全員でパッションを高めていく。延長の20分間はやや大成が押し気味に進めたものの、双方にゴールは生まれず。西が丘への進出権はPK戦で争われることになる。
先攻の大成1人目は成功させたが、後攻の東京実1人目のキックはポストにヒット。2人目はどちらもきっちりゴールへ沈める。迎えた大成3人目。タイミングを外すような形で正面に蹴り込んだボールは、「『来そうだな』と思ったので、そのまま正面にいたらドンピシャで止められました」という海老澤がビッグセーブ。東京実3人目は確実に成功。2-2。どちらもまったく譲らない。
4人目はやはり両チームのキッカーが丁寧に蹴り込み、いずれも成功。そして大成5人目。キックは右。海老澤も右へ飛ぶ。「軸足とかいろいろなところを見つつ、あっちに飛んだ感じです。自信はありました」。守護神、躍動。スタンド、沸騰。東京実5人目はキャプテンの高井。「プレッシャーはのしかかってきましたけど、『ここで外したら男じゃないな』と思いました」。渾身の力を乗せて打ち込んだボールは、ゴールネットを確実に揺らす。
「もう最高ですよね。2-0になった時に、どこか心に隙もありましたし、これで負けたら普通に負けるよりあまりに痛いので、最高に嬉しい気持ちもあれば、ホッとした感じがありました。『ああ、良かった……』と」(森監督)。東京実が激闘をPK戦を制して、2年ぶりとなる準決勝へと勝ち上がる結果となった。


この日の会場は「集団発声や鳴り物」による応援が禁止されていたこともあり、東京実の選手たちはある“誓い”を立てていた。「応援団がこの前の高島戦は本当に凄い応援をしてくれて、自分たちも背中を押されたので、この応援できない会場で終わりたくないと思っていました」(高井)
さらに片山智裕総監督はこんなことを明かしてくれた。「僕は今日のMVPは応援団長かなと思います。明るくて盛り上げるのが得意なヤツで、僕がいつもモチベーションビデオを作っているんですけど、『先生、僕も作ってきたんです』って(笑)。どうも親が作ってくれたらしいんですけど、それを見てみんなも『絶対負けねえ』みたいなモチベーションが上がりましたよね」。
アイツらが100パーセントで応援できる西が丘のスタンドを、オレたちが必ず用意する。東京実を代表してピッチに立った選手たちはその想いを胸に戦い、シビアな100分間を走り切り、執念のPK戦で勝利を引き寄せたのだ。
89回、92回、99回、101回に続いて、5度目の挑戦となるセミファイナル。過去の4回はいずれも涙を飲んでいるだけに、彼らにとっては新たな歴史の扉を開けるための『西が丘チャレンジ』だが、間違いなくチームの士気は上がり続けている。
「西が丘に行くのはいろいろな意味で大きいので、アイツらが頑張ってきた3年間の成果が出せて良かったなと。ただ、まだ通過点なので、『目標はここじゃないよな』という話はしましたし、アイツらもそれは十分わかっていますね。我々もここ5年で3回目の西が丘なので、もう慣れた感じはありますし、選手たちに語れることも増えたので、こちらも経験をちゃんと彼らに伝えて、したたかにはやっていきたいと思っています」(森監督)
「自分たちはここが1つの区切りだと思っていて、『まずは歴史を塗り替えられるステージに行こう』と自分が声を掛けたので、そのステージに行けたことは嬉しいですし、西が丘に懸ける想いというのはどのチームにも負けないと思います」(高井)
対峙するのは高校サッカー界きっての名門、帝京高。相手にとって不足はない。「もう帝京は都内最強だと思いますし、そこをやっつけたら全国に行く資格があると思うので、ちゃんと勝ってそれを証明できるように頑張りたいと思っています」(森監督)
『5度目の正直』を達成する準備は整っている。オレンジの不死鳥が挑むのは新章への突入。憧れの西が丘のピッチとスタンドが、ファイナルとその先を確かに視界へ捉え始めた東京実のにぎやかな来襲を、静かに待っている。


(取材・文 土屋雅史)
●第103回全国高校サッカー選手権特集


