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プレミア開幕4連敗、インハイ予選敗退…それでも「逃げたくない」GK松田駿主将が苦境の青森山田で背負い続けた責任

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青森山田GK松田駿(3年/岡山内定)

[12.31 選手権2回戦 青森山田高 0-2 大津高 フクアリ]

 過去10年で4度の優勝を誇る青森山田高(青森)が2大会連続で2回戦敗退となった。大津(熊本)との優勝候補同士の対決に0-2で敗戦。正木昌宣監督は「いい守備からいい攻撃(をしたい)というところで、一歩足が出なかったり、寄せ切れないシーンがあった。相手の背後へのスプリントが想像していたよりも質が高く、最後のところでズレが起きた」と振り返った。

 162cmのFW山下虎太郎(3年)、169cmのMF山本翼(2年)という大津の小柄な2トップに起点を作られ、3バックの横のスペースをうまく使われた。前半は0-0で折り返したが、後半8分、山下のクロスから山本にボレーシュートを決められ、失点。後半28分にはアンラッキーな形で2失点目を喫した。

 GK松田駿(3年/岡山内定)は「失点したあとに慌てている部分もあった。それは後ろから感じたし、冷静にやれともっと早く言えば2失点目は許さなかったのかなと思う」と悔やみ、2失点目についても「あれを止める、止めないで大きく変わる。相手にこぼれて失点したのは、私生活も含め、自分たちが足りなかったのかなと思う」と受け止めた。

 キャプテンとして迎えた最終学年は、プレミアリーグEASTで開幕4連敗を喫するなど、苦しいシーズンのスタートだった。夏のインターハイは青森県予選決勝で八戸学院野辺地西にPK戦で敗れ、全国総体の連続出場が24でストップ。青森県内での公式戦連勝も418で止まった。

「自分がキャプテンになって、試合に勝てない状況が続いた。でも、その責任から逃げたくなくて、プレミアリーグで4連敗したあと、監督に『このままキャプテンをやらせてください』と言いに行った」。総体予選で敗退したあとにはチームメイトに働きかけ、「本音でぶつかれる環境をつくろうと思って、みんなで思っていることをぶつけたことで変わった」と、必死にチームをまとめ、引っ張った。

 夏を経て、プレミアリーグEASTの後半戦では怒涛の5連勝を記録。最終的には2位と勝ち点2差の4位にまで押し上げ、選手権予選でも決勝で野辺地西に“リベンジ”を果たし、29年連続31回目の全国選手権出場を決めた。

「一人ひとりが意見を発して、仲間と解決できることが増えた。そこは投げかけて良かった」。苦しんだ1年で見せたリーダーシップ。「キャプテンとして仲間を動かす力はプロの世界でも必要だと思う。3年間、一つも無駄なことはなかった」。ファジアーノ岡山の一員として進む次なるステージはJリーグ。正木監督は「GKというポジションだけど、チームを勝たせられる選手になってほしい。彼の良さは攻撃にもある。攻守にプロの世界で頑張ってほしい」と、チームを支えた守護神に心からのエールを送った。


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西山紘平
Text by 西山紘平

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