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2年生で唯一優勝の瞬間味わった神村学園FW花城瑛汰、ドイツで戦う兄のメッセージも刺激に決意新た「得点王に」

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来季のエース候補だ

[1.12 選手権決勝 神村学園高 3-0 鹿島学園高 国立]

 2年生以下の選手で唯一、優勝の瞬間をピッチで迎えた。6万人の大歓声を浴びた神村学園高(鹿児島)FW花城瑛汰(2年=神村学園中)は「来年もこの国立に立ちたい」と力を込め、得点力を高めて新チームを牽引する意気込みを示した。

 花城は1年生からプレミアリーグWESTやインターハイを経験。今季はコンスタントに試合に出場し、選手権でも全試合に出場した。準決勝では1点ビハインドの状況で出場。本人は「自分が入ったから流れが変わったという感覚はあまりない」と話したものの、機動力に長けた花城が入って活性化したチームは同点ゴールを奪い、PK戦を制して決勝進出を果たした。

 決勝では2点リードの後半41分からピッチに入った。ファーストプレーで相手ゴールキックからチームがマイボールにすると、2列目に入った花城が前線へスプリント。この動きで相手DFを引きつけたことで右サイドのFW徳村楓大(3年/町田内定)がフリーになり、ショートカウンターから徳村がシュートを放つチャンスシーンを演出した。

 その後も「前からの守備や前への動き出しをしてチームを楽に勝たせる」役割を全うした。神村学園は後半アディショナルタイムに3点目が生まれ、3-0で夏冬全国連覇。花城は今大会の先発出場が初戦のみにとどまったことへの悔しさを滲ませつつ、「勝てたことが自分たちの大きな財産になるし来年にも繋がる良い経験だった」と晴れやかな表情を浮かべた。

 出場機会を伸ばした今季は、特長とするドリブルやパスからゴールに迫る場面を増やせたことに手応えを感じている。その一方、リーグ戦19試合2得点で全国大会は無得点に終わったことから、「ゴールを決められていないのでもっとシュートを練習して来年度に生かしたい」と新シーズンを見据えている。

 花城は幼少期からゴールの重要性を強く意識してきたという。きっかけは3歳上の兄・MF花城琳斗(現フランクフルトU-21)が小学生時代、全国大会出場が懸かった一戦でチャンスを生かせず敗れたこと。スタンドから観戦していた弟の瑛汰は「1点決めていたら勝てたという試合が自分の中ですごく心に残っている」。その試合から兄弟揃ってゴールへのこだわりを強めたといい、「兄貴から『1点が大事。お前が決めたらチームが勝てる』と声を掛けられている」とも明かした。

 そうした経緯もあり、選手権では今大会のテーマ「人生を揺らす一点がある」の言葉も胸に戦っていたという花城。優勝後には兄から「もっと動けていたら今日の少ない時間でも2点は取れたな」と激励のメッセージを貰ったようで、来季への熱量は高まるばかりだ。日本一に慢心することなく「チームを勝たせる得点ができる選手になりたい」と力を込めた。

 来季のエース候補とされる中で「インターハイ、選手権、プレミアで得点王になれたら」と目標を掲げる。キャプテン就任には否定気味でプレーでチームを引っ張っていく考え。「今年の神村の良さである攻守の切り替えの早さを生かして自分たちの代でも優勝したい。(選手権を)優勝して嬉しい気持ちもあるけれど10日後には新人戦が始まるのでそこに切り替えて」と気を引き締めながら、連覇を目指す新シーズンへ目を向けた。
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(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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