[MOM1123]日本大FW五木田季晋(3年)_全3得点に絡んで決勝ラウンド進出!! 10月大一番で水戸デビューも「出るだけでは意味がない」
FW
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.6 インカレ予選ラウンド 日本大 3-2 桃山学院大 AGF]
日本大は立ち上がりの優勢ムードから一転して一時追いかける展開になったが、3-2の再逆転で決勝ラウンド進出を果たした。全得点に絡んだFW五木田季晋(3年=川崎F U-18/水戸内定)は「ほっとしている気持ちが一番大きい」と胸を撫で下ろした。
勝者は日本一を争うグループリーグ&決勝トーナメント方式の決勝ラウンドへ、敗者は高レベルの試合経験による強化を目的とした同方式の強化ラウンドへ進む全日本大学サッカー選手権(インカレ)予選ラウンド。3大会連続出場の日本大(関東6)は5大会ぶり出場の桃山学院大(関西5)と対戦した。
序盤から押し込む日本大は前半6分、MF植木颯(4年=日大藤沢高/浦和内定)が左サイドからクロスを上げた。ペナルティエリア内中央に位置する五木田のマイナス気味に飛んだが、これを収めた五木田はゴールを背にしながらシャペウ気味にゴール前へパス。MF野澤勇飛(3年=日大藤沢高)が反応して飛び出してきたGKの手前でヘディングシュートを放ち、先制に成功した。
「クロスを貰ったときに勇飛が背後に走っているのが見えた。そこに流し込めばチャンスになる、何か起きると思って出したら上手くヘディングで合わせてくれたのでよかった」。五木田はトリッキーなアシストも淡々と振り返った。
ところが日本大は前半25分にロングボールから一瞬の隙を突かれて相手のファーストシュートで追いつかれると、同44分には逆転ゴールを決められて1-2でハーフタイムに突入。「自分たちの思うような展開」(五木田)とはならず、1点ビハインドで後半に入った。
それでも日本大は後半4分、DF山内恭輔(3年=前橋育英高)が敵陣ペナルティエリア内左での混戦を抜け出してグラウンダーのクロスを送ると、「相手が山内とボールを全員見ていたので背後が空くと思ったし、(山内が)シュートを打つにしてもボールはファーに来るなと思った。ファーサイドにいれば何かしら起こると思った」と五木田。ゴール前でフリーになるポジショニングを取って冷静に合わせ、試合を振り出しに戻した。
さらに五木田は後半22分、左サイドからDF浅野良啓(4年=湘南U-18/高知内定)が上げたクロスに2列目から入ると、シュートはGKに防がれたもののこぼれ球をFW関日向多(3年=JFAアカデミー福島)が押し込んで逆転ゴールにも関与。日本大は立ち上がりの内容を考えると苦戦を強いられる格好になったものの、3-2で競り勝って予選ラウンドを突破した。
五木田は9月に2027年からの水戸ホーリーホック加入が内定し、J1昇格争い直接対決となった10月19日のジェフユナイテッド千葉戦(●0-1)でJリーグデビューを飾った。後半42分からの出場でプレータイムは短かったものの、痺れるシーズン終盤戦の大一番のピッチに立てたことは大きな経験になった様子。その上でFWらしく一喜一憂するそぶりは見せなかった。
「ああいった舞台で活躍できるようにするためにはもっとレベルアップする必要があると思っているので、そこを基準にしたい。出るだけでは意味がないと思っているので、とにかく出た上で自分自身の存在価値を示さないといけない」
水戸は最終的にJ2優勝を果たし、悲願のJ1初昇格を達成した。加入内定が発表されたばかりの五木田は「『おめでとうございます』という気持ちと嬉しい気持ちのどちらもがある」とやや俯瞰した見方をしながら「優勝というのはある意味納得」ともコメント。練習参加時には細部にこだわる熱量にプロの凄まじさを体感したようで、今季の結果に驚きはなかった。
内定先の所属カテゴリーがJ1に変わったことでモチベーションも高まるところだが、まずは来週から始まる決勝ラウンドに集中する。決勝ラウンドでは今季の九州大学リーグ全勝王者・福岡大に加えて同じ関東勢の国士舘大と日本体育大と同組。熾烈なGLに向けて「自分たちはチャレンジャーなので、臆することなくチャレンジしていきたい」と気持ちを高めた。
また、五木田にとって4年生と1日でも長く過ごすことも目標の一つ。そうした思いがこの日の活躍に表れたことを示しながら、「フィジカルを生かしてゴールに向かっていく姿勢を見せていきたいし、日大の選手はハードワークが全員に求められているので守備でも貢献する意識をしていきたい」と力を込める。ゴール前の仕事と献身的な働きの両方で勝利を導き、日本一を目指していく。
(取材・文 加藤直岐)
●第74回全日本大学選手権(インカレ)特集
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[12.6 インカレ予選ラウンド 日本大 3-2 桃山学院大 AGF]
日本大は立ち上がりの優勢ムードから一転して一時追いかける展開になったが、3-2の再逆転で決勝ラウンド進出を果たした。全得点に絡んだFW五木田季晋(3年=川崎F U-18/水戸内定)は「ほっとしている気持ちが一番大きい」と胸を撫で下ろした。
勝者は日本一を争うグループリーグ&決勝トーナメント方式の決勝ラウンドへ、敗者は高レベルの試合経験による強化を目的とした同方式の強化ラウンドへ進む全日本大学サッカー選手権(インカレ)予選ラウンド。3大会連続出場の日本大(関東6)は5大会ぶり出場の桃山学院大(関西5)と対戦した。
序盤から押し込む日本大は前半6分、MF植木颯(4年=日大藤沢高/浦和内定)が左サイドからクロスを上げた。ペナルティエリア内中央に位置する五木田のマイナス気味に飛んだが、これを収めた五木田はゴールを背にしながらシャペウ気味にゴール前へパス。MF野澤勇飛(3年=日大藤沢高)が反応して飛び出してきたGKの手前でヘディングシュートを放ち、先制に成功した。
「クロスを貰ったときに勇飛が背後に走っているのが見えた。そこに流し込めばチャンスになる、何か起きると思って出したら上手くヘディングで合わせてくれたのでよかった」。五木田はトリッキーなアシストも淡々と振り返った。
ところが日本大は前半25分にロングボールから一瞬の隙を突かれて相手のファーストシュートで追いつかれると、同44分には逆転ゴールを決められて1-2でハーフタイムに突入。「自分たちの思うような展開」(五木田)とはならず、1点ビハインドで後半に入った。
それでも日本大は後半4分、DF山内恭輔(3年=前橋育英高)が敵陣ペナルティエリア内左での混戦を抜け出してグラウンダーのクロスを送ると、「相手が山内とボールを全員見ていたので背後が空くと思ったし、(山内が)シュートを打つにしてもボールはファーに来るなと思った。ファーサイドにいれば何かしら起こると思った」と五木田。ゴール前でフリーになるポジショニングを取って冷静に合わせ、試合を振り出しに戻した。
さらに五木田は後半22分、左サイドからDF浅野良啓(4年=湘南U-18/高知内定)が上げたクロスに2列目から入ると、シュートはGKに防がれたもののこぼれ球をFW関日向多(3年=JFAアカデミー福島)が押し込んで逆転ゴールにも関与。日本大は立ち上がりの内容を考えると苦戦を強いられる格好になったものの、3-2で競り勝って予選ラウンドを突破した。
五木田は9月に2027年からの水戸ホーリーホック加入が内定し、J1昇格争い直接対決となった10月19日のジェフユナイテッド千葉戦(●0-1)でJリーグデビューを飾った。後半42分からの出場でプレータイムは短かったものの、痺れるシーズン終盤戦の大一番のピッチに立てたことは大きな経験になった様子。その上でFWらしく一喜一憂するそぶりは見せなかった。
「ああいった舞台で活躍できるようにするためにはもっとレベルアップする必要があると思っているので、そこを基準にしたい。出るだけでは意味がないと思っているので、とにかく出た上で自分自身の存在価値を示さないといけない」
水戸は最終的にJ2優勝を果たし、悲願のJ1初昇格を達成した。加入内定が発表されたばかりの五木田は「『おめでとうございます』という気持ちと嬉しい気持ちのどちらもがある」とやや俯瞰した見方をしながら「優勝というのはある意味納得」ともコメント。練習参加時には細部にこだわる熱量にプロの凄まじさを体感したようで、今季の結果に驚きはなかった。
内定先の所属カテゴリーがJ1に変わったことでモチベーションも高まるところだが、まずは来週から始まる決勝ラウンドに集中する。決勝ラウンドでは今季の九州大学リーグ全勝王者・福岡大に加えて同じ関東勢の国士舘大と日本体育大と同組。熾烈なGLに向けて「自分たちはチャレンジャーなので、臆することなくチャレンジしていきたい」と気持ちを高めた。
また、五木田にとって4年生と1日でも長く過ごすことも目標の一つ。そうした思いがこの日の活躍に表れたことを示しながら、「フィジカルを生かしてゴールに向かっていく姿勢を見せていきたいし、日大の選手はハードワークが全員に求められているので守備でも貢献する意識をしていきたい」と力を込める。ゴール前の仕事と献身的な働きの両方で勝利を導き、日本一を目指していく。
(取材・文 加藤直岐)
●第74回全日本大学選手権(インカレ)特集
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