日本女子代表(なでしこジャパン)の常連メンバーが今回不参加となった。27日、4月6日にヨドコウ桜スタジアムで行われる国際親善試合・コロンビア女子代表戦に臨むメンバー23人を発表。GK山下杏也加(マンチェスター・C)とMF藤野あおば(マンチェスター・C)が外れた。

　同日、日本サッカー協会(JFA)はメンバー発表会見を実施した。登壇したニルス・ニールセン監督は2人の不参加について怪我が理由だったことを明かした。

　指揮官は山下について「呼びたかったが…」を招集希望はあったようだが、回復まで数週間かかることを語った。山下の代わりに初招集のGK木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)が招集された。

　藤野も同様に筋肉系の怪我を負ったという。指揮官によると「残念ながら怪我を負った。回復には数か月が見込まれる」と長期の離脱になることを示唆していた。

　また、26日のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準々決勝第2戦で今回メンバー入りしたMF谷川萌々子(バイエルン)が負傷交代。その後の情報は所属クラブから入っておらず、ニールセン監督は「(交代が)コンディションなのか怪我なのかわかりかねている」と語る。

「軽傷を祈っているが、(ドイツの)夜が明けて正式な情報が入ってから、怪我だったら別の選手を招集する。参加できないとなると非常に残念」と不参加の可能性も視野に入れていた。

(取材・文　石川祐介)