CBで先発、後半途中でFWに…二刀流で奮闘したキャプテン高橋はな、3連覇逃し「勝ちきれず悔しい」
終盤の決定機を外して悔しがるDF
[7.16 E-1選手権 日本 0-0 中国 水原]
勝てば優勝、引き分けでは優勝の可能性が遠のく条件で臨んだ中国とのEAFF E-1選手権最終戦。今大会でなでしこジャパンのチームキャプテンを務めた高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)は第2戦・韓国戦に続いて4バックのCBとして先発出場。前半は中国の長身ストライカーに対して空中戦の競り合いでほぼ全勝したほか、すべてのシチュエーションで完璧な守備を見せ、0-0で前半を折り返した。
点を取るために攻勢を強めた日本は、後半24分以降にシステムを3-4-3に変更し、高橋が最前線へ。しかし、終盤の決定機を活かせずにゴールを奪えないまま試合が終わった。そして、約3時間半後、韓国が台湾を2-0で下し、日中韓とも勝ち点5で並ぶなか、当該チーム同士の対戦成績が優先される順位決定レギュレーションにより、日本は3位という結果になった。
高橋は「全員がレギュレーションを理解して試合に入り、チームとして勝ちに行った。その中で勝ちきれなかったことは本当に悔しい」と言い、唇を噛みしめた。
終盤にはDFラインの裏に抜けるビッグチャンスが2度あったが、いずれもシュートは枠を捉えなかった。「1回のチャンスを決めきれないと、この先、世界で勝つことや自分がなでしこの最前線を張ることは難しい。自分の実力のなさが腹立たしい」。そう言って自分を責めた。
3大会連続の優勝は逃した。しかし、守備面ではサイズのあるFWとの空中戦を制するなど手応えをつかんだ。
一方、中国戦ではチームとしての攻撃も不発。最後はパワープレーを選択したものの、前半からビルドアップでつないで崩す組み立てに固執し、ロングボールを積極的に織り交ぜるやり方へと柔軟に変えていくことができなかった。ボールを受ける側の高橋はその点も、自身の反省として捉えている。
「(パスを)繋げるけど蹴るのか、それともしっかり組み立てて、焦らずに支配しながらゴールに迫っていくのか。もう少し自分たちで引き出せたらと思った。それこそもう少し蹴ってもらっても良かったのかなとも思うので、それぞれの考えや思っていることを発信できるようにしていきたい」
それでも初招集が11選手を占めたWEリーグ勢で戦った3試合の経験は今後の財産となる。収穫にも目を向けたキャプテンは「初代表の選手もいる中でWEリーガーたちが国際試合に臨めた。WEリーガーが世界・アジアを経験することでそれぞれがいろんなことを感じられる。自チームに持ち帰ってWEリーグ全体の強化につながればいい。ここで感じたものをしっかり持ち帰って発揮することが自分たちの次の仕事だと思う」と前を向いた。
(取材・文 矢内由美子)
●E-1選手権2025特集
▶日本代表の最新情報はポッドキャストでも配信中
勝てば優勝、引き分けでは優勝の可能性が遠のく条件で臨んだ中国とのEAFF E-1選手権最終戦。今大会でなでしこジャパンのチームキャプテンを務めた高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)は第2戦・韓国戦に続いて4バックのCBとして先発出場。前半は中国の長身ストライカーに対して空中戦の競り合いでほぼ全勝したほか、すべてのシチュエーションで完璧な守備を見せ、0-0で前半を折り返した。
点を取るために攻勢を強めた日本は、後半24分以降にシステムを3-4-3に変更し、高橋が最前線へ。しかし、終盤の決定機を活かせずにゴールを奪えないまま試合が終わった。そして、約3時間半後、韓国が台湾を2-0で下し、日中韓とも勝ち点5で並ぶなか、当該チーム同士の対戦成績が優先される順位決定レギュレーションにより、日本は3位という結果になった。
高橋は「全員がレギュレーションを理解して試合に入り、チームとして勝ちに行った。その中で勝ちきれなかったことは本当に悔しい」と言い、唇を噛みしめた。
終盤にはDFラインの裏に抜けるビッグチャンスが2度あったが、いずれもシュートは枠を捉えなかった。「1回のチャンスを決めきれないと、この先、世界で勝つことや自分がなでしこの最前線を張ることは難しい。自分の実力のなさが腹立たしい」。そう言って自分を責めた。
3大会連続の優勝は逃した。しかし、守備面ではサイズのあるFWとの空中戦を制するなど手応えをつかんだ。
一方、中国戦ではチームとしての攻撃も不発。最後はパワープレーを選択したものの、前半からビルドアップでつないで崩す組み立てに固執し、ロングボールを積極的に織り交ぜるやり方へと柔軟に変えていくことができなかった。ボールを受ける側の高橋はその点も、自身の反省として捉えている。
「(パスを)繋げるけど蹴るのか、それともしっかり組み立てて、焦らずに支配しながらゴールに迫っていくのか。もう少し自分たちで引き出せたらと思った。それこそもう少し蹴ってもらっても良かったのかなとも思うので、それぞれの考えや思っていることを発信できるようにしていきたい」
それでも初招集が11選手を占めたWEリーグ勢で戦った3試合の経験は今後の財産となる。収穫にも目を向けたキャプテンは「初代表の選手もいる中でWEリーガーたちが国際試合に臨めた。WEリーガーが世界・アジアを経験することでそれぞれがいろんなことを感じられる。自チームに持ち帰ってWEリーグ全体の強化につながればいい。ここで感じたものをしっかり持ち帰って発揮することが自分たちの次の仕事だと思う」と前を向いた。
(取材・文 矢内由美子)
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