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U-17代表候補の16歳FW北原槙(FC東京)は結果にこだわり、一番輝いて世界へ

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U-17日本代表候補の16歳FW北原槙(FC東京)は来年ではなく、今年のU-17ワールドカップで輝く

[9.28 練習試合 U-17日本代表候補 7-2 大阪体育大 J-GREEN堺]

 厳しい世界で揉まれてきた16歳が、今年のU-17ワールドカップメンバー入りを勝ち取り、世界で輝く。U-17日本代表候補FW北原槙(FC東京)は28日、大阪体育大との練習試合に先発出場。だが、チームは相手のマンツーマンディフェンスをなかなか攻略することができず、押し込まれ続ける展開となった。

 その中で北原は「ボールを上手く引き出そうっていうことを考えていて。それで自分が落ちてFWに当たった時には、前向きにサポートすることも意識していたんですけど、上手くボールが入ってこなかったり、自分もちょっと上手くボールを引き出せなかったなっていう印象です」と首を振る。

 チームは、攻め切る前にボールロストするシーンが増えてしまった。北原はタッチライン際でタメを作り、1対2でも打開とPA侵入にチャレンジ。また、左サイドからの折り返しに走り込んでシュートを狙うなど難しい状況を変えようとしていたが、45分間で結果を残すことはできなかった。

「個で、マンツーマンで来るなら、個で打開するっていうのも1つの解決策だと思うので、そういった面でも今日は酷かったなという印象です。やっぱりこういう試合で結果を残すことに価値があると思うし、みんなそうだと思いますけど、(11月のU-17)ワールドカップ直前のこのキャンプっていうところもあって、僕個人として、結果にこだわっていきたいなって考えていた中で、何も出せなかった」。だからこそ、残りのトレーニングと最終日の練習試合で得点に係ることを誓っていた。

 前日のトレーニングでは、特にフィニッシュの質で他との差を見せつけていた。難しいバウンドのボールも次々とミートし、仕留めていたことが印象的。また、11対11でもスキルの高さを活かしたドリブルでDF間へ割って入り、チャンスを作り出して見せた。FC東京トップチームの一員としてすでにJ1で7試合に出場。他のU-17日本代表候補たちよりも厳しい舞台で揉まれてきた。その力をこの代表チームで常に見せていかなければならない。

「この中で違いを見せれば、ワールドカップっていうのは見えてくると思うし、自分はクオリティを出せるところっていうのは特長だと思うんで。でも、今日全く出せてないと思うんで、そこはやっぱり全然課題だなって思います」

 北原が求めている姿は明確だ。J1でチャンスを与えられ、国内トップレベルを体感できたことは大きい。ただし、「あれは自分で掴みかけて、自分で掴み取れなかったっていうのもあるので。何をすればいいのか、自分としては明確に分かっているっていうものはあるので、それを自分でどう表現していくかっていうのが大事かなと思っています。簡単に言えば、ほんとにこのチームの中で一番走って、一番ボール取って、一番点決めて、とにかくこの中で一番輝けば」。FC東京ではプロとして結果を残せなかったことが全て。そのことをしっかりと受け止め、今後、どの場所でも一番輝くことを目指している。

 U-17日本代表の廣山望監督はその北原について「持っているサッカー選手としてのベースは高い」と認めた上で、「90分、レベルが高い中で、違うメンバーの中でアジャストする力をどれだけ発揮できるか。違いを見せると同時に、その仲間とアジャストしてより良さを引き出す」ことを求める。ハードワークをしながら、その特長を状況に応じて発揮することができれば、U-17日本代表にとっても大きな力になる。

 この日、U-20日本代表のU-20ワールドカップ初戦白星は、北原にとっても刺激になったという。自分もU-17ワールドカップで輝くためには、まずやるべきことがある。「選ばれることが目標ではないし、だけど、まずは選ばれないといけない。自分の名前を広げられるように(世界で)プレーをするためにも、やっぱり今回の遠征を大事にしたいです」。この大阪合宿で一番のプレーを続けてチームに貢献できることを示し、世界で羽ばたく。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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