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「本当に悔いが残る大会になってしまった」痛恨ハンドでPK献上、涙止まらぬ梅木怜…U-20W杯終戦で残った後悔と自信

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DF梅木怜

[10.8 U-20W杯決勝T1回戦 日本 0-1(延長) フランス サンティアゴ]

 自らのハンドで与えたPKを決められ、涙が止まらなくなった。U-20日本代表DF梅木怜(今治)は試合後、顔を上げることができず。「ラストの本当に最後のところで自分のハンドになってしまった……」と涙を我慢することなく思いを吐き出した。

 持ち味の攻撃力以上に、守備が光った試合だった。対するフランスは組織力こそ劣るものの、個の力で日本に攻め立てる。梅木が対峙したのは南野拓実のチームメイトでUEFAチャンピオンズリーグにも出場したFWリュカ・ミシャル(モナコ)。何度も1対1を仕掛けられるも、冷静に対応した。

 試合が進むにつれ、相手のスピードを生かした裏抜けでピンチの場面を作られた。しかし、梅木はゴール前まで戻ってリカバー。DF小杉啓太、DF市原吏音、DF喜多壱也の最終ラインで築いた鉄壁は、フランスに勢いを与えなかった。

 延長後半15分、自陣内で相手が蹴ったボールが梅木の左手に当たった。フランスが『フットボール・ビデオ・サポート(FVS)』でハンドの確認をリクエスト。その結果、フランスにPKが与えられる。ミシャルに決められ、日本は今大会初の失点を喫した。

 試合後、涙があふれた。「最後に自分のところでハンドになって、本当に悔いが残る大会になってしまった」(梅木)。報道陣の前でも涙は止まらない。

 2023年夏、船越優蔵監督体制のチームが発足した。帝京高3年の梅木は、発足メンバーとして初めて日の丸を背負う。最初の大会だったSBS杯では緊張を隠せなかった。だが、今では不動の右SBに成長した。

 自分の力を証明する大会になった。「世界で通用する部分はあった。自信にもなったのでこれから生かしていきたい」と力を込める。

「悔しい光景を見たことを本当に無駄にせず、いい経験にしてこれからのサッカー人生をやっていきたい」

 これまではあまり口にしなかった今後の目標についても決意を新た。「自チームに帰ってやることはたくさんある。もう一回成長して、A代表やU-23代表に進んでいけるように個人として成長したい」。手にした自信を胸に、悔しい記憶を糧に、さらなる高みに突き進んでいくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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