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U-22日本代表 イングランド遠征メンバー発表 大岩剛監督会見要旨

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会見に出席した大岩剛監督

 日本サッカー協会(JFA)は7日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、9日から行われるイングランド遠征に臨むU-22日本代表メンバーを発表した。大岩剛監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが登壇し、質疑応答を行った。

●山本昌邦ナショナルチームダイレクター
「U-20ワールドカップが終わり、いよいよロス五輪を目指す大岩監督のチームが本格的に始動する形となる。1月にはU23アジアカップがある。そこへの準備として、この遠征を位置付けている。本格的に、海外組も含めて始動する。そのなかで、大岩監督に選んでもらったメンバーには高校生も入っていて、いよいよ五輪に向かって動き出すんだなという幅の広さがある。イングランドと、ボーンマスという強豪と、しっかりと強化試合ができることをうれしく思う」

大岩剛監督
「このイングランド遠征は、U23アジア杯に向けての準備の遠征になる。しっかりと選手に対してアプローチと、大会に向けての準備をしていきたい」

──これまで並行していたチームがひとつになった。選考で重視した点はあるか。
「(U23アジア杯)一次予選から選ばれていた選手たちと、チリで行われていたW杯に出場していた選手で、割合でいうと半々ではなく、6:4くらいの割合で呼ぶことができた。融合ということも、まずわれわれのすべきこと、チームとしての約束事、そういうものを共有することがスタートだと思っている。U23アジア杯が直後にある。大会に向けてわれわれがどう戦っていくか、何が求められているのか。2つ歳上の大会にはなるが、決勝まで行って優勝を目指すという目的は、選手たちにしっかりと示していきたい」

──MF佐藤龍之介、FW後藤啓介はA代表に選出された。
「サムライブルーとのコミュニケーションも取れている。逆にアンダー世代の監督とのコミュニケーションも取れている。個人昇格に関しては同じスタンス。選ばれればチャンスを得る選手もいるし、ラージグループを大きくしていく作業が必要なので、そういう意味ではチャンスを得る選手たちに期待したい」

──U-20W杯を視察されていた。選手の戦いぶりをどう感じたか。
「私自身は20試合以上現地で視察した。日本のレベルの高さが評価されている大会だった。いろんな代理人や関係者、各国のスタッフの話を聞いても、日本が評価されていると感じた。選手たちの思い切りの良さも、1試合における90分間の強度の高さは日本がNo1だったと思う。各国いろんなレベルの選手が来ていたが、90分間をどう戦うかというところでは、日本がものすごくハイレベルな中でやっていた。最後のフランス戦は残念だったが、選手たちはその悔しさを今後に生かしていくだろうし、われわれの活動に生かしながら、個人の成長とチームの積み上げを一緒にやっていければと考えている」

──新川志音は高校生年代からの選出になる。幅広い世代から選出した意図はあるか。
「日常が大事という話は選手にもしている。所属チームでどういうパフォーマンスなのか、どういう立ち位置なのかリサーチをしながら、ピッチのなかでどういうことができるのか、しっかり見たなかで今回選んだ」

──FWの選手に新しい選手が多い。改めてどういう基準を置いて選考していきたいのか。
「選ばれていないから評価をしていないわけではない。年始のアジア杯に向けての準備も含めてだが、ピッチのなかで、所属チームのなかで、どのような立ち位置で、どのようなパフォーマンスをしているのかというのは、今後においてもものすごく重要になっていく。海外組も含めて、今後選手それぞれが成長していくなかで、ものすごく難しい時期を過ごす年代。パリのときもそうだったが、若ければ若いほど試合に出る機会が少なかったり、自信がなかったり、そういう選手を招集してプレーさせるわけだから、所属チームでの出場機会、そして出たときのパフォーマンスは注意深く今後も見ていきたい。同時に、今回選んだ選手たちにはしっかり自分の特長を出してほしい。そのうえでチームとしての役割、タスクをしっかり求めたい。今後の選考にも生かしていきたい」

──U-20イングランド代表とボーンマスとの対戦。活動期間を通して、選手に何を感じてもらいたいか。
「前回のパリのときも、FAの施設でキャンプを張り、対戦をした縁もあって今回実現した。ボーンマスの(アンドニ・)イラオラ監督とのかかわりがものすごく大きくて、彼が受け入れてくれたことは、個人もそうだし、日本サッカー協会としても、今後に向けて、いい関係性を築けていければいいなと期待している。ボーンマスのクラブハウスを使えることも、おそらく選手たちにもいい刺激になる。年代別の選手たちと対戦するわけではないので、IW(インターナショナルウインドウ)なので各国の代表選手はいない中での対戦になるが、トップチームのプレーヤーと試合ができる環境は何物にも代えがたい。幸運であり、イラオラ監督以下ボーンマスの関係者に感謝したい」

──改めてどんなチーム、スタイルにしていきたいか。
「選手の特長や選手の成長を見ながら、把握しながら、スタイルを作っていきたいと率直に思っている。アジア杯は大会を通じていろんなことが起こる。アウェーで戦える選手戦えない選手、海外が初めての選手もこの年代は多い。そういうなかでも選手の成長を促しながら、システムや戦い方は選手を見ながら、継続と一貫が大事ということを頭に入れながらやっていきたい」

──船越優蔵監督体制と並行したチーム作りの成果を感じているか。
「2つのチームがいいかどうかはこれから。それぞれのグループ、チームで活動していた選手が持つ感情は違うと思う。悔しさがあったり、自分はやれるぞという気持ちがあったり、W杯を経験して成長したという感覚の選手もいる。そういう選手が一緒のグループで活動する。それぞれが刺激し合い、自分の成長もだし、このグループがより強くなって、最大の目標はロス五輪に出場することなので、それへの逆算が選手の成長につながればいい。刺激のし合いは、レベルの高いグループを作る上ではものすごく重要。そういうところを選手に求めていきたい、刺激をし合ってもらいたい」

──ソシエダBに加入した喜多壱也は京都サンガF.C.からスペイン2部に渡った。この変化をどう見ているか。
「その刺激がすべてだと思う。ソシエダの施設を見たことあるが、各カテゴリーが同じ敷地内でやっている。そういう日常が、彼にとってものすごく重要なことだと思うし、試合に出場し続けていることも、チリのW杯でも国外の選手とやることの大きさも、そういうものはどれがということよりも、彼自身がいろんなことに気づいて、毎日インプットアウトプットしていると思うので、それがすべてかなと思う。もっと成長するためには、われわれの活動も刺激のあるものにしてほしい。立場的にもこのグループでは引っ張っていく立場。サムライブルーに絡んでいけるような存在になってほしい」

●山本昌邦ナショナルチームダイレクター
「1月にU23アジア杯がある。そのための準備になる。このU23アジア杯が、次のロス五輪のときのU23アジア杯のポット分けにつながってくる。24年大会は優勝しているのでポイントがある。22年大会は、2つ歳下のU-21世代で出ていた。2つ下で出てトップ3に入ってポイントをゲットした。今はウズベキスタンがトップでわれわれが2位のポジションにいる。ほかの国はU-23世代で出てくるが、われわれはU-21世代。2つ上の選手と戦うことでわれわれが伸びるということを政策として挑戦してきた結果、それでも勝ってきてポイントにつなげてきている。選手の成長のために思い切って舵を切ってきたが、その難しい仕事は大岩監督だからこそお願いしている。(2007年生まれの)荒木琉偉らは、2年後のU-20W杯に臨むグループでもある。一方で、A代表に行っている後藤や佐藤は、こちらの世代だが、森保監督のチームで今回やる。この日本サッカー全体のコミュニケーション、A代表からU-15までのところを、本当にコミュニケーションよくコーチングスタッフや監督が取ってくれて、うまくコントロールしているので、今こういう状況が成り立っている。来年の大会は簡単な大会ではない。それを今までやり続けている成果がある。簡単な準備では無理だし、簡単な挑戦ではない。そのなかでも、しっかり成長していく難しい状況がある」

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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