beacon

U-22日本代表FW石橋瀬凪はより攻撃的なWG起用へ、「最初が智さんでよかった」湘南でのプロ初年度で噛みしめる自身の成長

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

FW石橋瀬凪

 クラブよりも攻撃的なポジションで、チームをけん引していく。FW石橋瀬凪(湘南)はU-22日本代表では4-3-3のウイングでプレー。「守備ももちろん大事だけど、より攻撃で」と代表での戦い方を見出している。

 U-22日本代表は来年1月のAFC U23アジアカップに向け、コンディションを調整するべくIBARAKI Next Generation Cup 2025に参戦。24日の準決勝・U-21関東大学選抜戦(○5-1)で、ベンチスタートの石橋は後半18分から出場した。

 石橋は左サイドから果敢に攻め、後半39分には決定機。PA左手前でMF川合徳孟がボールを受けると、石橋が大外から猛ダッシュで追い抜く。スルーパスに反応しながらPA左に進入し、相手のファウルを誘発して5点目につながるPKを奪取した。

「徳孟がフリーで受けられるということが、一試合を通してわかっていた。そこからの攻撃参加は大事になってくる」(石橋)。相手の穴を抜け目なく見つけ、鋭い突破でチャンスを作ってみせた。

 積極的にシュートも打った試合となったが、石橋は「悪くはなかったけど……」と課題も挙げる。「細かいところでのパスミスや、パスがズレたり、相手に当たったりしていたところがあった。そこは次の試合に改善できたら」。27日の出番に備え、より精度の高いプレーを誓った。

 2028年のロサンゼルス五輪を目指す大岩剛監督体制のU-22日本代表には、9月のU23アジア杯予選から参加。11月のイングランド遠征を経て、今回が3度目の活動となる。湘南ベルマーレではウイングバックでプレーするが、代表ではウイング起用。「PA近くで受けることが多いので、そこからのクオリティは湘南でやっているときより求められる」。また、両サイドで起用されており、「右は左より苦手なので、右になったときは周りをうまく使っての突破を意識している」と左右差を考えながら、順応を目指している。

 サイドアタッカーが豊富な世代であり、今回もFW横山夢樹(今治→C大阪)やFW齋藤俊輔(水戸)を筆頭に、J屈指のドリブラーが揃う。石橋は「自分は結果をまったく出せていないので」と謙虚ながらも「いい刺激になっている。ドリブルを得意としているので、そこだけは負けたくない気持ちでやっている」と力を込めた。

 プロ初年度の2025シーズンは、残留争いという苦しいチーム状況の中で少しずつ出番を増やした。J1第18節・アルビレックス新潟戦でJリーグデビューを飾ると、10試合に出場した。「最初のほうは全然、もうまったく通用しなかった。だけど、腐らずに徐々にやってきた。代表も縁がなかった状態だったけど、今は選ばれている。本当に成長できた一年」と振り返った。

 J2降格が決まり、石橋を指導した山口智監督は退任。直後にはその育成力が買われ、U-18日本代表の監督に就任した。代表活動を続けていくなかでの再会の予感に、石橋も「また話せたら」と笑顔。「守備の意識をめちゃくちゃ言われてきた。高校と比べると、そこはめっちゃ成長できたと思う。最初が智さんでよかった」と、感謝の言葉を口にした。

 自身も予選突破に貢献した来年1月のU23アジア杯にはこだわりをのぞかせる。「本当に行きたい。行くことによって今後も変わってくる。メンバーに選ばれるように、明日の試合もがんばりたい」。違いを見せるプレーで、日の丸定着を狙うつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

●AFC U23アジアカップ2026特集
石川祐介
Text by 石川祐介

「ゲキサカ」ショート動画

TOP