昨年のU-17W杯8強から3か月、U-17日本代表は“自分事”として世界の戦いを意識。個の力と組織力の両方を持って「アクションフットボール」に挑戦
U-17日本代表の指揮を執る
2026年のU17アジアカップ(5月)、U-17ワールドカップを目指すU-17日本代表が、17日から今年初となる合宿を広島県内で行っている。20日から23日に「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」に出場し、U-17タジキスタン代表、広島県高校選抜、広島ユースと対戦。「まずはワールドカップの切符を取らなければならない。もちろん、アジアで結果出さなきゃいけない。優勝含めてっていうための1個目の準備」(小野信義監督)という活動だ。
18日午前はDF・GK、MF・FWにそれぞれ分かれて、クロス対応や崩しからのシュートといったポジション練習、また、全体でスローインやFK、CK、PKのセットプレーの攻防、30m走測定などを行った。勝負をかけて実施したCK対決ではMF舘美駿(修徳高)がクロスバー直撃の右足ミドルを放ち、跳ね返りをCB熊田佳斗(大宮)が押し込んで盛り上がるシーンもあった。
昨年11月のU-17ワールドカップで1歳年上の世代がベスト8進出。今年は2009年以降生まれの選手たちが、ベスト4、ファイナリスト、そして世界一にチャレンジする。小野監督は「自分たちがチャレンジする年だっていうのは、選手も凄く理解というか、選手自身もそう思っているのが凄く伝わる」と説明する。
今回のU-17日本代表メンバーには、CB元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)、MF和田武士(浦和)とU-17ワールドカップ経験者がおり、怪我で同大会不参加だったMF北原槙(FC東京)も上の世代の空気を知っている選手だ。彼らが同世代の選手に経験を伝えていることもあって、メンバーはU-17ワールドカップを“自分事”として意識しているようだ。
U-17日本代表が掲げているのは、「アクションフットボール」だ。小野監督は「自分たちは『アクションフットボールをやるよ』っていうところで、要は守備もちろん頑張るけれど、自分たちから仕掛けていくような展開ができないと、ほんと世界のチャンピオンになれない。逆に日本人の良さでもある我慢して一刺しを狙うとか両方できないと最後チャンピオンにはなれないからっていうところでは、守備をしっかりしながらも、自分たちが相手を壊すための攻撃をやっていけるようにっていう話はずっとしています」。指揮官は昨年のU-17ワールドカップでU-17日本代表に帯同。世界で勝つためには、優勝したポルトガルのように個の力と組織力の両方が必要だと考えている。
U-17ワールドカップの準決勝や決勝でゴールを決めるような個の力は、日本にまだ足りてない部分だと分析。だからこそ、「最後のペナルティエリア周辺の個っていうところはもっと出さないといけない」。周囲に頼りすぎるのではなく、自分で決める、守る力は必要。合宿初日(17日)はその部分を発揮しようとする選手が多く、小野監督は「意識高くやってくれているなっていうのが今のところの感想です」と語った。
また、小野監督は「久保建英選手がU-17のワールドカップ出た時に戦った対戦相手たちが、10年後の今も同じように世界で一緒に戦っている。だからそのような経験をすることが凄く大事と話してくれて、今回そういう話もしたんですけど、モチベーションはみんな高いです」と頷く。U-17世代はいずれもすでにプロ契約している元砂や和田、北原、熊田、今回不在のMF長南開史(柏U-18)に加え、MF星宗介(尚志高)ら新戦力候補、DF竹内悠三(名古屋U-15)らU-16世代の突き上げもある。世界で輝く経験をして数年後にA代表で躍動できるように、まずは広島で意識高く成長と勝利を目指す。






(取材・文 吉田太郎)
18日午前はDF・GK、MF・FWにそれぞれ分かれて、クロス対応や崩しからのシュートといったポジション練習、また、全体でスローインやFK、CK、PKのセットプレーの攻防、30m走測定などを行った。勝負をかけて実施したCK対決ではMF舘美駿(修徳高)がクロスバー直撃の右足ミドルを放ち、跳ね返りをCB熊田佳斗(大宮)が押し込んで盛り上がるシーンもあった。
昨年11月のU-17ワールドカップで1歳年上の世代がベスト8進出。今年は2009年以降生まれの選手たちが、ベスト4、ファイナリスト、そして世界一にチャレンジする。小野監督は「自分たちがチャレンジする年だっていうのは、選手も凄く理解というか、選手自身もそう思っているのが凄く伝わる」と説明する。
今回のU-17日本代表メンバーには、CB元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)、MF和田武士(浦和)とU-17ワールドカップ経験者がおり、怪我で同大会不参加だったMF北原槙(FC東京)も上の世代の空気を知っている選手だ。彼らが同世代の選手に経験を伝えていることもあって、メンバーはU-17ワールドカップを“自分事”として意識しているようだ。
U-17日本代表が掲げているのは、「アクションフットボール」だ。小野監督は「自分たちは『アクションフットボールをやるよ』っていうところで、要は守備もちろん頑張るけれど、自分たちから仕掛けていくような展開ができないと、ほんと世界のチャンピオンになれない。逆に日本人の良さでもある我慢して一刺しを狙うとか両方できないと最後チャンピオンにはなれないからっていうところでは、守備をしっかりしながらも、自分たちが相手を壊すための攻撃をやっていけるようにっていう話はずっとしています」。指揮官は昨年のU-17ワールドカップでU-17日本代表に帯同。世界で勝つためには、優勝したポルトガルのように個の力と組織力の両方が必要だと考えている。
U-17ワールドカップの準決勝や決勝でゴールを決めるような個の力は、日本にまだ足りてない部分だと分析。だからこそ、「最後のペナルティエリア周辺の個っていうところはもっと出さないといけない」。周囲に頼りすぎるのではなく、自分で決める、守る力は必要。合宿初日(17日)はその部分を発揮しようとする選手が多く、小野監督は「意識高くやってくれているなっていうのが今のところの感想です」と語った。
また、小野監督は「久保建英選手がU-17のワールドカップ出た時に戦った対戦相手たちが、10年後の今も同じように世界で一緒に戦っている。だからそのような経験をすることが凄く大事と話してくれて、今回そういう話もしたんですけど、モチベーションはみんな高いです」と頷く。U-17世代はいずれもすでにプロ契約している元砂や和田、北原、熊田、今回不在のMF長南開史(柏U-18)に加え、MF星宗介(尚志高)ら新戦力候補、DF竹内悠三(名古屋U-15)らU-16世代の突き上げもある。世界で輝く経験をして数年後にA代表で躍動できるように、まずは広島で意識高く成長と勝利を目指す。


U-17ワールドカップ経験者のMF和田武士(浦和)


セットプレー練習で初招集のMF舘美駿(修徳高)が右足ミドルを放つ


DF熊田佳斗(大宮)がセットプレー練習でゴールを決め、咆哮
(取材・文 吉田太郎)


