[MOM5416]U-17日本代表MF里見汰福(神戸U-18/1年)_追加招集の反骨心も力に。随所で技術力を発揮し、2アシスト
U-17日本代表MF
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.22 Balcom BMW CUP 広島県高校選抜U-17 0-3 U-17日本代表 広島一球]
追加招集の技巧派が評価を変える。U-17日本代表MF里見汰福(神戸U-18)は、インサイドハーフのポジションで先発すると、随所で技術力を発揮。攻撃に流れをもたらすと同時にチャンスに係わり、2アシストを記録した。
「自分は足元のボールの扱い方とかが得意」という里見は、狭い局面でもボールを引き出してビルドアップや崩しに関与。ワンツーなどで上手く周囲を活用しながら、強い姿勢でゴールを目指していた。
前半19分には味方の左クロスがPAでカットされたが、出力を持って奪い返し、そのまま左足を振り抜いた。「この遠征が始まってから、(監督の小野)信義さんにゴール前の出力っていうか、入っていくところを意識しろって言われていたんで、左足は(ゴールカバーした)相手に止められたんですけど、パワー持って入ってシュートまで行けたのは良かった」。34分にもPA外側のこぼれ球を回収して右足シュート。1人でシュート4本を放った。
里見は「今回、追加招集っていうことだったんで、絶対、結果っていうのは出さないといけない」。後半にはマンマークを上手く外して受けようとしていたが、ボールが届かず。無得点に終わった。だが、存在感のある動き。前からの守備で味方のシュートシーンを創出したほか、2つのアシストを記録した。
0-0の後半2分、里見は左サイドからのFKを左WBエゼモクェ・チメヅェ海(C大阪U-18)の頭に合わせて先制アシスト。「自分は言われたところに蹴るってだけだったんですが、メヅェが結構いい合わせ方してくれたんで、いいアシストをつけてくれた」と感謝する。
また、1-0で迎えた後半32分には、MF北原槙(FC東京)の右足シュートのこぼれ球に反応。DFとのデュエルを制し、1タッチで後方に繋ぐ。これをFW立野京弥(昌平高)が決め、2-0となった。
里見は「ホンマにこぼれ狙ってて『来た!』と思いました。相手がちょっと先に来て、でも自分で回収して打とうと思ったんですけど、(立野)京弥の方がいい状態やったんで出した方がいいかなと思ってアシストに変えました」と説明。本人は「得点を取れれば(苦笑)」と満足はしていなかったものの、自身のプレーに及第点を与えていた。
これまで上の世代でプレーすることが多く、中学1年時に神戸U-15の全日本ユース(U-15)選手権優勝に貢献した。中学2年時に1歳年上のU-15日本代表に初招集。そして、中学3年時には神戸U-18の一員としてプレミアリーグWESTで11試合に出場し、2得点をマークしている。
攻撃的なポジションに加え、ボランチでも特長を発揮できる器用さの持ち主。2009年生まれ世代の代表チームでは中心的存在の一人になっていた。昨年はU-16日本代表のフランス遠征、インターナショナルドリームカップ、中国遠征、ウズベキスタン遠征でいずれも10番を背負い、ゲームキャプテンを務める試合も。だが、「バランス取る方が優先してしまった」と反省するウズベキスタン遠征後の活動は招集されず、今回の広島合宿も当初発表されたリストにその名はなかった。
怪我のMF三井寺眞(FCフォーリクラッセ仙台→横浜FMユース)に代わる形で追加招集。悔しい思いはあるが、「切り替えて自分がやるべきことっていうか、次の代表に追加招集じゃなく残っていけるように前向きに捉えてやっていこうとはずっと遠征前から思っています」。18日の練習試合で1ゴールを記録。20日のU-17タジキスタン代表戦では交代出場でチームを活性化し、広島県高校選抜戦でも結果を残してアピールしている。
今年は神戸U-18で結果を残し、神戸トップチームデビューにも再挑戦する。昨年は高校1年生ながらAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で2度のベンチ入り。だが、出場機会を掴めず、開幕から先発を務めていた神戸U-18でもシーズン終盤に出場時間を減らした。
「去年のうちに(トップチーム)デビューっていう目標でした。そこは達成できなかったので自分のせいっていうか、自分がもっと成長に向かって貪欲にやってればもっと上に上がれたと思うんで、今年はもっと慢心せずにやっていきたい」
U-18チームのプレミアリーグファイナルに出られなかったことも「自分の責任」だという。それだけに、「今年は1個学年が上がって、もっと責任感とか持ってやっていきたい」。神戸U-18の活躍がトップチームに繫がることは確か。課題だというゴール前の質やランニングを改善してゴール、アシストを量産する意気込みだ。
現在、U-17日本代表では追加招集となった反骨心も持って活躍中。「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」最終節の広島ユース戦でも結果を残し、評価を勝ち取る。そして、U17アジアカップ優勝と神戸U-18の先輩MF瀬口大翔(現・神戸)が活躍したU-17ワールドカップでの優勝に挑戦。U-17日本代表の中心選手として勝利をもたらし、神戸でも目標を達成する。




(取材・文 吉田太郎)
[2.22 Balcom BMW CUP 広島県高校選抜U-17 0-3 U-17日本代表 広島一球]
追加招集の技巧派が評価を変える。U-17日本代表MF里見汰福(神戸U-18)は、インサイドハーフのポジションで先発すると、随所で技術力を発揮。攻撃に流れをもたらすと同時にチャンスに係わり、2アシストを記録した。
「自分は足元のボールの扱い方とかが得意」という里見は、狭い局面でもボールを引き出してビルドアップや崩しに関与。ワンツーなどで上手く周囲を活用しながら、強い姿勢でゴールを目指していた。
前半19分には味方の左クロスがPAでカットされたが、出力を持って奪い返し、そのまま左足を振り抜いた。「この遠征が始まってから、(監督の小野)信義さんにゴール前の出力っていうか、入っていくところを意識しろって言われていたんで、左足は(ゴールカバーした)相手に止められたんですけど、パワー持って入ってシュートまで行けたのは良かった」。34分にもPA外側のこぼれ球を回収して右足シュート。1人でシュート4本を放った。
里見は「今回、追加招集っていうことだったんで、絶対、結果っていうのは出さないといけない」。後半にはマンマークを上手く外して受けようとしていたが、ボールが届かず。無得点に終わった。だが、存在感のある動き。前からの守備で味方のシュートシーンを創出したほか、2つのアシストを記録した。
0-0の後半2分、里見は左サイドからのFKを左WBエゼモクェ・チメヅェ海(C大阪U-18)の頭に合わせて先制アシスト。「自分は言われたところに蹴るってだけだったんですが、メヅェが結構いい合わせ方してくれたんで、いいアシストをつけてくれた」と感謝する。
また、1-0で迎えた後半32分には、MF北原槙(FC東京)の右足シュートのこぼれ球に反応。DFとのデュエルを制し、1タッチで後方に繋ぐ。これをFW立野京弥(昌平高)が決め、2-0となった。
里見は「ホンマにこぼれ狙ってて『来た!』と思いました。相手がちょっと先に来て、でも自分で回収して打とうと思ったんですけど、(立野)京弥の方がいい状態やったんで出した方がいいかなと思ってアシストに変えました」と説明。本人は「得点を取れれば(苦笑)」と満足はしていなかったものの、自身のプレーに及第点を与えていた。
これまで上の世代でプレーすることが多く、中学1年時に神戸U-15の全日本ユース(U-15)選手権優勝に貢献した。中学2年時に1歳年上のU-15日本代表に初招集。そして、中学3年時には神戸U-18の一員としてプレミアリーグWESTで11試合に出場し、2得点をマークしている。
攻撃的なポジションに加え、ボランチでも特長を発揮できる器用さの持ち主。2009年生まれ世代の代表チームでは中心的存在の一人になっていた。昨年はU-16日本代表のフランス遠征、インターナショナルドリームカップ、中国遠征、ウズベキスタン遠征でいずれも10番を背負い、ゲームキャプテンを務める試合も。だが、「バランス取る方が優先してしまった」と反省するウズベキスタン遠征後の活動は招集されず、今回の広島合宿も当初発表されたリストにその名はなかった。
怪我のMF三井寺眞(FCフォーリクラッセ仙台→横浜FMユース)に代わる形で追加招集。悔しい思いはあるが、「切り替えて自分がやるべきことっていうか、次の代表に追加招集じゃなく残っていけるように前向きに捉えてやっていこうとはずっと遠征前から思っています」。18日の練習試合で1ゴールを記録。20日のU-17タジキスタン代表戦では交代出場でチームを活性化し、広島県高校選抜戦でも結果を残してアピールしている。
今年は神戸U-18で結果を残し、神戸トップチームデビューにも再挑戦する。昨年は高校1年生ながらAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で2度のベンチ入り。だが、出場機会を掴めず、開幕から先発を務めていた神戸U-18でもシーズン終盤に出場時間を減らした。
「去年のうちに(トップチーム)デビューっていう目標でした。そこは達成できなかったので自分のせいっていうか、自分がもっと成長に向かって貪欲にやってればもっと上に上がれたと思うんで、今年はもっと慢心せずにやっていきたい」
U-18チームのプレミアリーグファイナルに出られなかったことも「自分の責任」だという。それだけに、「今年は1個学年が上がって、もっと責任感とか持ってやっていきたい」。神戸U-18の活躍がトップチームに繫がることは確か。課題だというゴール前の質やランニングを改善してゴール、アシストを量産する意気込みだ。
現在、U-17日本代表では追加招集となった反骨心も持って活躍中。「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」最終節の広島ユース戦でも結果を残し、評価を勝ち取る。そして、U17アジアカップ優勝と神戸U-18の先輩MF瀬口大翔(現・神戸)が活躍したU-17ワールドカップでの優勝に挑戦。U-17日本代表の中心選手として勝利をもたらし、神戸でも目標を達成する。




(取材・文 吉田太郎)


