「憧れ」と同じ10番を背にU-17日本代表を牽引。MF北原槙(FC東京)がBalcom BMW CUP優勝に貢献し、最後に待望のゴール
MF
[2.23 Balcom BMW CUP 広島ユース 0-4 U-17日本代表 広島一球]
U-17日本代表の10番が「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」最終戦で待望のゴール。2009年生まれ世代のエース候補が、結果を残して大会を終えた。
MF北原槙(FC東京)は3-0の後半40+1分、自陣でFW立野京弥(昌平高)がボールを拾うと、一度DF裏へのアクションを起こす。立野が右のMF舘美駿(修徳高)へ繋ぐと、北原は動き直して再びDF背後へ。そこへ絶妙なタイミングで舘美からのスルーパスが通り、北原はGKと1対1になった。最後は冷静にゴール左へ右足シュート。そして、「めちゃくちゃ嬉しかった」と両手を突き上げていた。
北原は18日の練習試合(対広島文化学園大/○4-0)で技ありの先制ゴール。今回の広島合宿での対外試合初戦でチームのファーストゴールを決めた。「毎試合結果を残す」と宣言していたアタッカーは、今大会開幕後も抜群の技術力で崩しの中心になっていたが、U-17タジキスタン代表との初戦(20日)はシュート7本を放ちながらも決めることができなかった。
タジキスタンの強度の高い守備に苦戦する選手も多い中、個でも局面を打開。だが、ゴールに見放されてしまっていた。続く広島県選抜U-17戦(22日)は1-0の後半10分から出場すると、32分に連続での切り返しから右足シュートを枠へ飛ばす。これはGKの好守に阻まれたが、立野のゴールに結びついた。
2戦目も無得点に終わったが、チームの勝利が第一。「自分のゴールが大事じゃなくて、チームの勝ちの中で点を決めればいいなって思ってたんで、エゴを出すとか、自分1人でサッカーするわけじゃなくて、流れの中で自分がどっかで決めれればいいと考えていました」。2連勝でチームは最終戦を待たずに優勝を決定。10番は広島ユース戦でもチームのために動いて先制点に係わると、最後までゴールを目指し続け、自身のゴールで大会を締めくくった。
北原は昨年、1歳年上の世代のU-17日本代表入り。今回は自分と同じ2009年生まれ世代のU-17日本代表に招集され、背番号10を託された。「10番って発表された時は凄く嬉しかったし、その中で『やってやろう』って気持ちがあったし、責任っていうものが伴ってくる番号でもあるんで、そういった意味では、今大会、もうちょっと結果は出したかった」と振り返る。それでも、「憧れ」の存在も背負った10番をつけ、中心選手として優勝に導いた。
昨年、15歳7か月22日の史上最年少でJ1デビュー。J1で7試合に出場した北原は世代のトップランナーの一人だ。その北原は「自分がこの代の先頭だと全然思ってないし、いい選手はほんとにたくさんいるし、プロ契約もしてる人も全然いるんで、そういった意味では油断できないし、でも背中で引っ張っていければと思っています」という。
自分は謙虚に成長を目指すだけ。中でも「龍ちゃん」と呼ぶ3歳先輩の日本代表MF佐藤龍之介(FC東京)は、北原が背中を追う存在になっている。「意識するというか、憧れだったんで。それが今、初めてチームメイトっていう中でできている。まだまだ叶わないですし、全然。龍ちゃんの方が凄い。一緒に練習もできるし、間近で見れる存在なので、いろんなことを吸収したい」。佐藤と同じチームでプレーできることに感謝し、味の素スタジアムで一緒にプレーしている姿をサポーターに見せたいという思いも持っている。
現在は目標、憧れだが、いずれ「しっかり追い越していきたいです」。北原によると、佐藤はサッカーにおける様々な点でのアベレージが高い。「上手さもだし、自分はあんまり連続した動きだったり、そういうものはまだ持てていないので、そういった意味で、運動量もそうだし、アジリティも高めていきたい」。佐藤は3年前のU17アジアカップでU-17日本代表の10番を背負って優勝。U-17ワールドカップでも輝いたが、ベスト16敗退に終わっている。今年、北原はそれを上回るような結果にチャレンジ。憧れとのトレーニングで多くのことを吸収し、自分の基準を高め、世界で輝いて、その背中に一歩近づく。






(取材・文 吉田太郎)
U-17日本代表の10番が「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」最終戦で待望のゴール。2009年生まれ世代のエース候補が、結果を残して大会を終えた。
MF北原槙(FC東京)は3-0の後半40+1分、自陣でFW立野京弥(昌平高)がボールを拾うと、一度DF裏へのアクションを起こす。立野が右のMF舘美駿(修徳高)へ繋ぐと、北原は動き直して再びDF背後へ。そこへ絶妙なタイミングで舘美からのスルーパスが通り、北原はGKと1対1になった。最後は冷静にゴール左へ右足シュート。そして、「めちゃくちゃ嬉しかった」と両手を突き上げていた。
北原は18日の練習試合(対広島文化学園大/○4-0)で技ありの先制ゴール。今回の広島合宿での対外試合初戦でチームのファーストゴールを決めた。「毎試合結果を残す」と宣言していたアタッカーは、今大会開幕後も抜群の技術力で崩しの中心になっていたが、U-17タジキスタン代表との初戦(20日)はシュート7本を放ちながらも決めることができなかった。
タジキスタンの強度の高い守備に苦戦する選手も多い中、個でも局面を打開。だが、ゴールに見放されてしまっていた。続く広島県選抜U-17戦(22日)は1-0の後半10分から出場すると、32分に連続での切り返しから右足シュートを枠へ飛ばす。これはGKの好守に阻まれたが、立野のゴールに結びついた。
2戦目も無得点に終わったが、チームの勝利が第一。「自分のゴールが大事じゃなくて、チームの勝ちの中で点を決めればいいなって思ってたんで、エゴを出すとか、自分1人でサッカーするわけじゃなくて、流れの中で自分がどっかで決めれればいいと考えていました」。2連勝でチームは最終戦を待たずに優勝を決定。10番は広島ユース戦でもチームのために動いて先制点に係わると、最後までゴールを目指し続け、自身のゴールで大会を締めくくった。
北原は昨年、1歳年上の世代のU-17日本代表入り。今回は自分と同じ2009年生まれ世代のU-17日本代表に招集され、背番号10を託された。「10番って発表された時は凄く嬉しかったし、その中で『やってやろう』って気持ちがあったし、責任っていうものが伴ってくる番号でもあるんで、そういった意味では、今大会、もうちょっと結果は出したかった」と振り返る。それでも、「憧れ」の存在も背負った10番をつけ、中心選手として優勝に導いた。
昨年、15歳7か月22日の史上最年少でJ1デビュー。J1で7試合に出場した北原は世代のトップランナーの一人だ。その北原は「自分がこの代の先頭だと全然思ってないし、いい選手はほんとにたくさんいるし、プロ契約もしてる人も全然いるんで、そういった意味では油断できないし、でも背中で引っ張っていければと思っています」という。
自分は謙虚に成長を目指すだけ。中でも「龍ちゃん」と呼ぶ3歳先輩の日本代表MF佐藤龍之介(FC東京)は、北原が背中を追う存在になっている。「意識するというか、憧れだったんで。それが今、初めてチームメイトっていう中でできている。まだまだ叶わないですし、全然。龍ちゃんの方が凄い。一緒に練習もできるし、間近で見れる存在なので、いろんなことを吸収したい」。佐藤と同じチームでプレーできることに感謝し、味の素スタジアムで一緒にプレーしている姿をサポーターに見せたいという思いも持っている。
現在は目標、憧れだが、いずれ「しっかり追い越していきたいです」。北原によると、佐藤はサッカーにおける様々な点でのアベレージが高い。「上手さもだし、自分はあんまり連続した動きだったり、そういうものはまだ持てていないので、そういった意味で、運動量もそうだし、アジリティも高めていきたい」。佐藤は3年前のU17アジアカップでU-17日本代表の10番を背負って優勝。U-17ワールドカップでも輝いたが、ベスト16敗退に終わっている。今年、北原はそれを上回るような結果にチャレンジ。憧れとのトレーニングで多くのことを吸収し、自分の基準を高め、世界で輝いて、その背中に一歩近づく。




後半40+1分、U-17代表MF北原槙(FC東京)が右足シュートを決めた


今大会初ゴールに北原はガッツポーズ
(取材・文 吉田太郎)


