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U-21日本代表に追加招集…2戦連続弾で勢い乗るワッド・モハメッド・サディキ(岐阜)「絶対に結果を残して9番に定着したい」

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FWワッド・モハメッド・サディキ

 突然の追加招集にも、意欲を燃やす。韓国遠征を行うU-21日本代表は24日、FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄の不参加でFWワッド・モハメッド・サディキ(岐阜)の追加招集を発表。ンワディケの代わりに9番を着けるサディキは、同日の国内練習2日目から参加した。

 23日に追加招集の連絡があったという。「本当に昨日の今日」(サディキ)。オフで出かけた先から帰宅するタイミングで連絡があり、急きょ代表活動に赴いた。昨年にU-20 Jリーグ選抜の香港遠征を経験しており、韓国に出発するためのパスポートも問題なし。無事に24日から練習に加わった。

 代表は2024年10月のU-18日本代表でのスペイン遠征以来。当時のメンバーも多く招集されており、知り合いは多い。また、柏U-18の一学年上の先輩であるDF関富貫太(横浜FM)とは「一個上では一番くらい仲良かった。毎日一緒にいた」という関係性。日体大柏高で2学年上の先輩だったFW古谷柊介(東京国際大/柏内定)とも面識はあったという。

 柏U-18では24年に日本クラブユース選手権、プレミアリーグEASTで得点王“2冠”を獲ったストライカーだ。25年に柏でトップ昇格を果たすと、同シーズンはFC琉球にレンタル移籍。高卒ルーキーとしてJ3リーグで開幕スタメン入りするも、その後は途中出場が続いてリーグ戦12試合無得点という結果に終わっていた。

 しかし、今シーズンの新たな武者修行先であるFC岐阜で輝きを放った。今月15日のJ2・J3百年構想リーグ第6節・福島ユナイテッドFC戦で途中出場すると、その1分後にスピードを生かしたボール奪取からプロ初ゴール。さらに第7節・松本山雅FC戦では加入後初スタメンから2ゴールを奪った。

 直近のブレイクは、代表入りへのアピールでもあった。

「代表復帰したいとは思っていた。(今シーズン)最初は試合もちょっとしか出ていなかったので、今回は無理だろうなと思って。メンバーがこの前に出て、やってやるぞじゃないけど。次の代表で選ばれたいとなったなかでのこの2試合のパフォーマンスだった」。6月の次活動に向けた発奮は、追加招集という思わぬ形で結実。「本当だったらこの海外遠征に行く前からもう得点を取って、一発目で招集されたかったけど……逆にメンバーが決まっちゃって入れなかったというのも、このパフォーマンスにつながった」。自らの力で、再び日の丸を着けることになった。

 187cm83kgの巨躯を持つサディキは、大岩剛監督体制で4-3-3のセンターFWを担当する。自身の役割として、周囲の攻撃を円滑化させるポストプレーや、サイドからのクロスに頭で合わせるところを意識。「自分が点を決めるのが一番の目標だけど、そこだけじゃなくて周りも生かしながら、前で起点を作ることも出していきたい」と力を込めた。

 参考にする選手はFWロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)だという。

「動きは自分のタイプっぽくはないかもしれないけど、ゴール前の動きやクロスの入り方、ゴール前だけじゃなくて、下での作りの部分のプレーも見ている。(アーリング・)ハーランドもけっこう(見ている)。身体能力系みたいになっているかもしれないけど、クロスの入り方や下でのプレーはすごく上手い。その2人は参考にしている」。クロスの入り方は、特に相手CBの同一視野から外れるところを意識。「常にCBがボールとその選手を同時に見れないところに立っている。そういった動きがすごく上手いので参考にしている」と説明した。

 今年1月にU23アジアカップを制した大岩剛監督体制だが、センターFWの得点力向上は求められるところ。サディキはクラブでの勢いのまま、代表での活躍を誓う。「去年もずっと代表に入っていなかったけど、オリンピックはずっと狙っている。そのなかでの今回の招集だったので、絶対に結果を残して9番に定着したい」。目の前に来た大きなチャンスを掴むつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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