beacon

U-21日本代表入りで意欲示す山田海斗、米での武者修行経て神戸デビュー…SB起用にも前向きなプロ2年目192cmCB

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

DF山田海斗

 新たなDFが大岩剛監督体制の“ロス五輪世代”U-21日本代表に加わった。DF山田海斗(神戸)は2024年に参加したU-18日本代表以来となる2年ぶりの代表活動。「結果を求めてここに来たので。チームでもあり、ライバルなので難しいけど、より試合に出て活躍したい」と意欲をのぞかせた。

 192cmの高卒プロ2年目CBはレンタル移籍からの復帰後、神戸でプレータイムを伸ばしている。今年2月にはACLEのリーグステージ突破を決めた第8節でトップチーム初出場を飾ると、同月21日のJ1百年構想リーグWEST第3節・清水エスパルス戦でJリーグデビュー。第4節・アビスパ福岡戦ではフル出場し、勝利にも貢献した。ここまで2度の先発を含め、5試合に出場している。

 代表活動自体は2年ぶりだが、今回のメンバーには知り合いも多いという。2年前のSBSカップで戦ったU-18日本代表の仲間や、ヴィッセル神戸のアカデミー同期のMF岩本悠庵(中京大)、神戸U-15までともにプレーしたMF石橋瀬凪(湘南)といった面々と再会。「こういう代表の場で久しぶりに会えてうれしい」(山田)。日の丸での再スタートに喜びを感じていた。

 今回初参加となる大岩監督体制で定着を目指す。「自分もヴィッセルという強度の高いチームでやっていたので。そういうレベルの高さはヴィッセルもある。そこに驚きはない」。国内練習では、持ち味である後方からの鋭いパスも要所で見せる。韓国での親善試合2試合に向け、国内練習3日間でアピールを続けた。

 昨シーズンは1年間アメリカで過ごした。トップ昇格後、神戸がパートナーシップを結ぶシアトル・サウンダーズのリザーブチーム、タコマ・ディファイアンスへ。「ユースのときに一度練習参加に行っていた。J2やJ3へのレンタルか海外かで、海外に行きたいと」。1年を通して25試合3ゴールという数字を残した。

「(海外は)強さが全然違う。だけど、日本人はプレスの仕方や真面目さがいいところ。海外の選手は自分のしたいプレーをしているところもあるので、難しい部分もあった。でもそれが経験できたのはよかった」。チームのアパートでシェアハウスをしながら、ピッチ内外で多くのことを吸収した1年間。「練習も含めて、海外の選手とできたのは今に生きている。行けてすごくよかった」と振り返った。

 Jリーグの舞台では、負傷者が多いチーム事情で右SBのプレーが続く。それでも「出た場所で自分の強みを出すことは本当に大事」と新境地にも前向きだ。直近のセレッソ大阪戦では先発出場も、対峙したFWチアゴ・アンドラーデの鋭い突破に置き去りにされるシーンも。「めっちゃ速いとはわかっていた。1対1の弱さが出た」と相性の悪さは感じつつも、山田は果敢な守備で奮闘。前半45分での悔しい交代となったが、多くの課題と収穫を得た。

「(SB起用は今後に生きると)全然考えている。勝っているときも、負けているときも、色んな場面でSBで出ているので。監督にとってより使いやすい選手になるためにも大事なことだと思う」

 若手起用のチャンスが多い特別リーグでも、「結果を出さないといけないクラブ」と慢心はない。数多の百戦錬磨がいる神戸で、「若手だからいつまでもミスしているんじゃなくて、チームを引っ張る存在になる」と今シーズンに懸ける思いは強い。「僕や(濱崎)健斗がよりチームの底力を上げるために、このハーフシーズンでしっかり出て、いろいろ経験をして、よりチームの戦力になりたい」と力を込めた。

 元日本代表のベテラン選手が揃う神戸だが、山田はピッチ外での雰囲気について「全然優しい」と印象を明かす。特に、交流が多いのはGK権田修一だという。「本当に細かいところだったり、試合でも練習でも教えてくれる。この代表に行く前にもしっかり代表を楽しんでと言ってくれた。すごく若手を気にしてくれていて。そういった部分でチームにいてくれるのはうれしい」。大先輩から背中を押され、日の丸での活躍を誓う。

 国内3日間のトレーニングを終えたU-21日本代表は、27日のU-21アメリカ代表戦、29日のU-23韓国代表戦を行う韓国へ。「(代表が)初めての人も、けっこう選ばれている人もいる。自分のよさを出して、まずは勝ちにこだわってアピールできたら」。代表ではCBとしての活躍が期待されるなか、2年ぶりの活動で成長の証を示していく。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

「ゲキサカ」ショート動画

TOP