年上世代・韓国相手に1ゴールの結果示した石井久継(湘南)、大岩監督が期待込めて求める高み「まだまだポテンシャルがある」
ゴールを決めたMF
[3.29 国際親善試合 U-21日本 1-2 U-23韓国 天安]
反撃の1点を叩き込んだ。U-21日本代表はU-23韓国代表に1-2で敗戦。2失点を喫したなかで後半35分にMF石井久継(湘南)が1ゴールを挙げた。
年上世代かつ海外組やA代表経験者も招集していた韓国を相手に、日本は序盤から石井を中心に攻撃を作った。それでもチャンスを決め切れないなかで前半34分、後半4分に失点。0-2となった以降に交代枠を使用し、さらに攻勢を強めていった。
後半35分、鮮やかな連係から待望のゴールが生まれた。DF梅木怜が右サイドから縦にパスを出し、裏に抜け出したMF石渡ネルソンが右サイドの深い位置からマイナス気味にグラウンダーのクロス。走り込んだ石井が右足ダイレクトで合わせ、ゴール右隅に突き刺した。
「今まではマイナス(パス)にそのまま走っていくイメージでいたけど、ちょっとファーサイドに膨らみながらタイミングよく入れた。チームとして狙いがあるなかで、ああいうパスが来たので。すごく決めやすかったし、決められてよかった」(石井)
このとき、ベンチではMF名和田我空が出場の準備をしていた。「(自分と)我空が交代しそうな感じだった。僕はもうラストチャンスだと」。石井の予想通り、ゴール直後には名和田と交代。ラストプレーぎりぎりで結果を残してみせた。
試合は1-2で終了し、27日のアメリカ戦(●0-2)に続いて2連敗。キャプテンマークを着けたのはほぼ初めてだという石井は「今日はキャプテンもやらせてもらったし、よりチームを勝たせないといけない責任もあった。自分が交代したときは1-2。あとは中にいる選手に託す思いだったし、まだ満足はしていない」と悔しさをにじませた。
ゴールを含めて違いを見せた試合でもあった。それでも、大岩剛監督は「当然いいプレーだった」と称えつつ、さらなる高みを求めている。
「これは当たり前だよと。当然いいプレーだったけど、あなたにはまだまだポテンシャルがあると。あれが90分続かなきゃいけないし、今日は90分出そうと思っていた。攻守において、あれだけ運動量も多く、スピード感もあって、最後フィニッシュのところに入っていけた。でも、いやいやヒサ普通だよというレベルになりたいねという話」(大岩監督)
石井がプレーした左インサイドハーフは大岩監督体制で肝になるポジションであり、U23アジアカップでは今回A代表に招集されたMF佐藤龍之介が務めていた。今回のU-21日本代表は、海外組や一部の主力が不在のなかで、大岩監督はその言い訳を封じる。
「自分たちもそこ(A代表)を目指しているんだよねと。今回、海外組がいないとか(U23)アジア杯組がいないとか、周りでは言われているかもしれない。だけど、俺たちもやれるということを示さなきゃいけないので。そこにわれわれの基準を持っていかなきゃいけないよね、という話はした」
石井もひとつの手応えを掴みつつ、「自チームに帰ってこの強度でやり続けないといけない」と力を込める。「剛さんも言っていたように、僕たちみんなA代表を目指さないといけない。そこを基準に置いて、一日も無駄にはできないと感じた」。再びクラブに戻り、研鑽の日々を続けていく。
(取材・文 石川祐介)
反撃の1点を叩き込んだ。U-21日本代表はU-23韓国代表に1-2で敗戦。2失点を喫したなかで後半35分にMF石井久継(湘南)が1ゴールを挙げた。
年上世代かつ海外組やA代表経験者も招集していた韓国を相手に、日本は序盤から石井を中心に攻撃を作った。それでもチャンスを決め切れないなかで前半34分、後半4分に失点。0-2となった以降に交代枠を使用し、さらに攻勢を強めていった。
後半35分、鮮やかな連係から待望のゴールが生まれた。DF梅木怜が右サイドから縦にパスを出し、裏に抜け出したMF石渡ネルソンが右サイドの深い位置からマイナス気味にグラウンダーのクロス。走り込んだ石井が右足ダイレクトで合わせ、ゴール右隅に突き刺した。
「今まではマイナス(パス)にそのまま走っていくイメージでいたけど、ちょっとファーサイドに膨らみながらタイミングよく入れた。チームとして狙いがあるなかで、ああいうパスが来たので。すごく決めやすかったし、決められてよかった」(石井)
このとき、ベンチではMF名和田我空が出場の準備をしていた。「(自分と)我空が交代しそうな感じだった。僕はもうラストチャンスだと」。石井の予想通り、ゴール直後には名和田と交代。ラストプレーぎりぎりで結果を残してみせた。
試合は1-2で終了し、27日のアメリカ戦(●0-2)に続いて2連敗。キャプテンマークを着けたのはほぼ初めてだという石井は「今日はキャプテンもやらせてもらったし、よりチームを勝たせないといけない責任もあった。自分が交代したときは1-2。あとは中にいる選手に託す思いだったし、まだ満足はしていない」と悔しさをにじませた。
ゴールを含めて違いを見せた試合でもあった。それでも、大岩剛監督は「当然いいプレーだった」と称えつつ、さらなる高みを求めている。
「これは当たり前だよと。当然いいプレーだったけど、あなたにはまだまだポテンシャルがあると。あれが90分続かなきゃいけないし、今日は90分出そうと思っていた。攻守において、あれだけ運動量も多く、スピード感もあって、最後フィニッシュのところに入っていけた。でも、いやいやヒサ普通だよというレベルになりたいねという話」(大岩監督)
石井がプレーした左インサイドハーフは大岩監督体制で肝になるポジションであり、U23アジアカップでは今回A代表に招集されたMF佐藤龍之介が務めていた。今回のU-21日本代表は、海外組や一部の主力が不在のなかで、大岩監督はその言い訳を封じる。
「自分たちもそこ(A代表)を目指しているんだよねと。今回、海外組がいないとか(U23)アジア杯組がいないとか、周りでは言われているかもしれない。だけど、俺たちもやれるということを示さなきゃいけないので。そこにわれわれの基準を持っていかなきゃいけないよね、という話はした」
石井もひとつの手応えを掴みつつ、「自チームに帰ってこの強度でやり続けないといけない」と力を込める。「剛さんも言っていたように、僕たちみんなA代表を目指さないといけない。そこを基準に置いて、一日も無駄にはできないと感じた」。再びクラブに戻り、研鑽の日々を続けていく。
(取材・文 石川祐介)


