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自分たちの代で世界に挑むU-17日本代表MF北原槙(FC東京)、“10番”の責任示す逆転2ゴール「今日のような活躍は最低限」

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MF北原槙(FC東京)

[4.25 練習試合 U-17日本代表 3-2 日本大 JFA夢フィールド]

 AFC U17アジアカップに臨むU-17日本代表のMF北原槙(FC東京)が日本大との練習試合の後半、1-2のスコアから攻勢の中心を担うと、自ら獲得したPKと鮮やかなループシュートで2得点の大活躍。苦しい時に結果を出す“10番”の仕事を全うし、「チームが劣勢の状態で自分がこうやってゴールを決めることによって自分にもっとボールが集まってくると思うし、頼られる存在になれると思う。そういった意味で今日は最後、自分のゴールでみんなが褒めてくれたので良かった」と微笑んだ。

 対戦相手は関東大学1部リーグ所属の日本大。経験値・フィジカルともに差のある対決となったが、16歳の北原は時間を経ながら高い基準に適応し、劣勢を打ち破るパフォーマンスを見せた。「守備のハメ方が前半はなかなかうまくいっていなかった中でハーフタイムから監督の指示があって、前から行こうという話をもう一度した中で、ボランチも押し上げてくれて前も行きやすくなった」。チームの修正とともに後半はゴール前に顔を出す場面も増え、PK獲得や2ゴールにつなげてみせた。

「自分の今の課題、一番意識してプレーしているところは自分の一番の力をゴール前で使うというところ。もちろん守備のプレスバックは求められているし、やらないといけない部分だけど、今までの自分は守備に行って攻撃に活力を使えないところがあった。今日はいい塩梅まで戻って、そこから攻撃にいいスプリントをかけて前に行けた。多少は良い感覚を掴めたと思う」

 この日の練習試合では8番のトレーニングウェアに身を包んだが、AFC U17アジア杯は背番号10での登録。エースとしての自覚も結果につながっていた。北原は昨年秋のU-17W杯にも追加招集され、飛び級でのメンバー入りを果たしたが、負傷のため大会開幕直前にチームを離脱。世界デビューを目前に涙をのんだ悔しい過去も原動力となっている。

「去年の悔しさがあるのでまずはこのアジア杯で結果を残してW杯に行かないといけない。10番という責任のある番号を任せてもらっているからには今日のような活躍は最低限と言ってもいいようなものだと自分では思っている。信義さん(小野信義監督)からもっとやれるぞという言葉ももらったので、もっともっと監督やいろんな人からの要求を超えて、すごい選手になっていければと思う」

 昨年3月に当時15歳でJ1デビューを飾り、すでにプロ契約も締結している立場。今季のJ1百年構想リーグでは出場機会を得られていないが、国を背負った厳しい戦いもキャリアの糧にしようとしている。

「試合に出たい気持ちは今でもあるし、すごく悔しい思いをしている中でも出られないのにも理由がある。でもこの期間は自分がもう一度成長するチャンスだと思う。そういった意味では代表活動でいろんな場所に行けて、いろんな国に行ってという場があるのはありがたいこと。代表のエンブレムを背負って戦うことへの喜びと責任を持って、そして10番も背負わせてもらっているので、このアジア杯をしっかりと優勝して、W杯につなげられれば」

 飛び級キャリアを歩んできた16歳にとって、待ちに待った“自分たちの代”。エースナンバーと結果への期待を背負い、必勝が宿命づけられたアジアの舞台に挑む。

(取材・文 竹内達也)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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