FC東京で上がった基準、「自分の実力じゃ無理だと思っていた」U-20W杯への距離…尾谷ディヴァインチネドゥが気づきを得た一週間
21日にU-19日本代表候補合宿を終えたFC東京のFW尾谷ディヴァインチネドゥは、24日のJ1百年構想リーグ第12節・水戸ホーリーホック戦でベンチ入り。「代表活動で試合勘も取り戻せた。コンディションも全然悪くなかった」(尾谷)。出番こそなかったが、出場には意欲をのぞかせていた。
来年のU-20ワールドカップ出場を目指す山口智監督体制のU-19日本代表は、国内組のみで19日から21日まで合宿を実施。初めて日の丸を着ける選手もいたなかで、尾谷は昨年末に追加招集で参加したSBS杯以来の招集となった。
19日の練習試合・東京ヴェルディ戦は2トップの一人として90分出場した。「試合勘もないし、ひさしぶりの90分だった。正直きつかった。今の状況だったらFC東京では(プレータイムが)20分とか30分くらいなので、やっぱりもっと練習からあげていかないといけない」。2シーズン前から2種登録としてトップチームに加わり、ルヴァン杯でゴールも記録。プロ初年度となる今季の百年構想リーグでは第3節のリーグデビューから4試合の途中投入で出場時間を伸ばす。初スタメンを目指すなかで、日常的に試合に出る価値を実感した。
一方、21日の関東大学選抜戦はベンチ入りも、メンバーで唯一出場がなかった。前線で怪我人が出ているFC東京が24日の金曜開催で水戸戦を控えていたため、チーム事情を考慮しての欠場だった。尾谷は「正直出たかったという気持ちもある」と本音を明かしつつ、それ以上の感情も抱く。「チームが自分を大事にしてくれていると感じたので……ちょっとうれしかった」。一人の戦力としての扱いに、ほのかな喜びを噛みしめていた。
候補合宿を終えて、尾谷は「Jリーグに出ている選手もいて、そういう選手たちと練習するのは、同い年ならではの刺激があった」と振り返る。その一方で、FC東京のレベルの高さも改めて感じた。「いつもFC東京の選手たちと練習していたから、(候補合宿が)正直レベルが少し低く感じるくらいだった。今の自分は恵まれた環境でサッカーができていると改めて思った」。FC東京ではプレッシャーも強く、ボールロストの回数も多かったという。だが候補合宿ではボールロストも抑えられた。「やっぱりこの(FC東京の)環境は偉大」。J屈指の選手たちとポジション争いをすることで、気づかぬうちに自身の基準も上がっていた。
U-20W杯を目指す戦いは夏以降に加速する。今夏にはU20アジア杯予選、来年3月にはU-20W杯最終予選となるU20アジア杯があり、そこを勝ち抜くことで世界への扉が開く。
「正直、去年の初めはU-20W杯は自分の実力では絶対に無理と思っていた。でも、智監督に呼ばれるようになった。現実的に手の届く位置にはある。もっとがんばって絶対にU-20W杯に行きたい」
U-19日本代表は、北中米W杯へのA代表トレーニングパートナーとしての帯同が決定。同時期にフランスで行われる国際大会モーリスレベロトーナメントにも参加するため、2チームで約40人ほどが招集される見込みだ。「2つに分かれると思うので絶対にどちらかには入りたい。入らないとU-20W杯は現実的に見えてこないと思うので。あと2か月、自チームの活動をもっとやらないと」。キャリアの分岐点にもなり得る活動に、尾谷も目を向ける。
合宿終了時、山口監督から選手たちに「自チームでの活躍を期待している」と伝えられた。尾谷の目標は、水戸戦で豪快なシュートを決めたFWマルセロ・ヒアンだ。「(豪快シュートは)同じFWとしても刺激になる。(ヒアンに)勝たないとスタメンに出られないという現実を突きつけられた。スタメンで出られるように、もっと練習からひたむきにやっていきたい」。FC東京で出番を増やし、同世代での絶対的な存在を目指す。
(取材・文 石川祐介)
来年のU-20ワールドカップ出場を目指す山口智監督体制のU-19日本代表は、国内組のみで19日から21日まで合宿を実施。初めて日の丸を着ける選手もいたなかで、尾谷は昨年末に追加招集で参加したSBS杯以来の招集となった。
19日の練習試合・東京ヴェルディ戦は2トップの一人として90分出場した。「試合勘もないし、ひさしぶりの90分だった。正直きつかった。今の状況だったらFC東京では(プレータイムが)20分とか30分くらいなので、やっぱりもっと練習からあげていかないといけない」。2シーズン前から2種登録としてトップチームに加わり、ルヴァン杯でゴールも記録。プロ初年度となる今季の百年構想リーグでは第3節のリーグデビューから4試合の途中投入で出場時間を伸ばす。初スタメンを目指すなかで、日常的に試合に出る価値を実感した。
一方、21日の関東大学選抜戦はベンチ入りも、メンバーで唯一出場がなかった。前線で怪我人が出ているFC東京が24日の金曜開催で水戸戦を控えていたため、チーム事情を考慮しての欠場だった。尾谷は「正直出たかったという気持ちもある」と本音を明かしつつ、それ以上の感情も抱く。「チームが自分を大事にしてくれていると感じたので……ちょっとうれしかった」。一人の戦力としての扱いに、ほのかな喜びを噛みしめていた。
候補合宿を終えて、尾谷は「Jリーグに出ている選手もいて、そういう選手たちと練習するのは、同い年ならではの刺激があった」と振り返る。その一方で、FC東京のレベルの高さも改めて感じた。「いつもFC東京の選手たちと練習していたから、(候補合宿が)正直レベルが少し低く感じるくらいだった。今の自分は恵まれた環境でサッカーができていると改めて思った」。FC東京ではプレッシャーも強く、ボールロストの回数も多かったという。だが候補合宿ではボールロストも抑えられた。「やっぱりこの(FC東京の)環境は偉大」。J屈指の選手たちとポジション争いをすることで、気づかぬうちに自身の基準も上がっていた。
U-20W杯を目指す戦いは夏以降に加速する。今夏にはU20アジア杯予選、来年3月にはU-20W杯最終予選となるU20アジア杯があり、そこを勝ち抜くことで世界への扉が開く。
「正直、去年の初めはU-20W杯は自分の実力では絶対に無理と思っていた。でも、智監督に呼ばれるようになった。現実的に手の届く位置にはある。もっとがんばって絶対にU-20W杯に行きたい」
U-19日本代表は、北中米W杯へのA代表トレーニングパートナーとしての帯同が決定。同時期にフランスで行われる国際大会モーリスレベロトーナメントにも参加するため、2チームで約40人ほどが招集される見込みだ。「2つに分かれると思うので絶対にどちらかには入りたい。入らないとU-20W杯は現実的に見えてこないと思うので。あと2か月、自チームの活動をもっとやらないと」。キャリアの分岐点にもなり得る活動に、尾谷も目を向ける。
合宿終了時、山口監督から選手たちに「自チームでの活躍を期待している」と伝えられた。尾谷の目標は、水戸戦で豪快なシュートを決めたFWマルセロ・ヒアンだ。「(豪快シュートは)同じFWとしても刺激になる。(ヒアンに)勝たないとスタメンに出られないという現実を突きつけられた。スタメンで出られるように、もっと練習からひたむきにやっていきたい」。FC東京で出番を増やし、同世代での絶対的な存在を目指す。
(取材・文 石川祐介)



