大岩Jで2戦フル出場で連続完封、「福島で試合に出ているからこそ」土屋櫂大が実感する“試合勘”の意味
DF
[9.23 アジア大会GL第3節 日本 3-0 タイ 豊田ス]
試合に出続けることで磨いた感覚が、代表のピッチでも生きている。U-21日本代表DF土屋櫂大(福島)はタイ戦で左CBとして相手の動きを読み、カウンターを冷静に食い止めた。第2節・キルギス戦に続くフル出場で、自身が出場した2試合での無失点に貢献した。
「2試合とも出て、0(失点)で終われたということは本当にポジティブ」。一方、そのなかで前半にパスミスでボールを失った場面を課題として挙げる。「ああいうところで流れが変わる。カウンターのところも本当に1本の隙も与えちゃいけない」。決勝トーナメントに向けて「こんなに甘くない」と気を引き締めた。
前節のキルギス戦では空中戦の強さが光った。相手のフィードを頭で跳ね返し、攻撃のセットプレーでも好機を作った。「前半に1本逸らされちゃったけど、後半を含めてそれ以外は全部勝てていた」。手応えの背景には、今年から期限付き移籍で加入した福島ユナイテッドFCでの経験がある。
「福島でもそういったFWの大きな選手と競り合うことが多いので、そこで勝てている部分が、こちらに来ても自分のプレーに出ていると思う。福島で試合に出ているからこそ、自分が成長できているところ」
川崎フロンターレのアカデミーで育ち、2025年にトップチームへ昇格。同年のJ1第5節・横浜FM戦でプロデビューを果たしたものの、その後も出場機会は限られた。今年からは、川崎Fの先輩で代表のチームメイトでもあるMF大関友翔も経験した福島への武者修行を選択。百年構想リーグもほぼフル稼働し、8月に開幕したJ3リーグでは全試合にフル出場している。
「後ろの選手は試合に出てナンボだと思う」。出場機会を得られなかった時期と現在を比べ、土屋は変化を具体的に語る。「90分の集中力もそうだし、ボールの落下地点の見極めや空間認知など、そういうところは本当に出ていない時と出ている時で研ぎ澄まされる」。以前は競り合いで勝てなかった場面でも競り勝てるようになり、背後を向いた状態でのプレーにも「少し余裕」が生まれたという。
「それを含めて試合勘と言うんだと思う」。福島で積んだ実戦経験を無失点という結果につなげた土屋。3戦全勝でグループリーグを首位通過した日本は、準々決勝で北朝鮮と対戦する。「戦うところは戦って、その中で冷静さを忘れずに」。自身が磨いてきた強さと落ち着きを、次の一戦でも発揮する。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集
試合に出続けることで磨いた感覚が、代表のピッチでも生きている。U-21日本代表DF土屋櫂大(福島)はタイ戦で左CBとして相手の動きを読み、カウンターを冷静に食い止めた。第2節・キルギス戦に続くフル出場で、自身が出場した2試合での無失点に貢献した。
「2試合とも出て、0(失点)で終われたということは本当にポジティブ」。一方、そのなかで前半にパスミスでボールを失った場面を課題として挙げる。「ああいうところで流れが変わる。カウンターのところも本当に1本の隙も与えちゃいけない」。決勝トーナメントに向けて「こんなに甘くない」と気を引き締めた。
前節のキルギス戦では空中戦の強さが光った。相手のフィードを頭で跳ね返し、攻撃のセットプレーでも好機を作った。「前半に1本逸らされちゃったけど、後半を含めてそれ以外は全部勝てていた」。手応えの背景には、今年から期限付き移籍で加入した福島ユナイテッドFCでの経験がある。
「福島でもそういったFWの大きな選手と競り合うことが多いので、そこで勝てている部分が、こちらに来ても自分のプレーに出ていると思う。福島で試合に出ているからこそ、自分が成長できているところ」
川崎フロンターレのアカデミーで育ち、2025年にトップチームへ昇格。同年のJ1第5節・横浜FM戦でプロデビューを果たしたものの、その後も出場機会は限られた。今年からは、川崎Fの先輩で代表のチームメイトでもあるMF大関友翔も経験した福島への武者修行を選択。百年構想リーグもほぼフル稼働し、8月に開幕したJ3リーグでは全試合にフル出場している。
「後ろの選手は試合に出てナンボだと思う」。出場機会を得られなかった時期と現在を比べ、土屋は変化を具体的に語る。「90分の集中力もそうだし、ボールの落下地点の見極めや空間認知など、そういうところは本当に出ていない時と出ている時で研ぎ澄まされる」。以前は競り合いで勝てなかった場面でも競り勝てるようになり、背後を向いた状態でのプレーにも「少し余裕」が生まれたという。
「それを含めて試合勘と言うんだと思う」。福島で積んだ実戦経験を無失点という結果につなげた土屋。3戦全勝でグループリーグを首位通過した日本は、準々決勝で北朝鮮と対戦する。「戦うところは戦って、その中で冷静さを忘れずに」。自身が磨いてきた強さと落ち着きを、次の一戦でも発揮する。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集


