代表戦当日に“川崎Fの憧れ”が引退発表…土屋櫂大が思い返す小林悠という存在「悠さんみたいな選手になりたい」
DF
[9.23 アジア大会GL第3節 日本 3-0 タイ 豊田ス]
U-21日本代表DF土屋櫂大(福島)は23日、アジア競技大会のグループリーグ第3節・タイ戦に先発フル出場し、3-0の勝利に貢献した。その日の午前中には、レンタル元である川崎フロンターレの大先輩FW小林悠の引退会見が行われた。小林は来年1月1日をもって現役を退く。
午後7時半の試合のため、引退会見の配信が始まった午前11時は代表チームの自由時間だった。現在は期限付き移籍で福島ユナイテッドFCに所属する土屋だが、川崎Fにいた頃、小林には「本当によくご飯に連れて行ってくれましたし、めちゃくちゃ良くしてもらっていた」という。
川崎Fのジュニアユース、ユースで育った土屋にとって、小林は長く憧れてきた選手でもある。印象深いプレーを問うと、2017シーズンのJ1第29節・ベガルタ仙台戦を挙げた。J1初優勝に大きく近づく逆転2ゴールは「自分の記憶の中でも本当に明確に残っています」と語った。
昨年のJ1第5節・横浜FM戦では小林が負傷から復帰して先発し、土屋は後半43分から出場してプロデビューを果たした。小林は土屋の出場前に交代しており、同時にピッチに立ったわけではないが、憧れの先輩と同じ試合に出場していた。
その試合では、土屋の出場直後にチームが2失点。当時の取材で小林は、試合後のロッカールームで土屋の背中をさすったことを明かしていた。「たぶん自分で感じるものがあるし、こういう経験をしてどんどん成長していく」(小林)。さらに「本当に楽しみ。これからに期待したい」と後輩の成長を願っていた。
土屋自身も、プロ1年目に小林から受けた支えを覚えている。思うように長所を出せず、「普段止められるボールも止められない」時期があった。それでも小林は、練習のゲームで同じチームになると毎回のようにアドバイスを送り、良いプレーがあれば褒めてくれたという。「そういった本当に些細な部分に素晴らしい人間性が出ているなと思いますし、そこは本当に感謝したいです」と振り返った。
会見を見て、土屋は憧れの選手に直接メッセージを送れることの重みを改めて感じた。「本当だったら他の人に自慢したいですし、自分がメッセージを送れている現実に、本当に光栄なことだなと思いました」と、その存在の大きさに触れる。
会見では、花束を渡したMF脇坂泰斗が涙を流す姿も見た。「チームや川崎のサポーター、そしてチームメイトからも本当に愛されているなと強く感じました」。間近でその背中を見てきた土屋も、小林悠という存在を愛する一人だ。「自分もそういった選手になりたいですし、悠さんみたいな選手になりたいと心から思いました」と語った。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集
U-21日本代表DF土屋櫂大(福島)は23日、アジア競技大会のグループリーグ第3節・タイ戦に先発フル出場し、3-0の勝利に貢献した。その日の午前中には、レンタル元である川崎フロンターレの大先輩FW小林悠の引退会見が行われた。小林は来年1月1日をもって現役を退く。
午後7時半の試合のため、引退会見の配信が始まった午前11時は代表チームの自由時間だった。現在は期限付き移籍で福島ユナイテッドFCに所属する土屋だが、川崎Fにいた頃、小林には「本当によくご飯に連れて行ってくれましたし、めちゃくちゃ良くしてもらっていた」という。
川崎Fのジュニアユース、ユースで育った土屋にとって、小林は長く憧れてきた選手でもある。印象深いプレーを問うと、2017シーズンのJ1第29節・ベガルタ仙台戦を挙げた。J1初優勝に大きく近づく逆転2ゴールは「自分の記憶の中でも本当に明確に残っています」と語った。
昨年のJ1第5節・横浜FM戦では小林が負傷から復帰して先発し、土屋は後半43分から出場してプロデビューを果たした。小林は土屋の出場前に交代しており、同時にピッチに立ったわけではないが、憧れの先輩と同じ試合に出場していた。
その試合では、土屋の出場直後にチームが2失点。当時の取材で小林は、試合後のロッカールームで土屋の背中をさすったことを明かしていた。「たぶん自分で感じるものがあるし、こういう経験をしてどんどん成長していく」(小林)。さらに「本当に楽しみ。これからに期待したい」と後輩の成長を願っていた。
土屋自身も、プロ1年目に小林から受けた支えを覚えている。思うように長所を出せず、「普段止められるボールも止められない」時期があった。それでも小林は、練習のゲームで同じチームになると毎回のようにアドバイスを送り、良いプレーがあれば褒めてくれたという。「そういった本当に些細な部分に素晴らしい人間性が出ているなと思いますし、そこは本当に感謝したいです」と振り返った。
会見を見て、土屋は憧れの選手に直接メッセージを送れることの重みを改めて感じた。「本当だったら他の人に自慢したいですし、自分がメッセージを送れている現実に、本当に光栄なことだなと思いました」と、その存在の大きさに触れる。
会見では、花束を渡したMF脇坂泰斗が涙を流す姿も見た。「チームや川崎のサポーター、そしてチームメイトからも本当に愛されているなと強く感じました」。間近でその背中を見てきた土屋も、小林悠という存在を愛する一人だ。「自分もそういった選手になりたいですし、悠さんみたいな選手になりたいと心から思いました」と語った。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集


