英語メディアの注目も集めたGK鈴木彩艶、アジア杯へ堂々宣言「私たちは彼のためにタイトルを取る」
GK
[10.5 キリン杯決勝 日本 2-1 ニュージーランド 国立]
日本が2-1で勝利したキリン杯ニュージーランド戦後のミックスゾーン。日本メディアの取材対応を終えたGK鈴木彩艶(アストン・ビラ)を今度は英語メディアの記者が止め、熱心に話を聞いていた。
今季からプレーするプレミアリーグでの活躍もあり、海外からも注目を集める日本代表の守護神。その問いかけに彩艶は英語で堂々と答えた。日本代表のGKとしてだけではない。彩艶が世界最高峰のリーグで存在感を高める選手として注目されていることを感じさせる一場面だった。
ニュージーランド戦では1失点を喫したものの、フル出場して2-1の勝利に貢献。日本は4連戦に全勝したうえでキリンカップを制し、欲しかったタイトルを手にした。
「代表チームとして初めてこうしてタイトルを取ることを経験できたことはうれしいですし、アジアカップに向けて良い強化になったと思う」
日本メディアにそう答えた彩艶。その後、場所を移して行われた英語メディアからの質問は、来年1月のアジアカップについてだった。「アジアカップの後は監督が替わるが、それでもアジアカップのモチベーションはあるのか?」という問いに対して彩艶が口にしたのは、森保一監督への強い思いだった。
「私たちは彼(森保監督)のために試合に勝つことを望んでいます。彼の後(に監督が交代すること)は考えていません。ただ彼のためにタイトルを取ることを考えています。彼のためにいい試合をして終えたいと思います」
鈴木にとってアジアカップは成長の分岐点ともいえる大会だ。24年1月、まだA代表経験がほとんどない中で森保監督から正GKに抜てきされた。しかし、チームはベスト8で敗退。自身にとっても大きな試練となった。
それから約3年弱。多くの強豪国と対戦して勝利し、北中米W杯では日本のゴールを守った。今季はプレミアリーグでも経験を積み、守護神としての評価を高めている。その成長を問われるように英語メディアからもアジアカップでの自信を聞かれた。「もちろん」。彩艶はきっぱりとそう言った。
前回大会後、日本は多くの強豪と戦って勝利を重ねてきた。北中米W杯ではブラジルに敗れたものの「また勝つ大きなチャンスがあります」と鈴木。多くの経験を積み重ねた今だからこそ、アジアカップにも「もっと自信を持っていこうと思っています」と語った。
もちろんアジアの頂点への道が簡単ではないことも分かっている。それでも、あの苦い経験を知るGKはもう当時の姿ではない。
森保監督への恩返しともいえるタイトル獲得。そして、北中米W杯で逃したブラジルへのリベンジ。プレミアリーグで世界から注目される守護神は、英語での堂々とした受け答えにも成長をにじませながら、次なる戦いを見据えていた。
(取材・文 矢内由美子)
●AFCアジアカップ2027特集
日本が2-1で勝利したキリン杯ニュージーランド戦後のミックスゾーン。日本メディアの取材対応を終えたGK鈴木彩艶(アストン・ビラ)を今度は英語メディアの記者が止め、熱心に話を聞いていた。
今季からプレーするプレミアリーグでの活躍もあり、海外からも注目を集める日本代表の守護神。その問いかけに彩艶は英語で堂々と答えた。日本代表のGKとしてだけではない。彩艶が世界最高峰のリーグで存在感を高める選手として注目されていることを感じさせる一場面だった。
ニュージーランド戦では1失点を喫したものの、フル出場して2-1の勝利に貢献。日本は4連戦に全勝したうえでキリンカップを制し、欲しかったタイトルを手にした。
「代表チームとして初めてこうしてタイトルを取ることを経験できたことはうれしいですし、アジアカップに向けて良い強化になったと思う」
日本メディアにそう答えた彩艶。その後、場所を移して行われた英語メディアからの質問は、来年1月のアジアカップについてだった。「アジアカップの後は監督が替わるが、それでもアジアカップのモチベーションはあるのか?」という問いに対して彩艶が口にしたのは、森保一監督への強い思いだった。
「私たちは彼(森保監督)のために試合に勝つことを望んでいます。彼の後(に監督が交代すること)は考えていません。ただ彼のためにタイトルを取ることを考えています。彼のためにいい試合をして終えたいと思います」
鈴木にとってアジアカップは成長の分岐点ともいえる大会だ。24年1月、まだA代表経験がほとんどない中で森保監督から正GKに抜てきされた。しかし、チームはベスト8で敗退。自身にとっても大きな試練となった。
それから約3年弱。多くの強豪国と対戦して勝利し、北中米W杯では日本のゴールを守った。今季はプレミアリーグでも経験を積み、守護神としての評価を高めている。その成長を問われるように英語メディアからもアジアカップでの自信を聞かれた。「もちろん」。彩艶はきっぱりとそう言った。
前回大会後、日本は多くの強豪と戦って勝利を重ねてきた。北中米W杯ではブラジルに敗れたものの「また勝つ大きなチャンスがあります」と鈴木。多くの経験を積み重ねた今だからこそ、アジアカップにも「もっと自信を持っていこうと思っています」と語った。
もちろんアジアの頂点への道が簡単ではないことも分かっている。それでも、あの苦い経験を知るGKはもう当時の姿ではない。
森保監督への恩返しともいえるタイトル獲得。そして、北中米W杯で逃したブラジルへのリベンジ。プレミアリーグで世界から注目される守護神は、英語での堂々とした受け答えにも成長をにじませながら、次なる戦いを見据えていた。
(取材・文 矢内由美子)
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