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「悔しく見ていた」U-17W杯へ…DF熊田佳斗(大宮)が候補合宿初日で積極的なコーチング

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DF熊田佳斗(大宮)

 ゲーム形式のメニューも行われたU-17日本代表候補合宿初日、DF熊田佳斗(大宮)が最終ラインからの積極的なコーチングで士気を上げていた。

 高校2年生の熊田は今年1月にRB大宮アルディージャとプロ契約を締結した。中学3年生だった2024年に高校1年生と早生まれの高校2年生が軸となる世代へ飛び級代表招集された経験を持ち、今年4月のU17アジアカップでは4試合に出場して優勝メンバーとなった。

「アジア杯を優勝で終えたメンバーとしてしっかりとW杯も出て、優勝して今年の代表活動を締められたら」。まずはU-17W杯メンバー入りを目指す中、主軸のDF元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)が不在の候補合宿では、早速初日から積極的に声を出してディフェンスリーダーの風格を感じさせていた。

「誰もがW杯メンバーに対して確定しているわけではないし、この短い時間でどうアピールするか。CBとしてまず一番声を出すことを求められると思う。その上でプレーの部分もカッコつけてプレーするのではなく、ガムシャラに泥臭く自分らしさを出してやれた1日だったかなと思う」

 自身にとってはU17アジア杯以来となる代表活動。監督やチームに求められることを優先しながら、強みの配球力や空中戦の強さも発揮してメンバー入りへアピールしていく構えだ。

 4バックの大宮U18では守備範囲を広くすることが求められているといい、自身の課題と捉えながら3バックのU-17日本代表でも同様の意識でプレー。「今日は楔のボールを取れたり取れなかったりだけど、前よりは意識してやれている。スライドもボランチに声をかけながら自分もついていくところを意識できた」と手応えを示した。

 メンバー入りを狙うU-17W杯は「悔しく見ていた」舞台。中学3年時にU-17W杯のアジア1次予選にあたるU17アジア杯予選メンバーに入ったが、翌年の2025年は自身の世代であるU-16日本代表に継続招集される中、U-17日本代表への飛び級招集はなし。「W杯を諦めてはいなかった」とU17アジア杯本大会もしっかり確認していたが、U17アジア杯とU-17W杯を画面越しで見る悔しさは大きかったという。

 ただ、悔しさとともに同じCBのDF藤田明日翔(川崎F U-18)のプレーを参考にするなど、成長の糧にした。自身の世代で迎える今大会へ「試合を見て学べたので、そういったところを活かしてW杯に向けてやっていけたら」と力を込める。

 所属する大宮では今月、前回大会のU-17W杯メンバーであるDFメンディー・サイモン友(流通経済大柏高)の加入内定が発表され、「ライバルがまた増えた」と熊田。競争相手が増える一方、身近に参考になる選手が増えたとも捉えているようだ。熊田は「クラブの方ではトップチームデビューを目標としているので、このW杯でまずはアピールしたい」と意気込み、飛躍を遂げたメンディーのように国際大会で活躍して日常に活かせるように選考争いを勝ち抜く。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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