課題改善に取り組み、“自分の学年”のU-17W杯メンバー争いに参戦。MF梶山蓮翔(FC東京U-18)がクオリティ、強度も出して候補合宿終了
U-17日本代表候補MF
[10.22 練習試合第2戦 U-17日本代表候補 5-0 流通経済大 Jヴィレッジ]
課題と真剣に向き合って改善。目標としてきた場所に食い込み、アピールした。MF梶山蓮翔(FC東京U-18)が、U-17日本代表候補合宿最終日の練習試合2戦目にフル出場。ボランチのポジションで繋ぎ役として存在感を放ち、アシストも記録した。
大学生の鋭いプレッシャーの中でも余裕のあるボールコントロールと配球。ポジショニング良くボールを引き出して前を向くと、相手DFの足を止めてボールを動かす。安定したボールさばきとパスによって攻撃にリズム。時に、相手に身体を当てながら逆側の足でボールを止めて次のプレーに移るなど、センスの高さも随所に発揮してゲームメイクと崩しに係わった。
前半19分には右サイドでMF中島璃久(FC東京U-18)がボールを奪うと、距離の長いスルーパス。これでFW立野京弥(昌平高)が抜け出し、2-0となった。「ちょっと横取りみたいなところにはなっちゃったんですけど、ゴールに繋げられたっていうのは、個人としても、チームとしても大きいかなって思います」と梶山。得意とするスルーパスに加え、PAへ飛び出す動きでも決定機を演出した。
「攻撃の部分でゴールに繋がるパスだったり、ゴールへ繋ぐ仲介役だったりを攻撃では担って、自分の中で最高のパフォーマンスじゃないですけど、結構良いクオリティを出せたと思います」。その梶山は守備面でも奮闘した。
「相手が大学生っていう中で何回かやられる部分っていうのはあったと思うんですけど、奪える部分だったりフィジカル的な部分で全然負けることが少なくて、守備の部分でも結構パフォーマンス的には良い感じだったと思うんで、良いアピールにはなったかなと思います」。自分の力を出し切ってU-17日本代表候補合宿を終えた。
梶山は、昨年12月のU-16日本代表エジプト遠征で課題を痛感。「完全にフィジカルです」。だが、「そこはかなり意識してやってきました。もう半年かけて筋トレやってきて、この間(9月)のフランス遠征でも、まだ瞬発的な、一瞬の部分では負けるっていうか、行かれる部分も多いんですけど、コンタクトだったりはもう互角にやり合える」。エジプト遠征当時から3、4kg増量。この日もフィジカル負けすることはなかった。
意識して強度を向上。また、梶山にとってポジションの変更も大きいようだ。これまでの代表活動はシャドーのポジションが主だったが、9月のU-17日本代表フランス遠征と今回はボランチとしての招集。「ボランチの方がボール触る回数が多いんで、1個下で繋いで前に係わっていく、飛び出しもできるんで、ボランチの方が試合作りながら自分もボール触れるのでボランチが今ハマっています」。ボランチでU-17ワールドカップメンバーに食い込めるだけの力があることを示した。
力の差を見せつけられたというエジプト遠征からの約10か月間で課題を改善。フランス遠征(9月)で今年初めて自分と同じ高校2年生世代のU-17日本代表に入った。2010年早生まれの梶山は1学年下のU-16日本代表では主軸の一人だが、「自分の学年」の代表入り、そして今年のU-17ワールドカップメンバー入りはこだわっていた部分。フランス遠征後のプレミアリーグEAST、U-21リーグでもゴールを決め、今回の合宿でも「良いパフォーマンスを出せたと思う」という合宿にした。
小野信義監督は「次のエネルギーになる」になることも期待し、意図的に9月の新潟遠征やフランス遠征に梶山らU-16世代の選手を積極的に引き上げた。今年のU17アジアカップでチームをU-17ワールドカップ出場権獲得と、優勝へ導いたDF元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)とMF和田武士(浦和)、MF長南開史(柏)は昨年、いずれも16歳でU-17ワールドカップを経験。梶山も今年のU-17ワールドカップを経験し、来年のU-17世代を世界へ導く可能性がある。
梶山は「あとは待つだけだし、呼ばれなくても追加招集だったりがあるから、準備をもっと自分も意識高くやっていきたい」。父・梶山陽平コーチ(FC東京U-18)はU-20ワールドカップや北京五輪に出場。同じく世界を目指す梶山は、この数か月の成長、経験を今後の飛躍に結びつける。






(取材・文 吉田太郎)
●U-17ワールドカップ2026特集
課題と真剣に向き合って改善。目標としてきた場所に食い込み、アピールした。MF梶山蓮翔(FC東京U-18)が、U-17日本代表候補合宿最終日の練習試合2戦目にフル出場。ボランチのポジションで繋ぎ役として存在感を放ち、アシストも記録した。
大学生の鋭いプレッシャーの中でも余裕のあるボールコントロールと配球。ポジショニング良くボールを引き出して前を向くと、相手DFの足を止めてボールを動かす。安定したボールさばきとパスによって攻撃にリズム。時に、相手に身体を当てながら逆側の足でボールを止めて次のプレーに移るなど、センスの高さも随所に発揮してゲームメイクと崩しに係わった。
前半19分には右サイドでMF中島璃久(FC東京U-18)がボールを奪うと、距離の長いスルーパス。これでFW立野京弥(昌平高)が抜け出し、2-0となった。「ちょっと横取りみたいなところにはなっちゃったんですけど、ゴールに繋げられたっていうのは、個人としても、チームとしても大きいかなって思います」と梶山。得意とするスルーパスに加え、PAへ飛び出す動きでも決定機を演出した。
「攻撃の部分でゴールに繋がるパスだったり、ゴールへ繋ぐ仲介役だったりを攻撃では担って、自分の中で最高のパフォーマンスじゃないですけど、結構良いクオリティを出せたと思います」。その梶山は守備面でも奮闘した。
「相手が大学生っていう中で何回かやられる部分っていうのはあったと思うんですけど、奪える部分だったりフィジカル的な部分で全然負けることが少なくて、守備の部分でも結構パフォーマンス的には良い感じだったと思うんで、良いアピールにはなったかなと思います」。自分の力を出し切ってU-17日本代表候補合宿を終えた。
梶山は、昨年12月のU-16日本代表エジプト遠征で課題を痛感。「完全にフィジカルです」。だが、「そこはかなり意識してやってきました。もう半年かけて筋トレやってきて、この間(9月)のフランス遠征でも、まだ瞬発的な、一瞬の部分では負けるっていうか、行かれる部分も多いんですけど、コンタクトだったりはもう互角にやり合える」。エジプト遠征当時から3、4kg増量。この日もフィジカル負けすることはなかった。
意識して強度を向上。また、梶山にとってポジションの変更も大きいようだ。これまでの代表活動はシャドーのポジションが主だったが、9月のU-17日本代表フランス遠征と今回はボランチとしての招集。「ボランチの方がボール触る回数が多いんで、1個下で繋いで前に係わっていく、飛び出しもできるんで、ボランチの方が試合作りながら自分もボール触れるのでボランチが今ハマっています」。ボランチでU-17ワールドカップメンバーに食い込めるだけの力があることを示した。
力の差を見せつけられたというエジプト遠征からの約10か月間で課題を改善。フランス遠征(9月)で今年初めて自分と同じ高校2年生世代のU-17日本代表に入った。2010年早生まれの梶山は1学年下のU-16日本代表では主軸の一人だが、「自分の学年」の代表入り、そして今年のU-17ワールドカップメンバー入りはこだわっていた部分。フランス遠征後のプレミアリーグEAST、U-21リーグでもゴールを決め、今回の合宿でも「良いパフォーマンスを出せたと思う」という合宿にした。
小野信義監督は「次のエネルギーになる」になることも期待し、意図的に9月の新潟遠征やフランス遠征に梶山らU-16世代の選手を積極的に引き上げた。今年のU17アジアカップでチームをU-17ワールドカップ出場権獲得と、優勝へ導いたDF元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)とMF和田武士(浦和)、MF長南開史(柏)は昨年、いずれも16歳でU-17ワールドカップを経験。梶山も今年のU-17ワールドカップを経験し、来年のU-17世代を世界へ導く可能性がある。
梶山は「あとは待つだけだし、呼ばれなくても追加招集だったりがあるから、準備をもっと自分も意識高くやっていきたい」。父・梶山陽平コーチ(FC東京U-18)はU-20ワールドカップや北京五輪に出場。同じく世界を目指す梶山は、この数か月の成長、経験を今後の飛躍に結びつける。






(取材・文 吉田太郎)
●U-17ワールドカップ2026特集


