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横浜FMがリーグ戦7試合ぶりの白星! ACL決勝の無念から4日…A・ロペスのハット含む4発で柏を撃破

FWアンデルソン・ロペス(左)がハット達成

[5.29 J1第9節延期分 横浜FM 4-0 柏 日産ス]

 J1リーグは29日に第9節延期分を行った。横浜F・マリノス柏レイソルの対戦は、横浜FMが4-0で勝利。AFCアジアチャンピオンズリーグ決勝から中3日の試合となったが、リーグ戦7試合ぶりの白星を手にした。

 14位・横浜FMは悲願のACL制覇を果たせず。UAEでの激闘から中3日で今節を迎えた。過酷な日程も先発変更は3人のみ。DFエドゥアルド、MF天野純、FW井上健太を起用した。4-1-2-3の布陣で、GKはポープ・ウィリアム、4バックは左からDF永戸勝也、エドゥアルド、DF上島拓巳、DF松原健。アンカーはMF喜田拓也、インサイドハーフは左がMF渡辺皓太、右が天野。前線3人は左から井上、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウスが並んだ。

 直近の公式戦5試合で3勝2分の無敗を続ける10位・柏は、前節からスタメン2人を変更。脳震とうの影響で欠場のGK松本健太に代わり、今季リーグ初先発のGK守田達弥を起用し、出場停止だったDFジエゴが復帰した。4-4-2の布陣を敷き、GKは守田、4バックは左からジエゴ、DF古賀太陽、DF犬飼智也、DF関根大輝。2ボランチはMF戸嶋祥郎とMF白井永地で、サイドハーフは左がMFマテウス・サヴィオ、右がMF島村拓弥。2トップはFW木下康介とFW細谷真大が入った。[両スタメン&布陣]

 横浜FMは両サイドからの突破でチャンスを作る。前半9分にはY・マテウスが最前線に浮き球パス。反応した渡辺が敵陣に入り込み、マイナス方向へのパスを天野が合わせると、古賀のハンドを誘発する。10分、A・ロペスがPKキッカーを務めて左足シュート。冷静に決め切り、今季7ゴール目で先制点を奪った。

 追いかける展開となった柏だが、その後は冷静にブロックを組んで横浜FMの攻撃を阻む。前半25分には左サイドからの展開で細谷が突破。逆サイドへのパスを収めた島村が左足シュートを放つも、GKポープの正面に収まった。

 前半41分、横浜FMのFKを天野が左足キック。しかし、ゴール枠内をわずかに捉えられず、惜しくもゴール右外のネットに当たった。同44分には追加点。天野が右サイドに展開すると、PA右に入り込んだY・マテウスがPA手前のマイナス方向にパス。待ち構えた永戸が利き足とは逆の右足でコントロールショットを放ち、ゴール右隅に今季2点目を突き刺した。

 2-0のリードで前半を折り返した横浜FMは、ハーフタイムで2枚替え。松原と井上を下げ、DF加藤蓮とFW宮市亮を投入する。柏もジエゴに代えて、DF川口尚紀を出場させた。

 後半も横浜FMが決定機を作る場面が続く。後半10分には最前線へのパスにA・ロペスが反応。折り返したボールをY・マテウスが合わせるも、ボールはクロスバーに直撃した。同14分には接触プレーで負傷したGKポープが途中交代。GK飯倉大樹が出場した。

 後半19分、横浜FMが3点目。PA右手前からY・マテウスが左足キックを放つと、敵陣PA内で混戦となる。最後はA・ロペスが左足を振り抜き、自身2点目で3-0と点差を広げた。

 柏は後半24分に3枚替えを敢行。白井、島村、木下に代えて、MF土屋巧、MF鵜木郁哉、FW武藤雄樹が入った。横浜FMは31分に天野を下げ、FW植中朝日が入る。33分には柏が最後の交代カードを使い、戸嶋からMF熊澤和希が出場した。

 攻勢を強めた柏は武藤を中心に横浜FMのゴールを脅かすが、ネットを揺らすことはできない。横浜FMは終了間際にA・ロペスがハットトリックを達成し、4-0で勝利。リーグ戦7試合ぶりの白星を手にした。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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