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渡邊凌磨スーパーゴールとM・サヴィオ移籍後初弾で2発! 浦和が待望2勝目、清水は終盤に1点返すも今季3敗目

先制点を挙げたMF渡邊凌磨

[4.2 J1第8節 浦和 2-1 清水 埼玉]

 J1リーグは2日に第8節を行った。浦和レッズ清水エスパルスの対戦は、浦和が2-1で勝利。前半4分にMF渡邊凌磨が鋭い弾道の左足ミドルで先制点を決め、後半14分にはMFマテウス・サヴィオが移籍後初ゴールとなる追加点を決めた。後半34分に1点を返されるが、点差を守り切り、今季2勝目を手にした。

 浦和はいまだ1勝のみで、前節・セレッソ大阪戦(△1-1)は辛くも追いついて勝ち点1を手にした。前節から先発を3人変え、渡邊がスタメン復帰、MF松尾佑介とDF石原広教が今季初スタメンとなった。清水は快勝した前節・湘南ベルマーレ戦(○3-0)から前線3人を変更。FWアフメド・アフメドフが初スタメンで、MF西原源樹とMF中原輝は先発復帰となった。[両スタメン&布陣]

 前半4分、浦和がスーパーゴールで先制点を奪う。右サイドからM・サヴィオがカットインし、中央に折り返しのパス。渡邊がPA手前で収め、即座に左足を一閃する。ゴール左隅に突き刺し、2試合連続ゴールとなる今季2点目を沈めた。

 その後は清水がボールを持つ時間が続くが、浦和は冷静に待ち構える。MF安居海渡が鋭いカウンターで反撃を狙った。清水は敵陣まで近づく回数は少なく、パスミスの回数は増加。前半終了間際に西原が左サイド際から1対1を仕掛けるも、クロスは味方に合わなかった。

 前半は浦和が1-0のリードで後半に折り返した。ハーフタイムで清水は3枚替え。1トップ2シャドーを前節の3人に代え、アフメドフ、西原、中原からFW北川航也、MF乾貴士、古巣対戦となるMF松崎快が投入された。

 後半6分、清水は乾がPA手前から右足ミドルを放つ。だが、GK西川周作の正面に収まった。その後もセットプレーからのチャンスを作るが、決定機とはならない。

 逆に浦和が追加点を挙げる。後半14分、右サイドから石原がクロスを上げると、MF宇野禅斗に逸らされたボールはファーサイドへ。走り込んだM・サヴィオが左足ダイレクトボレーをゴールニアサイドに決め切り、移籍後初ゴールで2-0と点差を広げた。

 清水は失点直後の後半15分に再び交代カードを使う。DF吉田豊を下げ、MFカピシャーバを出場させた。浦和は27分に2枚替え。松尾とM・サヴィオに代えて、MFサミュエル・グスタフソンとMF関根貴大が入る。清水も宇野を下げ、MF矢島慎也が出場した。

 後半32分、清水はサイド攻撃で浦和のゴールを脅かす。MF北爪健吾が右サイドからクロスを松崎がダイレクトシュート。だが、惜しくもゴール外に外れた。浦和はさらに2枚替え。MF松本泰志と渡邊が下がり、MF原口元気がトップ下に、MF大久保智明が右サイドに入った。

 攻勢を強めた清水は後半34分に1点を返す。左CKを矢島が右足で蹴り込むと、ニアサイドのDF高木践がヘディングシュート。一度クロスバーに当たったボールは西川に当たりながらラインを割り、1-2と点差が縮まった。試合終了時点では高木のJ1初ゴールとして記録された。

 試合はそのまま終了し、浦和は2-1で3試合ぶり今季2勝目。清水は2試合ぶり黒星で今季3敗目を喫した。

(取材・文 石川祐介)

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