窮地の横浜FMに再合流…法政大MF松村晃助がJ1残留争い大一番で鬼気迫る15分間出場「自分が起爆剤に」
MF
[6.25 J1第15節延期分 横浜FM 0-3 FC東京]
2点ビハインドで深い停滞感に包まれていた後半35分、横浜F・マリノスの窮地を救うべく投入された法政大MF松村晃助が約15分間の出場で誰よりも鬼気迫る振る舞いを見せ、低迷が続く名門クラブのかすかな光明となった。
法政大3年の松村は4月5日の東京V戦(△0-0)に続き、この日がJ1リーグ戦2試合目の出場。それでも不慣れなJリーグの舞台にも過度な緊張感や気負いは見せず、最下位に沈むクラブを奮起させるべくピッチに立った。
周囲の選手たちは夏場の連戦の疲労からか、はたまた抜け出せない低迷による失望からか、攻守の切り替えもままならない状況だった。しかし、松村はその悪い流れには乗らなかった。「自分がピッチに入った時からただ試合に勝ちたいという気持ちだけでプレーしていたし、まずはこの試合に勝つために自分ができることを全てやろうという思いでピッチに入った」。投入直後から積極的にプレスのスイッチ役を担い、なんとか展開を変える姿勢を打ち出した。
「オフ・ザ・ボールのところで自分が先頭になってプレスに行くところだったり、セカンドボールをマイボールにするところだったり、身体を張ってチームのために動くことが大事だと思っていた」
前回出場した東京V戦後はJ1リーグ戦4試合連続でベンチ入りするも出番がなく、もどかしい思いもあったはずだ。それでも4月下旬から法政大の活動に戻ると、2019年大会以来の天皇杯本選出場に導く快挙を達成。関東大学リーグ2部でも5試合の出場で3勝2分の結果を残し、自ら良い流れを作って横浜FMの活動に戻ってきた。
そこでクラブを離れていた間も、いつも心にはマリノスがあった。
「もちろん法政にいる時もずっとマリノスの試合はチェックしていたし、(チームメートから)いろんな情報も聞いてはいた。こっちに帰ってきた時には本当にこっちに100%捧げて、チームのためにやるだけだと思っていた。合流してそんなに日は経っていないけど、連戦が続いているので、この状況を変えないといけないし、自分が起爆剤になってチームが少しでも良い方向に向けばと……」。待ち望んでいた再合流。空白期間のぶんまで、あふれる思いをピッチでぶつけた。
それでも、求めていた結果には手が届かなかった。悔やんだのは後半41分、同じく躍動感を見せていたMF遠野大弥からのパスを受け、右足でシュートを狙ったが、MF橋本拳人にブロックされた場面。松村はそこまで持ち込んだ奮闘を誇ることもなく、「あそこで決め切れるか決め切れないかが大事。そういうところも突き詰めていきたい」と現実に向き合った。
今後もEAFF E-1選手権による中断期間まではチームに帯同する予定だが、この機会を経験で終わらせるつもりはない。すでにJ1残留圏内まで勝ち点8差と崖っぷちの状況。「ピッチ内で空気を変えられる若い選手の力が大事だと思うので、そういうところに自分がなれるように日々の練習から100%でやって、もっと自分自身も成長してチームの力になれたら」と力強く意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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2点ビハインドで深い停滞感に包まれていた後半35分、横浜F・マリノスの窮地を救うべく投入された法政大MF松村晃助が約15分間の出場で誰よりも鬼気迫る振る舞いを見せ、低迷が続く名門クラブのかすかな光明となった。
法政大3年の松村は4月5日の東京V戦(△0-0)に続き、この日がJ1リーグ戦2試合目の出場。それでも不慣れなJリーグの舞台にも過度な緊張感や気負いは見せず、最下位に沈むクラブを奮起させるべくピッチに立った。
周囲の選手たちは夏場の連戦の疲労からか、はたまた抜け出せない低迷による失望からか、攻守の切り替えもままならない状況だった。しかし、松村はその悪い流れには乗らなかった。「自分がピッチに入った時からただ試合に勝ちたいという気持ちだけでプレーしていたし、まずはこの試合に勝つために自分ができることを全てやろうという思いでピッチに入った」。投入直後から積極的にプレスのスイッチ役を担い、なんとか展開を変える姿勢を打ち出した。
「オフ・ザ・ボールのところで自分が先頭になってプレスに行くところだったり、セカンドボールをマイボールにするところだったり、身体を張ってチームのために動くことが大事だと思っていた」
前回出場した東京V戦後はJ1リーグ戦4試合連続でベンチ入りするも出番がなく、もどかしい思いもあったはずだ。それでも4月下旬から法政大の活動に戻ると、2019年大会以来の天皇杯本選出場に導く快挙を達成。関東大学リーグ2部でも5試合の出場で3勝2分の結果を残し、自ら良い流れを作って横浜FMの活動に戻ってきた。
そこでクラブを離れていた間も、いつも心にはマリノスがあった。
「もちろん法政にいる時もずっとマリノスの試合はチェックしていたし、(チームメートから)いろんな情報も聞いてはいた。こっちに帰ってきた時には本当にこっちに100%捧げて、チームのためにやるだけだと思っていた。合流してそんなに日は経っていないけど、連戦が続いているので、この状況を変えないといけないし、自分が起爆剤になってチームが少しでも良い方向に向けばと……」。待ち望んでいた再合流。空白期間のぶんまで、あふれる思いをピッチでぶつけた。
それでも、求めていた結果には手が届かなかった。悔やんだのは後半41分、同じく躍動感を見せていたMF遠野大弥からのパスを受け、右足でシュートを狙ったが、MF橋本拳人にブロックされた場面。松村はそこまで持ち込んだ奮闘を誇ることもなく、「あそこで決め切れるか決め切れないかが大事。そういうところも突き詰めていきたい」と現実に向き合った。
今後もEAFF E-1選手権による中断期間まではチームに帯同する予定だが、この機会を経験で終わらせるつもりはない。すでにJ1残留圏内まで勝ち点8差と崖っぷちの状況。「ピッチ内で空気を変えられる若い選手の力が大事だと思うので、そういうところに自分がなれるように日々の練習から100%でやって、もっと自分自身も成長してチームの力になれたら」と力強く意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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