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ベルギーに飛び立ったFC東京GK野澤大志ブランドン「厳しいところで戦っていきたい」新天地で抱く新たな“大志”は

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GK野澤大志ブランドン

[6.28 J1第22節 FC東京 2-1 横浜FC 味スタ]

 勝利の余韻を噛みしめながら、海外に旅立った。FC東京のGK野澤大志ブランドンはアントワープ移籍前ラストマッチで勝利に貢献。「熱い試合だった」と喜びを振り返った。

 沖縄出身の野澤は、FC琉球の育成組織を経て、FC東京U-18に加入。2020シーズンにトップ昇格を果たした。その後はスタメン争いに苦戦し、21年途中からいわてグルージャ盛岡に武者修行。同年はJ3リーグ14試合、翌22年は昇格したJ2リーグで22試合と着実に実戦経験を踏んだ。

 23年からFC東京に復帰し、24年からは本格的に守護神として台頭した。同年にはアジアカップメンバーとしてA代表にも招集。その夏にはパリ五輪メンバーとしてフランスで経験値を積んだ。

 順調に成長を遂げた野澤だが、自身のことに関しては「そんな特別な選手でもない」と謙虚。だからこそ、海外でのプレーを望んでいる側面もある。「まだまだ力不足だと思っているし、いざ自分がその立場になると考えると、恐れ多いという気持ちがまず出てくる。でもその次にやっぱりこれからが楽しみ」。率直に今の気持ちを言葉にした。

「GKでヨーロッパにチャレンジするのは、日本人の選手としては簡単なことじゃない。僕もどうなるんだろうとすごく思う」。生まれ育った沖縄から首都・東京でサッカー選手として独り立ちした思いもある。「FC東京は沖縄にいた僕を見つけて、ここまで育ててもらったので本当に感謝です」とその思いを口にした。

 ほどよくマイペースで、ギラギラした野心は見せない。ゴール裏には「大志よ、大志を抱け」というメッセージが書かれた横断幕があったが、「僕はその日その瞬間瞬間で何ができるかやっていくのがスタイル」と野澤なりの“大志”を語る。「もちろん大きいことは期待するけど、行ってどうなるんだろうと本当にサッカーを楽しんで、厳しいところで戦っていきたい」と意欲をのぞかせた。

 サポーターからは来年の北中米W杯を意識して「来年、アメリカで会おう」という横断幕を掲げられた。「まずはベルギーでしっかり戦って、もし代表に選ばれるようになれれば、代表でもしっかり国を背負って戦いたい」。自然体で、野澤らしく、海外挑戦への一歩を踏み出した。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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