名古屋グランパスは9日、フルミネンセ(ブラジル)から期限付き移籍で加入したFWレレが、「25シーズンの公式戦に出場できない」と国際サッカー連盟(FIFA)より回答があったことを発表した。

　6月12日に期限付き移籍加入が発表されたレレだが、同18日に予定されていた移籍加入会見が延期されていた。

　名古屋は、レレがフルミネンセで出場したリオデジャネイロ州選手権が、ブラジルサッカー連盟(CBF)の規定には「FIFAの定める公式戦には該当しない」という条項があるため、移籍手続きを進めてきたという。しかし、最終的にFIFAへの確認を行ったところ、リオデジャネイロ州選手権は「FIFAの定める公式戦に該当する」という回答があったようだ。

　FIFAは選手のシーズン中の移籍に関して、最大3つのクラブに登録できるが、その期間中に2つのクラブでしか公式戦に出場できないという規則で定めている。

　ブラジル1部のフルミネンセから期限付き移籍で加入したレレだが、今年4月よりセアラーSCに期限付き移籍。セアラーSCではリーグ戦などに出場しているが、フルミネンセでは今年1月と2月のリオデジャネイロ州選手権に数分間出場したのみだった。

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