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20人のU-15 Jリーグ選抜で唯一の代表組…“飛び級世代”で日の丸背負うDF竹内悠三、腕章巻いて充実の完封勝利

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DF竹内悠三(名古屋U-15)

[7.29 Jアカデミーマッチ U-15 J選抜 1-0 リバプールU15 味フィ西]

 U-15 Jリーグ選抜で唯一の世代別代表経験者であり、飛び級のU-16日本代表メンバー。腕章を託されたDF竹内悠三(名古屋U-15)が高温多湿の過酷コンディションでフル出場して完封勝利を導いた。

 今回のU-15 Jリーグ選抜20人にU-15日本代表組は不在で、2月の候補合宿に参加した選手も4人のみという「Jリーグの狙いとしてはまだ(代表に)入っていない子たちに刺激を与える」(川井健太監督)編成になっている。その一方、竹内は2月のU-16日本代表ポルトガル遠征メンバーに選出されると、4月はフランス遠征に、7月には中国遠征に飛び級で招集。先輩たちとともにドイツら強豪国との対戦を経験してきた。

 そうした存在に「彼だけは1つ上の代表に入っていたという情報も少し聞きましたし、日常の顔つきであったり、周りとのコミュニケーションの取り方もやはり経験があるんでしょうね。上手かった」と川井監督。リバプールU15との2連戦を行うチームで、竹内をキャプテンに選出した。

 竹内は「言われたときは少しびっくりしました」と振り返りつつ、「キャプテンじゃなくてもチームを引っ張っていこうというふうには思っていた」。その上で責任ある役割を任されたことで「自分が世代別でやってきていることを伝えながら、自分のプレーで引っ張っていけるようなキャプテンにならないといけない」と決意を新たにし、「こういう活動が初めての選手もいると思うので声でも引っ張っていけたら」と振る舞い方も意識した。

 先頭でピッチに入って臨んだリバプールU15戦では、「(代表活動での)海外の経験からしたらスピードとかプレスの強度というのはより集中していかないと」と奮闘。特に前半はキレのある速攻を受ける展開が続くも、無失点を維持していった。また、後半36分には最終ラインからグラウンダー気味のパスを最前線に送ってチャンスメイクするなど、特長の左足のキック精度も随所に発揮して最終ラインからチームを支え続けた。

 試合は1-0の勝利となり、竹内は「無失点で終われたのはひとつ自分の自信にもなりますし、その中で縦パスも何本か通したというのも自信になる」と総括。ただ「後半に体力が落ちてきた中でのパスミスはまだあった」と課題も挙げる。加えて前半にはスライディングタックルを突破されて2対2のピンチになりかけた場面もあり、「対応の仕方を考えないといけないという意味では良い経験だった」と今後に繋げていく姿勢だ。

 もっとも竹内が自信を深めるとともに課題も感じたことは、「これで終わりではないので、この先がすごく大切」と話していた川井監督にとっても大歓迎のことだった。

「良かったと思います。何が良かったかというと、ミスもしましたし良いプレーもありました。ただ、おそらく彼はなぜそうなったかというのを知ることができた。なんとなくやって、なんとなく終わって、なんとなく帰って、なんとなくその後のサッカー人生を送ってもなんとなくで終わるだけなので。そういう意味では、選手全員に『ここで負けるかもしれないけど、何かきっかけを持ち帰りましょう』(と伝えた)というところでは本当に勇気を持って、竹内も先頭に立ってやってくれたと思います」

 U-16日本代表に継続して選出されているからこそ、「海外を見ていかないといけない」(竹内)と基準を高く設定する中で得た大きな経験。竹内は「課題と今日の収穫に向き合ってやっていきたい」と力を込め、まずは31日の第2戦にフォーカスしながら成長を続けていく。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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