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J2優勝&J1初昇格の水戸が異例人事「クラブが次のステージへ進むための決断」森直樹監督が退任してFD就任、後任は樹森大介氏

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森直樹

 水戸ホーリーホックは8日、森直樹監督が退任してフットボールダイレクターに就任することを発表した。新監督に樹森大介氏を招聘することも併せて発表した。

 森氏は昨年5月に監督に就任し、今季はクラブ初のJ2優勝とJ1昇格を成し遂げる手腕を発揮した。異例の監督交代となるが、クラブは同日に西村卓朗GMの契約満了も発表。森監督はクラブを通じて「今、クラブは大きな転換期を迎えています。西村GMより後任を任せたいという話を受け、これまで築き上げてきた『育成』をはじめとする多くの価値を守り、さらに前へと進めていく責任を担うのは自分しかいないと強く感じました。未来を切り拓き、クラブが次のステージへ進むための決断です」と説明した。

 来季から監督を務める樹森氏は2012年から22年まで水戸ホーリーホックユースで監督を務め、23年と24年はトップチームのコーチを担当。今季からアルビレックス新潟の監督に就任するも、J2降格圏に低迷する6月に契約解除となっていた。その後は8月から栃木SCのコーチを務めた。

 以下、両氏のコメント全文

森直樹
「今シーズン、どんな時も熱く、力強く、共に戦い続けてくださったファン・サポーターの皆さま、そして水戸ホーリーホックを支えてくださっているすべての皆さまに、心から感謝申し上げます」

「31年間、苦しい時期の方が多かった中でもクラブを存続させ、前へと進み続けてくれたクラブOBをはじめとする先人の皆さまがいてくださったからこそ、J2優勝・J1昇格を掴み取れたと感じています」

「この1年、選手たちは成長を恐れず、規律と覚悟を持って戦う集団として、『やりきる・走りきる・勝ちきる』の言葉どおり最後まで戦い抜いてくれました。皆さまとともに積み上げてきた時間は、私にとって大切な誇りであり、かけがえのない財産です。本当にありがとうございました」

「そして今、クラブは大きな転換期を迎えています。西村GMより後任を任せたいという話を受け、これまで築き上げてきた『育成』をはじめとする多くの価値を守り、さらに前へと進めていく責任を担うのは自分しかいないと強く感じました。未来を切り拓き、クラブが次のステージへ進むための決断です」

「これまでとは立場が変わりますが、クラブをより強く、戦う集団へと進化させていくという思いに、一切の揺らぎはありません。水戸ホーリーホックが掲げる未来を、必ず実現させます。引き続き、皆さまのお力をお貸しいただければ幸いです。これからも共に、前へ進み続けましょう。よろしくお願いいたします」

樹森大介
「最高の形でJ1昇格を果たした森監督から受け取ったバトンを次へとつなぐために、『やりきる 走りきる 勝ちきる』を体現するチームをつくり、クラブが掲げるさらなる目標に向けて準備を進めてまいります」

「水戸を離れ、アルビレックス新潟、栃木SCでお世話になりました。どちらのクラブでも温かく迎え入れていただき、多くの学びを得ることができました。外へ出てチャレンジをしたことで、水戸ホーリーホックが持つクラブとしての力を、改めて強く実感する機会にもなりました」

「だからこそ、大きな責任と覚悟を持って、クラブに関わるすべての想い、この街の想いを背負い、水戸ホーリーホック初のJ1の舞台に挑みます。水戸ホーリーホックファミリー全員でJ1を戦い抜きましょう!」


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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