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清水FW加藤拓己が松本へ完全移籍、1300文字超メッセージ「ホコリのような役立たずでも…」FW川本梨誉は岐阜へ完全移籍

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清水が発表

 清水エスパルスは23日、FC岐阜へ期限付き移籍しているFW川本梨誉(24)が岐阜へ完全移籍し、SC相模原へ期限付き移籍しているFW加藤拓己松本山雅FCへ完全移籍することを発表した。

 川本は中学年代から清水に所属しており、2020年のトップチーム昇格後は複数のクラブへ期限付き移籍していた。今季はブラウブリッツ秋田でシーズンを始め、7月にレンタル先を岐阜へ変更。J2では3試合無得点、J3では17試合3得点を記録するシーズンになった。

 加藤は22年に早稲田大から加入し、怪我に悩まされる時期が続く中で今季はプロ1年目以来となる相模原へ再び期限付き移籍。J3で21試合2得点を記録した。

 両選手は清水を通じて以下のようにコメントしている。

▽FW川本梨誉
「アカデミー時代を含め12年間本当にありがとうございました。地元のサッカーチームである清水エスパルスでプロサッカー選手をスタート出来たことを嬉しく思いますし、感謝しています。プロとしては6 年間在籍させてもらえて、プレーしたのは1年だけだったのでもっと皆さんの前でプレーしたかったです。特にどんな時も応援し続けてくれた家族、親戚には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「チームは変わりますが活躍してる姿を見せられるように頑張ります。僕はいつまでも清水エスパルスのファンです。出会ってくれた全ての方々に感謝します。岩下さん、久保山さん、平岡さん、篠田さん、伊達さんこの方々がいなかったら今の僕はないと思います。清水エスパルスにきて本当に良かったです。これまで本当にありがとうございました」

▽FW加藤拓己
「清水エスパルスに関わるすべての皆様、エスパルスファミリーのすべての皆様。このたび、松本山雅FC への完全移籍を決断しました。特別指定を含めて5年半もの間、大変お世話になりました。5年半は長かったようでいて、瞬く間に過ぎ去ってしまいました。その間にも、皆様からたくさんの期待や声援をいただきました。その期待に微塵たりとも応えることができず、申し訳ございませんでした」

「思い返しても後悔の念に駆られた日々で、晴れた青空を見ることは一度もありませんでした。恐らく普通では経験できないであろう谷間の日々を過ごしたからこそ、得られたことはたくさんあります。怪我で始まったプロ生活。何度も何度も自分を恨みました。この世に神が存在するのであればどこにいるのかと、自分しかいない部屋に語りかけ、何度も涙を流した日々。この世にサッカーなど存在しなければ、こんなに苦しむことはないのにと、サッカーすらも恨んだ弱い自分との戦い。やっとの思いで眠りにつけば、夢の中で輝く自分とは裏腹に、目を覚ませば絶望の中にいる自分。そんな5 年半を過ごしても、やはり私を救ってくれたのは大好きなサッカーでした。大好きなエスパルスでした」

「ホコリのような役立たずでも、必死に生きれば誇りになると教えてくれたファミリーのみんなでした。私はこの人生で最後の光を見る時も、必ずこのことを思い出します。そんな過酷な日々も、振り返れば幸せな悩みであったと心から思います。プロキャリアをエスパルスで始められたこと。これは加藤拓己、生涯の誇りです」

「私を評価し、エスパルスに招いてくださった大熊前GM、大榎前強化部長。どんな時でも私を必要としてくれた反町GM、内藤強化部長をはじめとする強化部の皆様。必ず良くなると、休みも取らず全力で向き合ってくれたメディカルチームの皆様。常に憧れの存在でいてくれた先輩方。負けたくないと日々思わせてくれた同期。こんな自分を慕ってくれた後輩たち。エスパルスがより良くなるためにと、何時間も意見をぶつけ合ったフロントスタッフの皆様。どんな時でも『加藤なら大丈夫』と励まし続けてくれた光太郎さん、兵働さん。たくさんの愛を注いでくださったエスパルスファミリーの皆様。サッカーを続ける勇気をくれ、誰よりも信じ、背中を押し続けてくれた秋葉監督。こんなにも多くの人と出会えたこと。そんな方々に支えられた私は、紛れもなく幸せ者です」

「エスパルスが静岡の人が静岡の街が何もかもが大好きでした。だからこそ、エスパルスを離れることは、私にとって名状し難い決断でした。しかし、選手としてより一層必要とされる場所でプレーすることは、選手にとって何物にも代えがたい幸せだと感じています。今回の決断を、この先の未来で正解にすることができるのは、自分自身だけです。またいつの日か皆様と会える日を信じ、今この時をもってエンブレムを外します。私を愛してくれてありがとう。私を必要としてくれてありがとう。私を信じてくれてありがとう。これから先もずっと、清水エスパルスのさらなる発展を心から祈っております。5年半、本当にありがとうございました。Tamo junto!!!!!!!!」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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