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指揮官の迷い吹き飛ばす福田湧矢の後半AT弾!東京Vが“恐怖すらおぼえていた柏”を撃破!!

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後半ATのゴールに湧き上がる東京Vサポーター

[2.15 J1百年構想リーグ EAST第2節 柏 1-2 東京V 三協F柏]

 PK戦突入も現実味を帯びていた1-1の後半アディショナルタイム。試合を決めたのは、東京ヴェルディの背番号14だった。

 柏レイソルが自陣で行ったDF杉岡大暉の横パスがMF中川敦瑛に当たると、こぼれ球に反応したFW染野唯月は相手に潰されながらも福田へつなげる。MF福田湧矢はボールをコントロールすると、PA外から迷いなく右足を一閃、クロスバーの下に当たりながらも、ゴールネットを揺らした。

 東京Vサポーターの目の前で決めた一撃に、福田は「すごい気持ちよかった」と笑みをこぼした。

 ミドルレンジからの鮮烈なゴールの背景には、明治安田Jリーグ百年構想リーグ公式試合球「TSUBASA J PRO」の存在もあったという。東福岡高校時代、1学年下のGKの松田亮を「あの人のシュートを受けたら、絶対に手首痛めるんですよ(苦笑)」と驚かせてきた福田の無回転シュートが、この日、炸裂した。

「高校の時のボールってああいう感じで、めっちゃ変化するようなボールだったので、ああいうのをいっぱい出せていた」。福田は新公式試合球を歓迎する。

 8日の第1節・水戸戦では、キャンプで負傷離脱した影響でベンチ外。城福浩監督は、「非常にハードな練習をキャンプ中からしてきた中で、(福田が)離脱を最後にしたので。離脱するのはしょうがないんですけども、ぶっつけ本番で彼(福田)を入れるかどうかは僕の中でもかなり悩みました」と柏戦での福田の起用に逡巡していたという。

「1つは彼(福田)がエクスキューズなしにやれるかということと、もう1つは走り込みを経ずしてピッチに立たしていいのかと。あれだけハードな練習をしてきたんで、それをやれてない選手を立たすべきかっていうのは、僕の中でもある程度のリスクが発生するので、コーチングスタッフ、本人、もちろんメディカルとも話をして、チーム全体としてゴーサインが出せるような方向性を昨日1日で作った」(城福監督)

 ベンチ入りをはたした福田は、1点ビハインドの後半13分に途中出場すると、指揮官の起用に応えて、1得点目につながるFKを獲得、その後、後半アディショナルタイムには自ら試合を決めた。

 この日の勝利で、東京Vは唯一勝ち点を6にのばし、J1百年構想リーグEASTの首位に立った。しかも、対するのは昨年の公式戦4度の対戦で1分3敗と一度も勝てなかった柏だ。特に3連敗を喫した6月の3連戦では、内容でも圧倒されていただけに是が非でも勝利したい相手だった。

「恐怖すらおぼえていたので柏に。そのなかでやり返せたのでよかったです」と、会心の勝利に福田は表情をゆるませた。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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